BBM2008 ベースボールカード ルーキーエディション プロモーションカード No.4 村田透BBM2008
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村田透（クリーヴランド・インディアンス）を知っているか？ 2007年の大学・社会人ドラフト1位で“あの”読売ジャイアンツに指名され入団。大場翔太（福岡ソフトバンクホークス）と篠田純平（広島東洋カープ）の外れハズレ1位というから、2007年ドラフトが如何に不作のドラフトだったか……以前は「その年の№1選手を指名する」と公言しながら、この年から逆指名制度が廃止され、抽選に2度も外れた読売は苦渋の選択（無名選手の指名）をせざるを得なかったのだろう。
その村田。プロ入り3年目のオフ（2010年）に（ドラフト1位で入団しながら）「戦力外通告」を受け、その年にインディアンスとマイナー契約。それから4年間……マイナーリーグでの苦闘のニュースは聞くけれども、メジャーリーグに昇格しそうな前兆はなく、日本のプロ野球ファンもその名を忘れかけていただろうが……
6月27日（現地）のボルチモア・オリオールズ戦が雨で中止となり、翌28日がダブルヘッダーとなったのに伴い、特例措置でロースター枠25人が1日だけ26人に拡大され、その一人に（AAAコロンバスに所属していた）村田が選ばれ、ダブルヘッダー第2試合に先発。背番号は「61」。30歳の初陣（メジャーリーグ・デビュー）だ。
先頭打者にカウント「0-2」。帽子を触って、ため息をついたり、両肩を揺すったり、30歳といえども、緊張感がありアリだ。そんな“オールド・ルーキー”の事情を察してくれたわけでもないだろうが、3球目（86MPH）を打ち上げてくれて、セカンドフライ。
続く2番（左）打者も初球（87MPH）を打ち上げて、平凡なセンターフライ。3番（左）打者には「1-1」からチェンジアップで空振りを取って、追い込むが、ファストボール（87MPH）とチェンジアップが外れて、「3-2」。6球目は再びチェンジアップで平凡なレフトフライに打ち取った。チェンジアップに自信を持っているのだろう。
【2回裏】の村田。5番（左）打者に初球スローカーヴ（67MPH）から入って、チェンジアップとファストボール（86MPH）で「1-2」に追い込むが、5球目（88MPH）を捉えられ、しかし、セカンドゴロのコース。これを二塁手がスルー（トンネル）して、エラーで出塁を許す。
6番J.J.ハーディ（打率.244）には2球目（86MPH）を捉えられ、左中間フェンスに達するダブル（二塁打）。8番ライアン・フラハーティ（打率.254）には3球目（フォークボール）を捉えられ、一二塁間を破られ、2点を先制された村田。
【3回裏】は先頭打者をカウント「1-2」から見逃し三振！ メジャーリーグ初奪三振！ 続く2番（左）打者には「3-1」になるが、5球目（86MPH）ファウルの後、6球目に（左打者の懐に）スライダーを曲げて、空振り三振！ 3番（左）打者も「1-2」に追い込んで、ファストボール（88MPH）で捻じ伏せて、ピッチャーゴロ。「イケそうな」村田。
【4回裏】先頭の4番（2013年アメリカン・リーグ本塁打王、打点王）クリス・デービス（打率.233）には「3-1」から甘く入ったファストボール（86MPH）をライトスタンドに運ばれ、第16号。5番（左）打者は「2-2」から低目を突いて、一塁ゴロに打ち取るが、6番トラビス・スナイダー（打率.268）に2球目のスローカーヴ（66MPH）を狙われ、右中間スタンド（最前列）に第3号を打ち込まれる。
7番打者に「3-2」となり、6球目にファストボール（85MPH）を外角低めに決めるが、判定は「ボール」。落胆する村田。追い討ちをかけるように、三塁側ダッグアウトからはテリー・フランコーナ監督（56歳）が……3回1/3（4安打）1四球2三振5失点（自責点3）。
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