Something About ブルガリア

不思議な国、Bulgariaでの出来事エトセトラ。

セイント・ジョージ

2006-04-23 | About イギリス
今日はイングランドの守護聖人、「聖ジョージの日」です。英国各国の守護聖人の日は

3月1日: 聖デヴィッドディ (ウェールズ)
3月17日: 聖パトリックディ (アイルランド)
4月23日: 聖ジョージディ (イングランド)
11月30日: 聖アンドリューディ (スコットランド)

                

となっていまして、実は「聖ジョージディ」のお祝いをするイングランド人は、ほとんどいないのだそうです。お祝いをしない主な理由は「何をしたらいいかわからない。」からなんだとか。こんなニュースを見て、私も「聖ジョージディ」がいつなのかよくわかっていませんでした。3月17日の「聖パトリックディ」は日本でもメジャーになりつつありますよね。昔の話ですが「聖パトリックディ」にシャムロックのステッカーをほっぺに貼って、都内のアイリッシュパブへ繰り出したのを何となく憶えているのですが。(あの頃はまだ若かったし...。)

ちなみに、人食いドラゴンを退治した伝説で知られる聖ジョージは、カッパドキア出身で、ローマ軍の騎兵隊高官となった人物。聖ジョージはさらに、スペインのバルセロナ、ロシア、ドイツのバイエルン地方、レバノンの首都ベイルート、ポルトガル、リトアニア、ハンガリーの聖人でもあるそうです。

それから、ブルガリアにも「聖ジョージディ」があります。何故か来月の5月6日です。(Gergiovdenゲルギオデン、でいいのかな?)ここでは、羊を食べてお祝いするんだとか。イングランド人も「どうしていいかわからない。」なんて言ってないで、ブルガリアのお祝い方法をコピーしたらいかがでしょうか?ブルガリアの聖ジョージについての詳しいお話は、英語になりますがこちらを。

今日は何でこんな話をしているのかと言うと、ブルガリアでは今日がイースターディ。イギリスや西ヨーロッパのイースターはもう終わっています。昨年暮れの「聖ニコラスディ」にしても、ヨーロッパの各宗教行事の微妙な違いは、前回日本へ帰国した時に見たニュース「アキパンクチャ(鍼)のツボの位置が、日韓中でビミョウな差が生じている」という話とどうしても重なってしまうのですが...。(笑) 敬虔なクリスチャンの皆さん、失礼しました。「神聖な話とツボの位置を一緒にするなー。こらー。」とお怒りの声が聞こえて来そうなので、この辺で。

ワイルド・ブルガリア

2006-04-17 | Life in ブルガリア
ブルガリアをドライブ  していると、いろいろな動物達を見かけます。

羊の群れや、

          


お馬とか(ドンキー?)

          


バタバタ走るオーストリッチまで

          


この時期、コウノトリもご帰還されてます。見えにくいですけど、カップルです。

          



変わりゆく街、ブルガス

2006-04-15 | Life in ブルガリア
ブルガスの街の変化は激しく、1レフショップがカフェに変わったり、ベジショップだったところがブティックに変わったりは日常茶飯事(大袈裟ではなく)なのです。

そういえば去年の夏の話ですが、ブルガスのある地域にあるチャイニーズレストラン。いつも満席だったのに、どうした事か何日も閉まったまま。その隣にはイタリアンレストランがあって、ここもよく利用していました。冬には大きな暖炉の前に座るのが好きだったのにー、と過去形になってしまった訳は、ある日そのイタリアンへ行ってみたら、建物丸ごと全ー部無くなっていました。ついで(?)に隣のチャイニーズの建物もまっさらさら。一体どーしちゃったの、ここは。で、そこの更地で作業をしていたおじさんに、「ここは何が始まるんですか?」と聞いてみたら、「オフィスビルが建つんだよ。」ですって、ふーん。それにしてもよく来ていたレストランが2件とも忽然と姿を消してしまったのは、かなりショックな私。そんな話を聞いてから約10ヶ月後の今日、オフィスビルはまだ完成はしていないものの、工事は着々と進んでいる様で、現在7割方完成ってところです。

          

そして、約3ヶ月ぶりにブルガスへ戻ってから初めてセンターを歩いてみて驚いたのは、共産体制時代から放置されていた、建設半ばで錆付いた鉄骨むき出しの醜いビルが取り壊されていた事!この建物にまつわるストーリーはよくわからないのですが、「あれは、俺が生まれた時からあそこでずっと同じ姿のままさ。」と「これからも何も変わらないよ、変わるはずないさ。」という意味を込めてつぶやいた20代の知人を思い出しましたが、いえいえ変わっていました。更なる驚きはそのビルに隣接していた、約20件から30件の小さな店達も全て無くなっていた事!取り壊されて、跡形もなくなっていました。しかし、この幽霊ビル(?)が無くなる事を知っていたら、写真を撮っておいたのになー。なんで私がいない間に消えるのよ、20年以上も放っておいたままだったのに超タイミング悪。場所は街の中心にあるモニュメントを背にして左手。この跡地には、ブルガリアで一番高い(or大きい)ビルが来年の夏までには完成の予定、なんだそうです。どんなビルが建つんでしょうか。ブルガスってブルガリア第4の都市なんですけど...。