ザウルスの法則

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しかし、受け容れられない者には不快である。
ザウルスの法則

“パリ同時テロ” AK 47 で撃たれてもピンピンしている女性たち

2015-11-26 17:07:29 | いわゆる “テロ事件”

“パリ同時テロ” AK 47 で撃たれてもピンピンしている女性たち

 

バタクラン劇場を襲ったとされる “テロリストたち” は “悪役” が使う武器の定番の AK 47 で全員が武装していたそうである。

 

 

この機関銃は製作者の名前そのままに “カラシニコフ” とも呼ばれる。実は、不肖このわたしは一般のひとよりもこの銃について語れる立場にあるように思う。知識だけではなく、“経験” もあるからだ。日本人で AK 47 を実際にぶっぱなしたことがある人間はどこにでもいるわけではないと思う。話が横道にそれてしまうので詳しいことに触れる必要はないと思うが、わたしは数年前にあるところでこの銃を使いまくっていた経験がある。もちろん日本ではないし、人も殺していないのでご安心して頂きたい。(^^;

 

 

米軍の軍用銃の代表のM16 の弾丸(AR)と比べても、AK 47 の弾丸は大きくて相当の破壊力がある。射撃の際も相当の反動があり、しっかり握っていないと全然マトに当たらない。

AK 47 は 米軍のM16 と比べて確かに命中精度は落ちるが、「数(かず)撃ちゃ当たる」 という設計コンセプトを理解している人間にとっては申し分ない武器である。

実際、水の中、砂の中でも発射できる heavy duty なライフルとしては、右に出るものはない。

火星に持って行くなら、迷うことなく AK 47 だとも言われているほどである。

  

貫通銃創の場合は右の写真のようになる。

 

 

 

 

 

 

 

AK 47 で撃たれたけれど、胸のポケットに入れていたスマホのおかげで命拾いをしたなどという話がネット上ではまことしやかに流布しているが、下の写真をよく見てもらいたい。これが “現実” である。

  

 

 

 

 

 

 

  

 頭であれ、脚の腿(もも)であれ、臀部(おしり)であれ、相当のダメージを与えることはご理解いただけるであろうか。AK 47 の弾丸を一発でも喰らったら、急所を外れても簡単には立ち上がれないのだ。これが 'hard fact' である。

 

 さて、今回の “パリ同時テロ” の際に、なんとこの AK 47 で撃たれたと主張する “奇特な女性” がいるので、ぜひ検証してみよう。

まず、現地フランスのテレビで事件の翌日1(11/14) に報道された女性のケースである。

 

 

 

 

 

 

 動画引用元リンク:  http://www.dailymotion.com/video/x3drlr8_attentats-a-paris-il-nous-a-regardees-dans-les-yeux-et-a-tire_news

 向かって左側がテロリストに銃撃されたというパリジェンヌの女性で、右側はその姉である。二人はテロリストに銃撃され、一人(写真左)が なんと頭に被弾したと言っている。

動画の 0.46 あたりでフランス語で、"Après elle m'a dit, je suis blessée à la tête" 「そのあと「頭から出血しているわ」 とわたしに言ったんです」 と右の女性が証言している。

動画の 0.51 あたりで、右の女性が、「彼女の頭にはまだ弾丸が入っているのよ」 とも言っている。"Elle avait encore la balle dans la tête"

「彼女」 というのは下の女性のことである。この女性が頭を AK 47 で撃たれ、その弾丸がまだ頭の中に入っていると、テレビの取材に応えて主張しているのである。
 

 

 

 

 

 

 テレビのカメラマンはどうやらその傷があるはずの彼女の頭を撮ろうとするが、彼女はカメラを振り切って立ち去ってしまう。

こんな馬鹿げた報道をフランスのテレビは垂れ流しているのだ。そして、フランスの一般大衆はそれを鵜呑みにして 「怖いわねー」 とパニックになっているのである。

ひとの国を笑うことはできない。日本の一般大衆もほとんど同じではないか?

 

 

次の例は、“テロリストに撃たれた少女” ということで今や欧米でひっぱりだこになっている19歳のEmma Parkinson (オーストラリア出身)のケースである。

彼女の場合は、腿 もも(thigh)を撃たれ、弾は貫通したと Sunday Morning Herald などでは報じられていた。

 

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"After falling to the floor for several seconds, Ms Parkinson pulled herself back up and gambled on making it out of the concert hall, via a nearby barrier, where she was hit by a bullet that passed clean through her thigh." 彼女は被弾したが、弾は彼女の腿を貫通した。

 "It just sort of came through my head, OK, I've been shot, did it hit anything important? 「そっか、わたしは撃たれたんだわ、どこか急所かしら?」

 Probably not. Gotta keep going, gotta keep going." 「たぶん違うわ。じっとしてちゃダメだわ、どんどん逃げなくっちゃ」

 http://www.smh.com.au/national/australian-paris-attack-survivor-emma-parkinson-speaks-about-bataclan-massacre-20151121-gl4kcm.html

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どうであろうか?この現実感のまったくない話 を、あなたはそのまま受け取れるか?

さらにその後、話は二転三転する。

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She had taken cover when the killers began the deadly  carnage, only to be shot in the thigh as she tried to escape over a barrier. 

殺害者たちが (ホールの後ろから) 大虐殺を始めると、彼女は弾をよけようとしてフェンス (右の写真参照) を飛び越えたが、そのとき腿(もも)を撃たれた。

'I tried to jump over it [barrier],' she recalled.

'The bullet went in the upper thigh... There was no one that didn't have blood on them - everyone was covered.

弾は上腿部に食い込みました・・・ 血だらけになっていない人なんか誰もいませんでした。みんな血だらけでした。

'I just pushed myself up and ran - gotta keep going, so I kept going.'

「わたしはがんばって起き上がり、走りました。じっとしてちゃダメだわ、どんどん逃げなくっちゃ」

http://www.dailymail.co.uk/news/article-3328761/Australian-Paris-attack-survivor-Emma-Parkinson-describes-moment-escaped.html

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  ここでは "past clean through"  ではなく、 "went in"  である。 そして 「走った」 と。

 

さらに次の報道ではもっとたいへんなことになってくる。

 

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Ms Parkinson was attending an Eagles of Death Metal concert at the Bataclan when terrorists armed with AK-47s entered and opened fire.

She was hit by a bullet that ran through her body from her thigh to her hip.

彼女は凶弾を受けたが、弾は腿からお尻へと貫通した。

 http://www.abc.net.au/news/2015-11-18/paris-attack-victim-emma-parkinson-released-from-hospital/6950064

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 「腿(もも)を貫通した」 というのと 「腿からお尻へと貫通した」 ではだいぶ違う印象を受けるのはわたしだけであろうか?

 「わたしはがんばって起き上がり、走りました」 だとお?

 

  Emma Parkinson はオーストラリアの、そのまたタスマニア島出身の少女であるが、今や欧米のマスコミがこぞって追い回す “セレブ” である。以下の報道によれば、あるテレビ局は彼女の“話”の独占権に20万ドル(2,400万円)のオファーをしているらしい。 

 

そもそも彼女は劇場内にいたのか?

今や 'instant celeb' 、マスコミの寵児となったこの Emma Parkinson の場合、負傷についての話だけでも相当に “眉唾もの” であるが、負傷いぜんにもっと重大な点で疑惑があるのだ。この記事のずっと下の方には以下のような件りがある。

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 Australia’s ambassador to Paris, Mr Brady praised the dignity and self-composure of the young Hobart woman.

He said Ms Parkinson, who was lining up outside at the time of the attack, was very fortunate she wasn't killed or more seriously injured.

パリ駐在のオーストラリア大使であるブレイディ氏は、彼女がテロ攻撃のあった時点で劇場の外の行列の中にいた のは非常に幸運であったと語った。おかげで殺害されることも、もっとひどい負傷にもならずにすんだと。

Mr Brady was at Ms Parkinson's bedside after her surgery and promptly arranged the first phone call from her mother in Australia.

The 19-year-old Australian told friends she was 'lucky she wasn't inside'.

 19歳のオーストラリア出身の彼女は電話で、「劇場の中にいなくてラッキーだった」 と語っていた。

http://www.dailymail.co.uk/news/article-3322796/Channel-Seven-offered-Australian-Paris-terrorist-attack-survivor-Emma-Parkinson-200-000-exclusive-rights-story.html

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 この少女の話の一貫性のなさにこの新聞社は気づいているのだ。気づいていながら垂れ流しているのだ。あとで突っ込まれないように、矛盾する両方の情報を提示している。

いわゆる“テロ攻撃”があった時点で彼女が劇場の外にいたという情報を含む報道記事は11/19の時点でネット上に流れている。

その後、彼女は話を変えて、コンサートホールのアリーナにいたことにして、“負傷しながらも奇跡的に脱出した気丈で幸運な少女” に変貌している。

そして、“阿鼻叫喚の虐殺の有様” をまるでその場にいたかのようにテレビで “証言” している。“被害演出作戦”において、この少女の利用価値には絶大なものがあると言える。

 

重要な点は、少なくともれっきとした駐仏オーストラリア大使が、テロ攻撃が起きた時点には“彼女は劇場のにいた” と証言していることだ。彼も困惑しながらも、“気丈な彼女の勇気” を称えないわけにはいかなかったのだろう。ヘタなことを言えば、豪仏関係に亀裂が入りかねない微妙な状況である。

事件が起きた時点に劇場外にいた彼女から電話で 「もう少しでわたしも巻き込まれるところだったんだけど、外にいてホントよかったよー!」と友人たちは聞いているのである。その同じ彼女が、地球の裏側のタスマニアから一気にヨーロッパの “インスタントセレブ” になってテレビに出ているの見て、友人たちはさぞや大笑いをしていることであろう。

彼女を巧みに利用した組織と工作員が存在したとわたしは考える。19歳の少女がこんな大それた芝居をひとりで打てるわけがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2 コメント

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Unknown (嘘八百も程々にしてほしい)
2015-11-28 03:51:32
22口径だって当たれば・・・なんですけどね。
きっと映画の銃撃戦しか見た事ない役者さんの知識なんでしょう。

大腿部を撃たれた後に走って逃げたはお笑いレベルです。
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↑ 嘘八百 (ザウルス)
2015-11-28 10:26:52
同感です。
ここでは特に極端な例を挙げましたが、同工異曲の “証言” が至る所でさまざまなかたちで組織的になされています。

それらを鵜呑みにしない“知性” が必要だと思います。そうした “知性” は特別なものでもなんでもありません。ただ “自分の頭で考える” ということだと思います。
返信する

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