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アジサイ

2013年11月10日 06時53分48秒 | 植物

花 しらべ 

2014 06 30 紫陽花

 アジサイ

(紫陽花、学名 Hydrangea macrophylla
アジサイ科アジサイ属の落葉低木の一種である。
広義には 「アジサイ」 の名はアジサイ属植物の一部の総称。
狭義には品種の一つ
H. macrophylla f. macrophylla の和名であり、
他との区別のためこれが ホンアジサイ と呼ばれることもある。
原種は日本に自生するガクアジサイ  H. macrophylla f. normalis

 

 

6月から7月にかけて開花し、白、青、紫または赤色の萼(がく)が大きく発達した装飾花をもつ。ガクアジサイではこれが花序の周辺部を縁取るように並び、園芸では「額咲き」と呼ばれる。ガクアジサイから変化した、花序が球形ですべて装飾花となったアジサイは「手まり咲き」と呼ばれる。

日本、ヨーロッパ、アメリカなどで観賞用に広く栽培され、多くの品種が作り出されている。原産地は日本で、ヨーロッパで品種改良されたものはセイヨウアジサイ と呼ばれる。
(wikipedia より抄出、岩水にて、画像を添付し、若干の編集を加えた。)

 

アジサイの語源ははっきりしないが、最古の和歌集『万葉集』では「味狭藍」「安治佐為」、平安時代の辞典『和名類聚抄』では「阿豆佐為」の字をあてて書かれている[7]。もっとも有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」がなまったものとする説である[7]。そのほか、「味」は評価を[注 2]、「狭藍」は花の色を示すという谷川士清の説、「集まって咲くもの」とする山本章夫の説(『万葉古今動植物正名』)、「厚咲き」が転じたものであるという貝原益軒の説がある[7]。

花の色がよく変わることから、「七変化」「八仙花」とも呼ばれる[8][9]。

日本語で漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花、おそらくライラック[10]に付けた名で、平安時代の学者源順がこの漢字をあてたことから誤って広まったといわれている[11]。草冠の下に「便」を置いた字が『新撰字鏡』にはみられ、「安知佐井」のほか「止毛久佐」の字があてられている。アジサイ研究家の山本武臣は、アジサイの葉が便所で使われる地域のあることから、止毛久佐は普通トモクサと読むが、シモクサとも読むことができると指摘している[12]。また『言塵集』にはアジサイの別名として「またぶりぐさ」が挙げられている[12]。

シーボルトはアジサイ属の新種に自分の妻「おタキさん」の名をとって Hydrangea otaksa と命名し、物議をかもした[13][14]。これは Hydrangea macrophylla と同種であった。


樹高は1–2メートル。葉は光沢のある淡緑色で葉脈のはっきりした卵形で、周囲は鋸歯状。6月から7月に紫(赤紫から青紫)の花を咲かせる。一般に花といわれている部分は装飾花で、おしべとめしべが退化しており(中性花)、花びらに見えるものは萼(がく)である。ガクアジサイでは密集した両性花の周囲にいくつかの装飾花がみられるが、アジサイ(ホンアジサイ)やセイヨウアジサイではほとんどが装飾花となっている。また、装飾花の欠如した変種も知られている(ガクアジサイ「三河千鳥」など)。


花(萼)の色はアントシアニンという色素によるもので、アジサイにはその一種のデルフィニジンが含まれている。これに補助色素(助色素)とアルミニウムのイオンが加わると、青色の花となる[15]。

アジサイは土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われている。これは、アルミニウムが根から吸収されやすいイオンの形になるかどうかに、pHが影響するためである。すなわち、土壌が酸性だとアルミニウムがイオンとなって土中に溶け出し、アジサイに吸収されて花のアントシアニンと結合し青色を呈する。逆に土壌が中性やアルカリ性であればアルミニウムは溶け出さずアジサイに吸収されないため、花は赤色となる[16]。したがって、花を青色にしたい場合は、酸性の肥料や、アルミニウムを含むミョウバンを与えればよい[17]。同じ株でも部分によって花の色が違うのは、根から送られてくるアルミニウムの量に差があるためである[18]。花色は花(萼)1グラムあたりに含まれるアルミニウムの量がおよそ40マイクログラム以上の場合に青色になると見積もられている[19]。ただし品種によっては遺伝的な要素で花が青色にならないものもある。これは補助色素が原因であり、もともとその量が少ない品種や、効果を阻害する成分を持つ品種は、アルミニウムを吸収しても青色にはなりにくい[20]。

また、花色は開花から日を経るに従って徐々に変化する[21]。最初は花に含まれる葉緑素のため薄い黄緑色を帯びており、それが分解されていくとともにアントシアニンや補助色素が生合成され、赤や青に色づいていく[21]。さらに日が経つと有機酸が蓄積されてゆくため、青色の花も赤味を帯びるようになる[注 3]。これは花の老化によるものであり、土壌の変化とは関係なく起こる[23]。

他に花が緑色の品種(ヤマアジサイ「土佐緑風」など)も知られており、観賞用として緑の花が販売されることもある。しかし日本ではファイトプラズマ感染による「アジサイ葉化病」にかかったものも稀にみられる[24][25]。この病気の治療法は知られておらず、感染拡大を避けるため発病株は処分したほうがよいとされる[24]。


この種は、装飾花の分布から、ガクアジサイと、狭義のアジサイ(ホンアジサイ)に分かれる。またこれらとは別に、ヤマアジサイ Hydrangea serrata やハイドランゲア・スティロサ Hydrangea stylosa を同種とする説もある。

分子系統では、栽培種にヤマアジサイに近縁なものとH・スティロサに近縁なものとがあり、交配による多系統かもしれない[26]。
ガクアジサイ原種 H. macrophylla f.normalis。房総半島、三浦半島、伊豆半島、伊豆諸島、足摺岬、南硫黄島、北硫黄島[27]で海岸に自生する[28][29](足摺岬のものは人為的植栽起源)[30]。このため、ハマアジサイとも呼ばれる[29]。高さは2メートル程度だが[28]、4メートルに達することもある[31]。花序は多数の両性花を中心として、装飾花が周りを縁取る[28]。名称の「ガク」はこのさまを額縁になぞらえたものである[29]。花序は直径12–18cm、装飾花は直径3–6cmで色は白色・青色・淡青緑色・または淡赤紫色[28]、両性花は濃紫色である[29]。葉は厚く、大きく(長さ10–18cm[28])、種小名 macro (大きい) pyllus (葉)の由来となっている[29]。葉の表面は濃緑色で光沢がある[28]。栽培品種に ‘花火’、‘城ヶ崎’ などがある[32]。アジサイ(ホンアジサイ)変種 H. macrophylla var. macrophylla。日本原産のガクアジサイの品種だが、自生しているという説もあり[33]、起源ははっきりしない[34]。他のアジサイとの区別のためホンアジサイとも呼ばれる[33]。花序はほとんど装飾花のみからなり、種子ができるのはまれであるため、挿し木や株分けで増やす[28]。花序の大きさは20–25cm程度である[28]。古く日本から中国へ伝わったものが、18世紀にさらにヨーロッパへと持ち込まれ、多くの園芸品種が作られた[34]。日本では輸入したものがセイヨウアジサイとも呼ばれる。かつて、シーボルトはこの品種を H. otaksa と命名したが、学名としては現在では使われていない[35]。ちなみに学名上は、ガクアジサイより先に命名されたこちらがHydrangea macrophylla種の基亜種という扱いである。ヤマアジサイ別種 Hydrangea serrata だが、亜種 Hydrangea macrophylla subsp. serrata 等とする説もある[36]。

 

 

 

2014 06 30 紫陽花のころ

 

 

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