マチンガのノート

読書、映画の感想など  

岡野憲一郎氏に関する推論

2017-04-25 19:04:30 | 日記

各国の病院や診療所である程度、言語化能力のある患者をメインに、
トラウマや解離を含む症例を診てきたが、
養護施設などの知的能力や抽象化能力が大きく阻害されている、遅れている
などの子供には、関わった事がないのだろう。
そのためレッサーパンダ帽男事件などのことも、「自己愛トラウマ」が原因と
考える、ということだろう。
マイケル・バリントの「治療論から見た退行」に関しても、
フロイトーフェレンツィ間の、ナルシシズムは一次的なものか二次的なものか、
などの論争についても、深く考えるための臨床での経験がないので、
なんとなく読んで忘れているのだろう。
様々な所に勤務したということでかえって、「王権の心理学」(織田尚生著)のなかで書かれているような、「しばられ地蔵」的な経験を持たなかったのだろう。その為、「変容的逆転移」的なところも経たことがないのだろう。