あなたから一番遠いブログ

自分が生きている世界に違和感を感じている。誰にも言えない本音を、世界の片隅になすりつけるように書きつけよう。

官房長官の旭日旗擁護

2017年05月08日 20時50分14秒 | Weblog
 管官房長官はアジア・サッカー連盟が、韓国で行われた試合で日本側サポーターが旭日旗を掲げた事態への処分を発表したことに関して、「今後の対応を注視していきたい」「自衛隊旗や大漁旗など日本国内で現在も広く使用されている。法令上も使用実態も国旗すなわち日章旗とは異なる」と述べたと報道されている。

旭日旗、サッカー界の対応注視=菅長官

 何を言っているのかよくわからない。わざと分かりづらい言い方をしているのだろうが…。

 そもそも旭日旗が問題になるのは、旭日旗が旧日本軍の軍旗として使われていたからだ。その意味では先日、大阪をホームとするサッカーチームが、サポーターがナチスの親衛隊(SS)のシンボルマークを連想させる旗を掲げたとして、そのサポーターチームを解散させ、メンバーの無期限延期の処分を行ったことは、どう判断するのか。SS旗は国旗でさえない。
 戦争責任をはっきりさせ、ファシズムの歴史と徹底的に決別してきた世界の常識と、自民党が主導してきた改ざん史観との乖離が、あまりにも大きくなってしまったと言うことだろう。
 なぜ、日の丸、君が代を廃止し、新しい民主主義日本のシンボルを作り出すことが出来なかったのか。戦後政治の総決算などと言う以前に、戦前の日本を決算できなかったことを反省できなかったのか。
 暗然たる思いがする。

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