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菊次郎の夏

2008-03-12 | 邦画(あ・か)
 菊次郎の夏
  


  あらすじ 
幼い頃に父親を亡くし、今はおばあちゃんとふたりで
浅草に暮らしている小学校3年生の正男にとって、
夏休みはそんなに楽しいものではなかった。
学校の友達はみんな家族で旅行に出かけてしまうし、
サッカークラブもお休み、おばあちゃんも仕事で昼間は
家にいないのだ。そんな時、彼は遠くの町にいるお母さん
に会いに行く決心をする。
絵日記と宿題と僅かな小遣いをリュックに詰めて、家を
飛び出した正男。
そんな彼の気持ちを知った近所のおばさんが、夫で遊び人
の菊次郎を同行させることにした。目指すは愛知県豊橋市。
ところが、根っからの遊び人の菊次郎は競輪場に寄り道
したり、タクシーを盗んだり、トラックの運ちゃんと
トラブルを起こしたり、ホテルの人たちに迷惑をかけたりと
行き当たりばったりの旅を展開。
それでも、ふたりは漸く正男の母親の住む家を見つけだす
のだった。しかし…

【出演】
ビートたけし、関口雄介、岸本加世子、吉行和子
グレート義太夫、井手らっきょ、今村ねずみ
麿赤兒、細川しのぶ、大家由祐子、関根大学
ビートキヨシ




  感想  ※ネタバレ注意

遊び人の中年男と母親を探す小学生、不釣り合いなふたりが
繰り広げる一夏の冒険を描いたロードムービー。
監督・脚本は「HANABI」の北野武。
撮影を柳島克己が担当している。主演は「残侠」のビート
たけしと映画初出演の子役・関口雄介。
99年度カンヌ国際映画祭正式出品作品。

菊次郎の夏
 菊次郎の夏

やっぱり久石譲の音楽は最高です♪久石譲の音楽が淡々と
進んでいく物語と、間々に入る微笑ましいシーンに
ピッタリで、有名な曲ですよね。
ボクもギターでたまに弾いたりしていて、曲に癒されて
います。

はじめはこんなので、目的地に着くのかって心配に
なりますが、行き当たりばったりの旅を続けるうちに
2人の間で似た者同士だということに気づき絆が
出来てきます。
そんな役を演じるのは、ビートたけしはうまいなって
思ってしまいました。

たけし軍団もここぞとばかり出演しています(苦笑)。
でもそれが逆に、見ているこっち側には良く感じられて
良い映画に出来上がっています。

小学生とチンピラのおっさんのいつもと違う夏休み…。
でもたくさんの経験と、切ない思いも全部思い出として
菊次郎の心には残るでしょう。


【評価】
 (4.5点/5点満点中)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ジャガ~)
2008-03-13 09:23:23
所々に入ってくる、たけし流のシュールな笑いが
なんともいえない良い味を出してて好きです(笑)

久石のSummerも名曲ですね。
ゆったりとした曲なのに夏だなぁ~って思えます。
返信する
ジャガ~さんへ (オーナー)
2008-03-13 20:48:01
またまたコメントありがとうございます。

そうなんです、あのシュールさが良い味
出してますよね☆
久石譲はジブリでもおなじみなんですが
本当に良い曲を書きますよね。

菊次郎自身も自分の母親に会いに行くって
いうところも、無理なこじつけなのに
自然と観れましたね。

じんわりと見終わった後に、響いてくる
そんな映画でした。
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