ゆりさんのつぶやき

☆劇団夢宇人ゆりくろのブログ

やまなし

2007-09-07 11:44:25 | Weblog
先週末に公演が終了いたしました。観にいらした皆様ありがとうございました。私たちもたくさんの感動をもらいました…。身体に障害がある子供たちが川底のなかを、生き生きと表現してくれました。
解説すると1幕は生と死がテーマになっていました。生命の誕生は偉大で美しい。そして死は悲しくはかない。チェロとフルートの生演奏が情景をいっそう盛り上げてくれました。
2幕は月の中、お母さんのお腹の羊水にだかれた子供たちが、月の光を楽しんでいる様子を表しました。駿くんの篠笛が子守歌のようでしたね。ゆったりとした時間をカニの親子も川底で楽しんでいる…そんな風景です。
やがてやまなしが落ちて来て流れていくのですが、ドラマ工房の扉を開けて、みんなが出ていく様はすごく良かったという声をたくさん聞きました。
ねらいとしては現実とリンクさせたかったんです。障害のある子供を持つ保護者のかたには、まだまだ大変な現状です。でもそのなかに歩いていく…。前へ前へと進んでほしい。私の心のなかでの応援です。
そして作品のなかで、お母さんと子供を切り離しました。お母さん自身の人生を生きて欲しいという思いからです。いつも子供のことは心にありますよね。でも一瞬忘れてもそのことで罪悪感をもたないでください。
お母さんも自分を生きて欲しい。
とにかく勇気を出して参加してくれましたことに感謝しています。
本当に素敵ないい舞台でした。私の劇団も負けないよう精進します!
やまなし最高☆みんな大好きだ~!