野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

小林雅、不本意な3人斬り(31日・プログレッシヴ・フィールド)

2008-09-05 20:47:45 | Cleveland Indians
 久しぶりに見た小林雅英(クリーヴランド・インディアンス)。「1対6」とリードされた対シアトル・マリナーズ戦【6回表】のマウンド。ここまで53試合に登板して、4勝5敗(防御率4.35)。一時はクローザーに抜擢されたが、また元の位置(中継ぎ)に戻されたみたいだ。
 最初に迎えるバッターは「旧敵」城島健司だったが、3球目を打ち上げさせて、ファースト・ファウルフライ。

 続く「城島のライヴァル」ジェフ・クレメント(DH)は手堅くセカンドゴロに打ち取って、9番ミゲル・カイロも初球を打たせて(同じく)セカンドゴロ。難なく3人で終わらせて、しかし俯きながらダッグアウトに下がる小林。誰かに声を掛けられて、顔を上げて、頷いていたが、日本のプロ野球で実績を残したベテランピッチャーが、こんな使われ方をされるのは不本意だろう。……彼は来年の第2回『WBC』に呼ばれるのだろうか? 

イチロー勝ち越し打でM21 城島は小林の前に沈黙 (MAJOR.jp)

マリナ-ズ・イチロー 2009年カレンダー

井口に戦力外通告(31日)

2008-09-04 20:39:40 | Sandiego Padores
 それにしても、井口資仁(サンディエゴ・パドレス)への「戦力外」通告。国学院久我山高校~青山学院大学、福岡ダイエー(現ソフトバンク)ホークス(ドラフト1位)……野球のエリートコースを歩んできた男が初めて味わう(であろう)≪挫折≫=≪屈辱≫。

 今シーズンは6月に右肩を脱臼して、DL(故障者リスト)入りしている間、チームの「主砲」エイドリアン・ゴンザレスの兄(若手ではない)エドガー・ゴンザレスにセカンドのレギュラーポジションを奪われ、DLから戻ってきても、完全にポジションを奪い返せなかった。

 昨シーズンのオフは(途中移籍した)フィラデルフィア・フィリーズに残留(再契約)か、松井稼頭央(現ヒューストン・アストロズ)を失ったコロラド・ロッキーズが、その穴埋めの為に井口を欲したが、最終的に井口が選んだチームは、最も条件が低かったサンディエゴ。居住面を重視したようだが、結局、この判断は裏目に出た。フィラデルフィアやコロラドだったら、もう少し「違う」シーズンが送れていたかもしれない。少なくとも「あの」右肩脱臼は無かった。

 黒田博樹も(シーズンオフに)シアトル・マリナーズから熱心に誘われながら、それを袖にして、ロサンジェルス・ドジャースを選んだが、その選択は果たして正しかったのか? 打線の弱い(援護が少ない)ドジャース、内野の守備に「不安」のあるドジャースを選んだが故に、勝ち星が伸びない。
 打線はそこそこ打つ、内野の守備は堅いシアトルに行っていれば、黒田の勝ち星ももっと増えていたかもしれない。先発陣(スターター)が≪投壊≫現象を来たしていたシアトルの唯一の≪救い≫になっていた可能性もある。……一番≪熱心≫に誘ってくれたチームに行くのが≪幸福≫だと思う。

井口が戦力外へ 故障離脱で実力発揮しきれず(MAJOR.jp)

井口の法則 メジャーリーガーの野球技術