議会中継と請願されて

　２月定例会の一般質問２日目は４人の無会派議員が個人質問を行った。一人の持ち時間は２０分でしたが、なんと短いことでしょう。こんなことにしたのは巨大会派（代表：沼田氏）が主導して決めたことです。

　岩沼市議会が一般質問で市政を質す時間としては、あまりにも短かった。市議会は市長の施政方針を受け、代表質問を導入しましたが、大所高所から市政に質問する姿勢とは、全くかつ遠くかけ離れています。

　お隣名取市は今日から議会が開会しました。一般質問は当然３日間とってありますし、会期は２月２３日から３月２２日までの１か月です。岩沼市の１８日間と比較し１．５倍以上の日程です。

　また、名取市では議会の様子をライブ中継と録画中継を行っています。岩沼市議会は議会中継を一切していません。今時、市議会中継をしない市議会が珍しい議会です。なぜ中継しないのでしょうか。

　それは、議会のことを中継されると困る議員がいるからですかね。昨年まで横行していた不当な懲罰が決まるまでの経緯が、市民に白日の元、映し出されるとしたら、嫌がる議員は多くいますよね。

　市民の皆さんはどうしても見たくなりますよね。だからなのか「いわぬま議会ウォッチングの会」なる市民団体が、岩沼市議会にインターネットを導入し議会中継を見ることができるよう請願を提出しました。

　私たち「いわぬまアシスト」はこの請願に、紹介議員としてサインし岩沼市議会で受理されたのです。岩沼市議会では請願が出された場合、請願審査を行います。今回の請願審査は議会報を編集する「議会広報特別委員会」で審査されることになりました。

　３月１日の議会終了後、請願審査が行われます。岩沼市議会は委員会傍聴も可能ですから、場所は議員全員協議会室（食堂の向かい側）で午後１時半過ぎころになるかと思っています。

　岩沼にネット中継を、と請願されています。傍聴にお越しください。

無駄な質問に時間切れ

　午前１０時から始まった他会派の代表質問は午後２時前までかかり、私は午後２時～となりました。持ち時間は４５分間でしたが、とても短かった。質問は全項目こなしたが、最後に述べることが時間切れでできなかったことが、残念でした。

　質問内容はこの２枚です。


　質問の冒頭に２枚目に記述した内容に不備があり【農免農道、小川愛島線】を【市道長岡北目原線】に訂正させていただいた。いつものように車で走っていたが、いつの間にか道路名って変わるんですね。

　昔から通称：農免農道で通じることが、一般質問では正式名称で述べなければなりません。それに気づいたのが今日の昼でした。昼食時間に慌てて車を走らせ、現地の看板を見たらもう無くなっている。聞くところによると震災前からなくなっていたのでは、、、見ているようで見ていませんね。

　さて、前置きが長くなりましたが、今日の質問で不可解なことがありました。１６日に開会した市長の施政方針に述べられた「情報伝達体制の整備」中にこんな件がありました。

　「これまで、多様な手段で各種災害情報を伝えてまいりましたが、２８年度は、エムエムいわぬまからの緊急情報を自動で受信し、強制的に放送する防災ラジオを配布するなど、災害時における情報伝達手段のさらなる強化に努めてまいりたいと考えております」

　この文章を見れば、岩沼市では新年度から各世帯に高価なラジオが支給されると勘違いしませんか。私たちはそのように解釈しました。有償とも無償ともどこにも書かれていません。しかし、答弁は、町内会長や区長に約４００台貸し出し、希望する市民には有償で・・・　なにぃぃぃ～

　そのことを質したが、するなどとあるから間違ってはいないといった解釈でした。表現が間違っていたと認めてくれればそれで済むのに、再質問をしてしまった。

　他にも「浸水対策事業」で、そのような国語的なことを指摘をしてしまった。文言の内容は誤解のないようにしなければなりません。そのことに負い目も良心の呵責もないのかな！

　こんな無駄な質問に時間がかかってしまい、最後は時間切れとなった。

募金着服は許されるの

　今日から平成２８年の２月定例会が開会しました。会期は３月４日までの日程ですが、昨年同様、一般質問が一日短くなっています。なぜなら一般質問（会派代表質問・個人質問）が２会派と４人の無会派からで、６人しかありません。

　２会派の代表質問は２人だけです。詳しく言うと１会派から複数の議員が関連質疑として質問できることになりました。わが会派は２人まで質問することが可能ですが、質問時間は４５分になります。最大会派は６人まで可能で８５分です。

　一般質問は２月２２日（月）に始まりますが、どんな質問になるか楽しみだと思いませんか。また、会派を組まない議員は４人いますが、個人質問として与えられた質問時間は２０分だけです。通常での一般質問時間は４０分質問することが可能でした。短時間で市政を質すことができるのだろうか、個人質問は２３日（火）になります。

　さて、議会開会初日は菊地市長から施政方針並びに提案理由書が読み上げられました。時間にして１時間１５分程度の長い文章ですが、中にこのようなことが記載されていました。「消防職員の処分」と「岩沼市社会福祉協議会による告訴事件」です。


　消防職員は集団強姦の疑いで逮捕されたと報道にありましたが、先月末に不起訴処分になったとのことです。市はこれを受けて停職一か月の懲戒処分にしたとあります。また管理監督責任として消防長他２人が厳重注意処分だそうです。

　警察が嫌疑不十分などで不起訴処分にしたのであれば、本人が懲戒処分にはならないと考える。警察が告訴したかも不明な報告です。考えられるは被害者が被害届などを取り下げたのではないかということです。いずれにしてもわからない。

　もっとわからないことは震災前に発覚した社会福祉協議会による募金着服の事件です。施政方針文書からは業務上横領の罪で、、、告訴しておりましたが、、、不起訴処分とされたとあります。告訴されたということは警察から地検に送られたのでしょう。

　にもかかわらず、不起訴処分になったということです。つまり、無罪？なの。この事件は募金着服が明るみに出て職員は懲戒解雇され、着服金は返済されたと聞きました。しかし、不起訴処分ということは罪に問われないということですね。

　募金という善意のお金を着服する行為は極めて罪の重いものだと思います。着服しても見つかったら返金することで、不起訴処分になり罪は問われず許されるのか。募金着服が許されるのであれば、盗ったもの勝ちで何でもありだな。

岩沼市議会は時短方向

　今年の岩沼市議会は２月１６日（第３火曜日）に開会します。今日は議会運営委員会が開催され、議会で行われる一般質問について傍聴しました。岩沼市議会は予算審議の議会（２月）だけ代表質問をしています。２年前迄は会派代表質問と一般質問もできましたが、昨年から会派の議員は一般質問が制限されできなくなった。
　２年前　代表質問　○　一般質問　○　質問者１３名
　１年前　代表質問　○　一般質問　×　質問者　７名

　ここで大きく矛盾していたことがあります。それは会派を組まない議員に質問を認めていたことです。会派を組んでいるにもかかわらず、代表者一人だけしか質問できないのに、会派を組まない議員は個別質問という形の質問が認められていました。持ち時間は４０分（答弁時間不含）でした。

　昨年は５会派５人で代表質問してましたが、今年は２会派しかありません。よって昨年通りに行えば、代表質問２人と会派を組まない４人で計６人しか質問できない状況です。それを改正しようと１月の初議会で提言し、本日の会議となりました。規定に当てはめると今年の質問者数と時間は次のようになる。
　改正前　代表質問　２名　　時間４０分＋α　　　　個別質問　４名　時間４０分
　改正後　代表質問　２名＋α　時間４０分＋α　　個別質問　４名　時間２０分

　本日決定したことは、代表質問を各会派から人数割りで質問してもよいことになり、わが会派（３人）からは２人まで質問することになりました。その提案を持ち出した最大会派（１１人）は、５人まで行うことができます。ここまではよかったのだが、、、問題はこれからです。

　代表質問時間はわが会派いわぬまアシストで４５分です。割り当てられた人数で代表質問を行えば一人当たり２２．５分。だが、最大会派岩沼政策フォーラムは８５分で、割り当て人数で質問すれば一人当たり１７分しかありません。最大会派は一人会派より質問時間が短くなるというお粗末な提案をし、また変なことを決めちゃいました。
　【いわぬまアシスト】　一人当たりの質問時間　２２．５分
　【岩沼政策フォーラム】　　　　＿〟＿　　　　　　１７．０分
　【一人会派】　　　　　　　　　　＿〟＿　　　　　　　２０．０分

　昨年の場合、割り当てた代表質問時間は２３０分、個別質問時間は８０分の計３１０分でした。最大会派が変な決め方をしたため、今年質問に要する時間は２１０分にしかなりません。昨年比１００分短縮です。最大会派のおかげで、岩沼市議会は時短の方向で、日程も短縮するのですかね。

　いわぬまアシストは全員が一般質問できる提案で１８名×４０分＝７２０分でしたよ。