gachopinフリートーク

オリジナル音楽の配信

旅と音楽1-小樽編

1996-06-19 15:36:09 | オススメ音楽
 この前生まれて初めて北海道へ行ったんですよー。仕事で札幌まで行ってこいと命ぜられ、しかたなく出張してきたのですがラッキーなことに金曜日(^_^)。次の日は休みということで会社の金で行ったのをいいことに土曜日はそのままレンタカー借りて小樽~積丹半島あたりまで足を伸ばしてきました。
 小樽の運河いいですね。風情があって独特のノスタルジックな雰囲気を感じさせてくれます。なんかいい街だなぁ、なんて思いながら運河の周辺を歩いていて感動したのがそこで演奏しているストリートミュージシャン達。バイオリンを弾いている女性ミュージシャン、フォークギターでカントリー系の歌を披露しているミュージシャンもいました。そんな中、テーブルのような台の上に張ってある弦を小さなバチで叩くことで発音する珍しい楽器を演奏しているミュージシャンが私の目を引いたんですよ。素朴でとてもきれいな音出してて自然と心の中に入ってくる感じがたまらなくナチュラルでなんか感動しちゃたんです。その楽器「ダルシマ」というそうです。なんでもペルシャで生まれた打弦楽器・サントゥールがヨーロッパに伝わりダルシマとなったそうで、ピアノの祖先とも言われているんだそうです。
 すっかり感動してしまった私は演奏場所のそばに並べてあったCDをその場ですぐ買ってしまいました。ミュージシャンは「小松崎 健」さんという方で、もちろんご本人演奏のものでタイトルは「I am Dulciman」です。今このCDを聴いてるんですが、アコースティックで美しいメロディーばかり。涙出ちゃうくらいいいアルバムです。自主制作盤のような形態のため町のCD屋では手に入らないようですが、ぜひ多くの人に聴いてもらいたい作品です。ほんといいですよー。


「I am Dulciman / 小松崎 健」
1.おどろきの世界
2.フォックス・ハンター
3.ナシゴレン
4.珠江
5.星のFM
6.昼のワルツ
7.ブラックベリー・ブロッサム
8.ギャロッピング・スプリング
9.バタフライ
10.トワイライト・セレナーデ
11.花畔
12.ドルイドの唄
13.声が聞こえる
14.西方風
15.クローリーズ・リール
16.思い出
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 知らない土地に行くとそこでいろんなものに出会います。今回たまたま出張がてら小樽に行ってみてそこで素晴らしい音楽と出会えてなんかとってもハッピーな気分です(^_^)。音楽ってほんと素晴らしいよね。
 このCDをぜひ聴いてみたいという方いらしたら制作元のコンペイカムパニーに問い合わせてみればなんとかなると思います。参考までにCDに出ていた問い合わせ先です。


KONPEIカムパニー
〒065 札幌市東北区16東1 JACK IN THE BOX内
011-711-7240


愛すべきミュージシャン1・・・『ディック・リー』

1996-06-08 14:55:46 | オススメ音楽
 コラムしょっばな第一弾、とりあえず愛すべきミュージシャンてことで誰にしようかなー...悩んでもしゃーない。やはりアメリカかイギリスか、はたまた入れ込み充分なブラジルか。うーん候補が多すぎてメチャ悩むー。えーいっ面倒くさい、じゃ身近なところでアジアのディック・リーでどうだ!

 てことでシンガポールの天才ミュージシャン「ディック・リー」。この人のポップ感覚は素晴らしいね。私のディック・リーの音楽との出会はもうかれこれ8年前ぐらいになると思う。当時はどういう訳だかワールドミュージックブーム。しかしなんだよなー、ワールドミュージックっていう名前もずいぶんだよな。だって南米やアフリカ、そしてアジアや東欧などの千差万別な様々な音楽を一口にまとめて「ワールドミュージック」だもんね(笑)。まあそれはいいとして、そんなご時勢の中「アジアのめくるめく才能」とかいわれて凄いアルバムを引っさげて登場した。そう「マッド・チャイナマン」(Wea)である。

 最初は半ば金をドブに捨てるつもりで買ったアルバムだった。日本以外のアジアのアルバムが自分のCDライブラリに並ぶのも幅が広くなっていいかな、ぐらいの気持ちであった。し、しかし...凄い。まったく凄いミラクルな宝石箱のようなアルバムであったのだ。しかも高級宝石でなくちょっと安めのややイミテーション混じりな感じがまたいいのだ(^^;)。おそろしいほどのごちゃまぜミックスジュースなアルバムである。アメリカのポップミュージックの要素、純アジア的な旋律、溢れ出るユーモアのセンス、打込の多用などすべてが見事に混ざり合い見事に調和している。じつは今聴けば使っている音などはちょっと安っぽい感じもしなくはない。例えば懐かしいヤマハのリズムマシンの鋭器RX7に入っていて、楽器マニアなら誰もが聞いたことのあるあの「ヘイ!」やピストル音をそのまま何の恥ずかしげもなく使っている。しかしそのダサさがなぜか格好良くもあるんですよ、これが。やはり音楽はいかにメロディー、ハーモニー、リズムの組み合わせを楽しませてくれるかであり、それらを実現する為の各楽器音のクオリティーとかって二次的なものなんだよね、きっと。もちろん音がいいに越したことはないけどさ。
 ということでこのシンガポールの怪人ディック・リー。話に聞いたところによるとシンガポールというのはプロのミュージシャンが社会的に存在しなかったらしい。そんな土壌の中から出てきたなんてますますスゲー奴だなんて思っちゃうよなー。

 では私の所有する彼のアルバムを参考までにご紹介するざんす。

1.WHEN I PLAY / DICK LEE

 これはマッドチャイナマンでブレイクする前のシンガポール国内で出された曲を集めたアルバムみたい。マッドチャイナマン以降の斬新で革新的なサウンドではないが非常にオーソドックスなアレンジを中心としたメロディーのきれいないい曲揃い。
 The children of the world, Suriram などがお勧め曲かな。

2.THE MAD CHINA MAN / DICK LEE

 本文でもふれた通りのメチャかっこいいアルバム。いろんな音楽をぎっしり詰め込んで混ぜ合わせた結果それが彼独特のオリジナルなものになっているという...ミックスミュージックていえばいいのかな、よくわからん。
 お勧めはもう全部といいたいけど特に The ding dong song, Mustapha, Wo wo ni ni あたりでしょうかね。

3.ASIA MAJOR / DICK LEE

 アジア人としてのアイデンティティーを更に追求した姿勢がタイトルにも現れてるという感じかな。全体としてはなんかちょっと暗めな印象を私は持ってしまうんだけどなんでだろうな。マイナー調の曲が多いからかな。一曲一曲はアイディア豊富な曲が多いし素晴らしいよ。ただアルバム全体の統一的なカラーというのは出ていていいアルバムですわ。
 お勧めは Cockatoo, Chin chin choo, Japanese rhumba で明るめの曲だけど、他のマイナー調の曲が実はとてもしっかり作り込んでていい曲いっぱいです、うん。

4.ORIENTALISM / DICK LEE

アレンジやサウンドのセンスもかなりプロ的な作りになってきたかなと感じさせますね。このアルバムもアジアとしての主張がサウンド全体に漂ってます。だけども凄くポップで素晴らしいんだな、これが。
 お勧めは Orientalisn, With everybody, Free yourself あたり。Free yourselfはポップでノリが良くてアレンジもさすがの出来、大好きです。

5.PEACE LIFE LOVE / DICK LEE

クリスマス用の企画アルバムみたいですな、これ。まあ無難ないい曲が並んでます。他のオリジナルアルバム程際立った彼の特徴は出ていない感じですがまあ企画物ですから。

6.THE YEAR OF THE MONKEY / DICK LEE

これまたアジアの様々な香りを漂わせつつポップでご機嫌なアルバム。
 お勧めは Tinikling, You don't know me at all, The year of the monkey など他にもいっぱいですわ。

7.SECRET ISLAND / DICK LEE

 これを最初聴いた時はかなり意外な気がしたもんです。かなり大人のサウンドであります。そしてアジア色がかなり他のオリジナルアルバムに比べ抜けたなという感じがする。まあここらでまた別なアプローチを考えてもおかしくない時期に来ているのかなとも思ったりしますな。
 ただ曲の良さ、アレンジを含めたセンスの良さは相変わらずさすがですな。ほんと上質なAORアルバムといってよいでしょう。
 お勧めは For love, I can't let you go, Bunga Sayang, Forever, Jasmin..... 2、3曲に絞るのは難しい。Bunga Sayangは泣けますぜ。何度聴いてもいい曲、ほんと。個人的にうれしかったのは最後の曲Antonioですよ。もろボサノバ。きっとジョビンに捧げたんじゃないかと思うんだけどブラジル音楽ファンとしてはうれしいわ、ほんとに。

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