gachopinフリートーク

オリジナル音楽の配信

なぜ音楽を創るのか?

2000-11-19 21:58:54 | オリジナル曲
 今週はエッ!と驚く事がありました。それは以前インターネット上でお会いしたことのある方が亡くなったことを偶然知ったのです。その人と掲示板等でお話をしたのはちょうど今から1年ちょっと前の9月頃でした。その人は私と同じように自分でオリジナル曲を創作し、ネットを通して発表する活動をしていました。
 マイ・メロディー(注:現在はミュージーという名前に変更になっています)というMP3サイト(以降マイメロと書きます)に私の曲を登録させてもらっているのですが、私はアーティストIDがNo.5でその人はNo.4と一つ違いでほぼ同時期に参加したことになります。ちょうどその参加したての頃に少しお話をしたことがあって、その後は話したことはなかったのですが、ネット上で積極的な活動を展開されていたので名前はよく覚えていたのです。音楽を作ることに対してとても真摯に取り組んでいて自分の作品にはプライドを持って活動しているなという印象を持った覚えがあります。

 先日そのマイメロでその人の訃報の知らせが載っているのを発見しました。同期生が亡くなったような寂しさを感じたと共にとても残念に思いながら、その人が親しくしていたネットミュージシャンのサイトの掲示板を見てみました。最後は入院生活を余儀なくされたようなのですが、驚いたのはなんとその人は昨年の5月に死を覚悟していたというのです。つまり私がその人を知ったのはそれより後であり、死を迎える恐怖と戦いながらもつい最近まで衰えることのない創作活動を続けていたようなのです。

 自分の死が確実に間近に迫っていると知った時に残りの人生をどう生きていこうとするのか。これはそういう状況になってみないと全く分からないことです。無気力になってしまいネガティブな生き方になってしまうか、あるいは自分の本当にやりたい事に全力で取り組むポジティブな生き方が出来るか。どうやらその人は後者であったようです。果たして自分はどうだろう・・・とついつい考えてしまいます。できれば後者でありたいですが。

 思ったのは、オリジナル曲を作って発表するというのはまさしく作者の存在証明でもあるんだということ。作者がいなくなっても作品はずっと残り続ける、それを誰かが聴いて何かを感じる、ということは素晴らしいことだと思うんです。
 なんで音楽を創るのか、という問に対してはクリエイターによって直接的答えはいろいろ違うかもしれませんが、結局は自分の表現したいことを形にしたい、自分自身の主張や思いを形にして伝えたいということではないでしょうか。そんなことが実現できる音楽というのは本当に素晴らしいものだなぁと思います。先日亡くなられたその人も意識的にか無意識にかわからないですが、そういう思いがあって限られた残りの時間で精力的に創作活動をしたのではないかと思うのです。

 自分は幸いに今は健康ですが、この先どんなことがあってもずっと音楽を作り続けていきたいですし、そのマインドだけは捨てることなくやっていきたいと改めて思いました。


世界はいろいろ

2000-11-06 03:08:33 | フリートーク
 今週1週間は仕事でアメリカはボストン、サンフランシスコに出張で行ってきました。土曜出発、翌週日曜帰国、月曜出勤というハードな行程で疲れましたが、しかし時差ボケからか何故かいまこの時間は疲れているのに起きてます(^^;。(月曜AM3:00)

 海外に出張に行くなんざめったにないのでとても面白かったですね。去年ブラジル行った時もそうだったんだけど日本との文化の違いというものを感じるのが面白いです。食事、交通、仕事のやり方、その他もちろん音楽についてもいろんな面でそれは感じました。思ったんだけど、サイズの違いからくる部分は結構多いんじゃないでしょうか。体の大きさ、国土の大きさ、気持ちの大きさ、いろんなものにサイズがありますが向こうはとてもそれらが平均して大きいのではないかと感じた次第です。もちろん「大きいばかりが良いことではない!」というのは言うまでもないことですが。

 それにしても今まで海外行って帰って来る度に必ず感じたことを案の定また経験してしまいました。駅から家まで乗るタクシー。日本のタクシー運転手は運転席に座ったまま後部トランクを自動で開けて荷物は客が入れろという態度です。降りる時もしかり。まぁ大したことじゃないですけど、少しでも多く稼いでチップもらってと必死にやりつつ愛想のいいあちらの運転手とは違うなぁと思ったりして。

あぁ、もう寝なくっちゃ・・・