目黒バラバラ事件 part 3 :弁天池下見説 と 2回侵入の計画性
弁天池下見説
ある掲示板には以下のような驚くべき書き込みがあるが、書き込みの日付は事件第一報の翌日である。ねつ造とはとても思えないので参考までに引用しておく。もし、これが事実であるならば、単なる「金銭目的」 以外の動機が潜んでいる可能性がある。(青い強調 は引用者)
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469 :名無しさん@1周年:2016/06/24(金) 20:20:32.64 ID:kqy2mlF40
碑文谷公園の近所に住んでて、しょっちゅう公園に入る人で知ってる人いないかな…
自分も近隣に住んでて、お気に入りの公園だったから晴れた土日はだいたい、池のほとりのベンチで
のんびりくつろぐことが多かったんだけど、ここ最近、同じ男の人が、一人でボート乗ってるのを
たびたび目撃するようになった
年齢は20代後半ぐらい、中肉中背、若干秋葉系オタク寄りの風貌で、いつも黒Tシャツに黒デニム、
黒いリュックみたいな全身黒っぽい格好してる
で、男一人でボートに乗って、ゆっくり漕ぎながら、池の中を凝視して何かを観察してる感じだった
最初は公園の管理スタッフとかかなと思ってたんだけど、ボート担当の係員のオッサンと
顔見知りっぽい感じでもないし、ボートから降りるとすぐにスタスタと足早に公園から立ち去ってしまうので、
ああ、ほんとに男一人でボートに乗りにきてるだけなんだ、珍しいなぁと思ってた
先週の土曜日(6月18日、つまり犯行の前日か前々日:引用者) に公園に行ったときもやっぱりその男の人が一人でボート乗りにきてて、池の中を丹念に凝視しながらゆっくりボート漕いでて、この人、池の中に何か落し物でもして探すためにボート漕いでるのかな、だったら公園管理者とかに相談した方が早いのに、とか考えてた
この男の人、他にも目撃した人いませんかね?
今考えると、なんかちょっとゾッとするんだけど…まあ気のせい、勘違いだとは思うけど
http://hissi.org/read.php/newsplus/20160624/a3F5Mm1sRjQw.html
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いかがであろうか? 「年齢は20代後半ぐらい、中肉中背、若干秋葉系オタク寄りの風貌で、いつも黒Tシャツに黒デニム、黒いリュックみたいな全身黒っぽい格好してる」 池田徳信は28歳である。中肉中背以下の描写も恐ろしいほどに符合していないだろうか?
「若干、秋葉系オタク寄りの風貌」 ズバリではないか!
「20日早朝5:00頃 犯人が黒っぽいリュック を背負ってマンションを出る (防犯カメラ)」 :この報道は逮捕後の警察の “種明かし” で出てきたもので、世間には7月9日以前には知られていなかった事実である。
繰り返すが、この投稿は事件第一報の翌日の「2016/06/24(金) 」である。この投稿は掲示板の時系列の中に前後とのつながりを持っているので、あとからの挿入や改変は不可能であろう。ここでは、犯人とおぼしき男が 事件発生の数週間前から碑文谷公園の池に来て下見をしていた 様子がリアルに報告されている。非常に貴重な証言である。情報化社会では、ひとが馬鹿にするようなところにとんでもない貴重な情報が転がっていることがあるのだ。
つまり、この犯行には周到な計画に基づいていたことがうかがえる。
「室内が荒らされた形跡はなく、鍵や財布も残されていた」 という警察発表はさすがに “本当” だろう。となると、ただの「金銭目的」ではとうてい片付かないであろう。
見つかっていない遺体の一部
被害者のバラバラの遺体の回収は池の水をポンプで抜くなどして文字通り “徹底” して行われたが、内臓などの上半身の一部が見つかっていない。これには何か特別な理由があるはずだ。
「これまでの捜索で頭部や足などのほか、胴体のほとんどが見つかりましたが、臓器は1つも見つかっていない ことも分かりました。警視庁は、臓器だけが別の場所に遺棄された可能性もあるとみて調べています。」テレビ朝日の報道。
警察はどうして臓器は 「遺棄された」 と決めつけるのだろうか。わたしは “どこにも遺棄されていない可能性” もあると見ている。もっと具体的にいえば、“消費された可能性” も排除できないと考えている。警察は被害者宅のキッチンを丹念に調べているだろうか。犯人によってフライパンは使われていないだろうか。調味料のビンの指紋検出はしたであろうか。
このことは今回の事件の犯行動機につながる可能性がある。世間一般の人々には想像もしたくないようなおぞましい事実が次第に “浮上” してくることも考えられる。
先入観なく見るならば、小学校時代の池田徳信は可愛いらしい少年ではないか。そして、現在の池田徳信も、見ようによってはイケメンの好青年として通るかもしれない。怪しい不気味な雰囲気を漂わせた凶悪犯には全然見えないと言っていい。
警察は今回の犯行の動機の解明のために、連日の取り調べと平行して彼のパソコンを徹底的に分析しているはずである。特にインターネットのアクセス先の割り出しに重点を置いているはずだ。今回のような異常な犯罪は、現代ではネット上で刺激やヒントを得ているケースが非常に多いからだ。
サンケイ新聞7月10日 「捜査本部によると、池田容疑者は侵入経路について、「2階のベランダによじ登ったが、その部屋の窓が閉まっていた。3階の阿部さんの部屋までさらに登り、窓が開いていたので入った」などと供述。2階ベランダと阿部さんの部屋のベランダ、阿部さんの部屋の中から、池田容疑者のものとみられる靴の足跡が見つかった。捜査本部は、池田容疑者が 盗み目的で侵入可能な部屋を無差別に探していた とみている。」
「盗み目的で侵入可能な部屋を無差別に探していた」 だと?親のスネかじりでいつまでも生活している男が金に困っているわけがないだろう。金のために人が寝ているところに侵入するなどというリスクを冒すわけがない。そんな古典的な泥棒をするタイプでは全然ないのだ、この男は。そもそも「室内が荒らされた形跡はなく、鍵や財布も残されていた」という、警察が一貫して覆していない、信頼性のある報道があるではないか。上に引用した“弁天池下見説”の観点からすると、最初から“バラバラ” が目的 で、「金銭目的」 という供述はそれを隠ぺいするための口実と考える方が筋が通るであろう。警察は今はいちいち突っ込みを入れたりせずに、容疑者に言いたいだけ言わせているフシがある。
2回侵入の計画性
犯人はけっきょくふてぶてしくも2回連日侵入していたことが明らかになった。となると、遺体を解体したノコギリ等の 「複数の刃物」 は、すでに初日の背中のリュックに入っていた可能性もある。“2回の侵入” は最初から予定していた計画だったであろう。1回目の深夜に殺害し時間をかけて解体を済ませ、夜が明ける前に一部だけ持ち帰ったと思われる。翌日の深夜には残りすべてを運び出し、遺棄するためにそのまま弁天池に向かったと考えられる。両日とも計画通り、大事な仕事はひとが寝静まっている1:30から3:30の間に済ませている。
たいていのひとが思いつく、2日めに複数の刃物類を持ちこんで解体してから、運び出して弁天池に向かったというシナリオは、時間的にかなり無理がある。解体じたいに相当手こずったはずであるが、さらに 浴室の徹底的な洗浄というたいへんな作業 も当然あったはずである。そもそも初日は深夜に侵入し、防犯カメラの記録によれば、マンションの玄関から出て行ったのは明け方5:00頃である。初日に解体していなかったら、3時間近くのあいだ何をしていたことになるのだ?
20日早朝5:00頃 犯人が黒っぽいリュックを背負ってマンションの玄関を出る (防犯カメラ)
ベランダから出なかったのは、リュックが遺体の一部でかなり重くなって、ベランダから降りるのが困難であったからに違いない。
21日深夜午前2:00頃 スポーツバッグを肩にかけてマンションの玄関を出て行く (防犯カメラ)
次の夜も再びベランダから侵入したわけだが、これも深夜、具体的には終電時間以降でないと見つかるリスクがあったはずだ。そうすると、2日めに侵入してから部屋にいた正味の時間は1時間そこそこであっただろう。前日にすべて持ち出す準備を済ませてあって、2日めは持ってきたバッグに入れてドアから出て行くだけだったのかもしれない。2日めもベランダではなくドアから出たのは、言うまでもなくバッグがあまりにも重かったからであろう。
つまり、2日めは公園に捨てに行くことが中心であって、解体を始めるどころではなかったはずだ。うかうかしていると公園での遺棄の最中に夜が明けてしまう。まだ薄暗い早朝に公園内をジョギングをするひとに目撃されるリスクもある。
この犯人は失敗のないように周到に段取りを考えて、解体と遺棄の “無理のない” 2日間にわたる作業計画 を立てていたと思われる。そうすると、必然的に 「複数の刃物」 は初日に持ち込まれたことになる。
犯人は綿密な計画を立てているわりには、マンションの天井や壁の複数の防犯カメラには無頓着であったり、かなり幼稚である。捜査官たちは防犯カメラの映像を見ながら苦笑していたのではなかろうか。
目黒バラバラ事件 part 1:警察の情報操作、池田徳信の写真
目黒バラバラ事件 part 2: 池田徳信の心理、動機の解明
目黒バラバラ事件 part 3 : 弁天池下見説 と 2回侵入の計画性
目黒バラバラ事件 part 4: “池の下見” をしていた様子の目撃証言 第2弾
目黒バラバラ事件 part 6: 池田容疑者、快楽殺人の公算が大