よむよむタイム

読んだ本の履歴書です。感想をお寄せ下さい。
本の紹介も待っております。

きりのなかで(愛蔵版)

2005-02-22 21:00:03 | 読書感想文
第1作目からおよそ5年。第4作目にあたる。この辺から友情物語が、愛情物かしら?と思わせる展開となっていく。狼のガブが自分のお気に入りの場所へメイを誘うのだが、結局、霧が深くて満月は見られない。このときのメイのせりふ「また、まんげつのひにみにきましょうよ。でも、わたしガブとはなしているときも、やなことみ-んなわすれてるんですよ。」やっぱり、愛情物語?ちょっと、辛口コメントのHPを見付けました。

きりのなかで

2005-02-21 20:26:12 | 読書感想文
《承その2》ガブの仲間、狼族からの視点である。当然、やぎはただの『えさ』でしかない。新しい登場人物のバリとギロ。名前からして恐ろしさを出している。ガブは、メイのことを心配しつつも二匹に話しを合わせているのに、メイのガブを疑っているような言葉は、ちょっとかわいそうに思える。のんきで、人を信じているメイを描くのに、時々出てくる皮肉とも思える言葉は、両者に対して不似合いのような気がする。

くものきれまに(愛蔵版)

2005-02-20 16:46:01 | 読書感想文
「友達の友達はみな友達」になれたらいいね!子供にはそう言っても、心のすさんできた大人になると・・とんでもないことである。知り合いだらけの町なんか住みづらくてかなわない。髪をぼさぼさにしてゴミ棄てに出たり、夜に近所迷惑顧みず洗濯したり、スーパーで安売りのワゴンの中を引っ掻き回していたり、生活が成り立たなくなる。 “タプ”の行動から、ヤギがいかに狼に対して警戒しているかが分かる。つまり、そんな中友達になったメイとガブの友情の深さが思われる。

くものきれまに

2005-02-19 22:25:55 | 読書感想文
やぎのメイと狼のガブ2匹が友達だねと、お互い思うようになり、ココからお話が展開していく。
起承転結の《承その1》というところだろう。メイの仲間やぎ族から「タプ」が登場人物に加わってくる。
やぎと狼との関係を、やぎの側からつづっている。

あるはれたひに 愛蔵版

2005-02-16 23:17:47 | 読書感想文
やっぱり、表紙の話しからですが、こっちのほうが児童書らしくて好きです。主人公の山羊がメイ、おおかみがガブ。二匹が友達になるのは、ガブの優しさがあってのことだろう。メイは、いささかのんきすぎるのでは?表紙の裏にコメントとイラストがあるが、これが物語っているようです。片膝立てて寝転んでいるメイの姿です。相手のことを信じきっていると言いたいのかもね?信じるものは、救われる??

あるはれたひに

2005-02-13 16:49:38 | 読書感想文
はっきり申し上げます。この表紙は、きらい
続きの本だから読むけれど、本屋さんで何かいい本ないかな?などと探すとしたら、手にして中も見ずに戻してしまうだろう。  とはいっても、中身は最高 合言葉だけを頼りに相手に会う、かなりミステリアス
ちょっと私はできないかな?物語が始まるワクワク・ドキドキ感がたまらない。

あらしのよるに 愛蔵版

2005-02-11 15:24:31 | 読書感想文
1994年に発行されてから、今や世界的にも有名
2~3ヶ国の表紙を見る限り、私個人は、この愛蔵版が一番好きです。
狼と山羊 お互いの正体が分かったとき、山羊は何故逃げなかったのか?
なんて考えると,現実過ぎてお話しにならない。
食うものと、食われるものの枠を飛び越えて、友情が芽生えるのが童話らしい
大人でも充分その中にのめりこんでしまいます。