憲兵 「左近尉の独り言」
したの灰色の部分は、【okwave.jp】さんからの記事拝借。 m(_ _)m
映画「硫黄島からの手紙」の憲兵(少々ネタバレあり)
タイトルの映画を見たのですが少々腑に落ちない場面がありました。
内地の憲兵隊が民家周辺をパトロールしたところ国旗を掲げていない家があり、夜中に家人を叩き起こし、吼えた飼い犬を「軍務を邪魔した」との理由で撃ち殺してしまうシーンです。
1)特に事件もないのに憲兵隊が民間の住宅地域のパトロールなんかするのか?
2)国旗を掲げていない程度の理由でいちいち民間人を叩き起こして国旗掲揚させるのか?
3)徴用されてもいない飼い犬を銃殺する権利が憲兵にあるのか?この場合殺された家人が訴えたら殺した憲兵はどうなるのか?
当時の世相に詳しい方、回答お願いします(このシーンのせいでこの映画がずいぶん安っぽくなった感がしています)。
投稿日時 - 2007-01-07 23:12:42
予科練世代の元軍国少年です。
映画は見ていない(見る気がしない)のですが、1)は普通はありません。2)もありません。当時の反政府主義者(反戦、共産主義者など)、スパイを取り締まり摘発するため、特高(特別高等警察)が置かれていましたが、憲兵も担当していました。
1)のような事はこれを疑われた人や、団体についてのみ行われていました。 夜間人の出入りは見張られていたでしょう。 要塞地帯や軍事基地などの周辺地域では昼夜一般パトロールはあったでしょう。
2)は国旗は掲揚するとしても、朝掲げ夕方おろすものです。 平常掲揚している家は少数でした。
3)は勿論不法行為ですが、憲兵に文句を言える時代では、ありませんでした。 泣き寝入りするしかありません。
映画ですから誇張した表現をするのは当然で、大目に見てください。
時代劇でも近現代劇でも、同じような事は一杯あります。 それを含んで楽しんで見てください。
http://okwave.jp/qa/q2650328.html
アメリカン・イデオロギーで味付けすれば、あの様にサヨク臭に蒸せるような、ミンシュシュギ万歳の特高警察とか憲兵批判のシーンとなるのだろう。
犬を撃ち殺す。
これを共産主義、つまり安易にユダヤに洗脳されて、国家の機密とかを売ったり、国内の秩序を攪乱する。このようなサヨク・コミンテルンの「犬(スパイ)を射殺する」の暗喩と捉えれば、それで良いのでは。大衆の観る映画は、右からでも左からでも解釈できる。このようなシカケがかなり仕組んであったりして。(ちと深読みかな。(^_^;) )
ついでなのだが、したのような感想もある。
僕の中では、最も印象に残ったのは、憲兵隊を除隊になって硫黄島に送り込まれた男のエピソードであった。憲兵隊の上官に犬を殺すよう命令されても殺せず、除隊になり、硫黄島では必死に上官の求める模範解答を答えながら、自決命令を受けても実行できず、生きようとして投降したら米軍に虫けらのように殺されてしまうその男に最もリアルなものを感じた。彼の生き方は、決して美しいものではないし、当時も今も国粋主義者から見れば、軽蔑すべき存在かも知れないけれど、僕は、こういう登場人物を描いたことがこの作品にとても大きな意味を与えていると思った。栗林中将や西大佐のようなヒーローよりも、この一兵士の存在が僕の心に残ったのであった。
http://wagahyouryuki.jugem.jp/?cid=14
しかし前線の指揮官が是では、戦いに負けてしまう。
数百人の命を預かる前線の指揮官。そして日本国民のすべての命を守るべき、統帥者の責任とは、一般民衆の感覚とは、別でなければならない。欧米支配層の冷酷さ、その冷温動物のような無慈悲さ。これを知らねば、戦いに負ける。
日本はあらたな戦いの前面に立たされている。
日本国のリーダーは、おのれが何を為すべきなのか、これを鋭く突きつけられている。
硫黄島の戦い 【わが郷】
2012 07 06 ハイペロン爆弾 【わが郷】