昨日6日はセイント・ニコラスの日。祭日ではありませんが、クリスマスのディスプレイを施したブルガスの街は、どこもホリディムードです。日本でサンタクロースは有名でも、セイント・ニコラスは聞き慣れませんよね。(詳細はこちらを。) ブルガリアでは、この日に魚を食べる習慣があって、街にはシーフードBBQの屋台が出たりもします。私がこの事を知ったのは、去年の12月7日。6日に食べ損ねた魚を翌日屋台へ買いにいったら、もう屋台はあらず。(なんて魚は1年中食べられますけど。)そんな訳で、昨日は「魚を食す」ことで、頭がいっぱい。(笑)
まずランチには、ビールと一緒にツァツァ(小魚フライ)、カラマリ(イカフライ)をオーダー。ツァツァを頭ごと食べていたら、同席していたブル人友人が「やだー、ゾティったら頭ごと食べてる~。」と笑われ。そういう彼女は、小さい頭をしっかり小皿の上に残していました。夕方になって、別の友人が、オーブンから出たばかりと思われる、あつあつのパンに程よく冷えたシャルドネ、お惣菜屋の小さいパックに入った魚マリネ他、何種類かの鮮魚を持ってやって来ました。この中にツァツァ系小魚も入っていたのですが、頭はキレイに取られていました。(アタマ食べないの?)おおよそ、1年ぶりに食べた生のお魚は美味!でもね、生魚にはどんなにおいしいパンより白いご飯の方がマッチするよね~。これは日本人じゃなきゃわかんないわよね~、とはアジア人のつぶやきでしたが...。
ところで、この日に魚類を食べるのは、セイント・ニコラスが漁師だったから?とブル人達は言うのですが、西側ではこの日に「魚を食べて祝う」事はしないですし、イギリスでは「省略」といっていい程、セイント・ニコラスを祝うのはポピュラーではない模様。うーん、ヨーロッパは広し、です。
セルビア正教の敬虔な信徒はクリスマス(旧暦なので1月7日)前の40日間は卵、乳製品を含む肉断ちをします。イースター前もです。そのときは魚が主役です。 この時期は、スーパーに魚が通常よりたくさん並ぶんですよね。
そうですよね、アタマ食べますよね。Ah-よかった。:)
Chiharuさん、
↑のパーティーで知り合ったあるご婦人は、敬虔なクリスチャン(東方正教?)なので、ディナーのチキンもデザートのクレープも手を付けませんでした。クリスマス(&イースター)の2週間前から、との事でした。でもこの夜は2週間以上前?になるんですけど、まぁいっか。