yuntanのハッとしてgood !

にゃんこ、映画、カメラ、食べる・飲む、ハイテク…結局なんでもありっすね。

パラノーマル・アクティビティ

2010年02月26日 | ムービー
女子フィギュアスケートをワンセグで観戦していたyuntanです。


みなさん、ゴキゲンよう。



やっぱね…あの小さい画面じゃイマイチだっつうの (;゜皿゜)ゴラァ
それにしてもキム・ヨナ選手凄すぎ。
浅田選手がミスらなくても勝てないわ、アレじゃ。

それはそうと、2週間ほど前に見に行ってて、レポートしてない映画があります。
最近忙しくてちょっと更新が滞ってて…申し訳ない (ノд-。)クスン

というわけで、パラノーマル・アクティビティのレポです。

ある一軒家に住む結婚を控えたカップルの家で、寝てる時に奇怪な現象が度々起こります。
そこで彼氏が高性能ホームビデオを購入し、何が起きているのかを記録しようとするのですが、
そこにはとんでもないものが写っていた…といった感じのお話。

この作品、ジャンルで言えば「ホラー」になるんでしょうけど、
首が飛んだり、血がどばどば…なんてのとは違います。
そういうのが苦手な人でも全然OKかと。
でも、いわゆる「得体の知れないものがじわじわと…」的な、精神的に「来る」見せ方が秀逸。

手法は最近流行の「手持ちカメラ“風”」であって、実話かどうか曖昧な演出…と、
ここだけ聞けばあの「ブレアヴィッチ・プロジェクト」と同じじゃんって思うかもしれませんが、
決定的に違うところが2点あります。

「ブレア…」は森の中という知らない土地なのに対して、今作は「家の中」という
完全な日常の閉鎖された空間です。
誰でも小さいときから一度くらいは家の中の物音にビクッとしたり、夜中に起きて何となく人気を感じた…
なんて事があったかと思いますが、ホントそれなんですよ。
言い換えれば「自分の身の回りでも起こりえる」恐怖だったりします。
だから些細な物音や現象でも、ミョーにリアルに感じたりしちゃうんですよね。

それともう1点の違うところは手持ちカメラでも、今作は三脚にセッティングしてるシーンが多いこと。
もちろんそれ以外のシーンは主役の二人が手に持って撮影してるんですが、
この「固定」というのがかなり上手い演出になっています。
二人が寝てる間をずーっと固定アングルで撮ってて、それを早送りで見るんですけど
この演出のおかげで今起こっていることを客観的に見る事が出来ます。
手持ちだけだと撮影者と一緒になってギャーギャー言って、回りの状況は掴みにくいのですが
客観的に見られることでその場で起こっている事はハッキリと分かります。
…分かるんですが、結局その正体が分からないので恐怖心が増幅されるんですよ。


宣伝などで「制作費135万円」ってのをよく目にしていたのですが、見てみて納得。
だって舞台は家の中とその庭。出演者は3名なんですからねー。
調べてみるとその135万の内訳が書いてあったのですが…

ビデオカメラ購入費:3,000ドル
レンズなどの機材代:1,000ドル
編集用のパソコン代:4,000ドル
出演者のギャラ:1,500ドル
交通費・宿泊費:1,000ドル
栄養ドリンク代:100ドル
主にピザなどの食事代:400ドル
追加撮影と編集の費用:4,000ドル

編集は監督がパソコンを使って自分でやってて、監督を含めスタッフは3人。
他の2人は監督の恋人とお友だち…う~ん、なんてチープなんでしょ(笑)
こんだけ人手が掛かっていないので、最後のエンドクレジットは1画面です (* ̄∇ ̄*)

ただ、気になったのが最後の「追加撮影と編集」というとこ。
これまた調べてみると、この作品を見てリメイク権を買ったスピルバーグが
ラストのみが気に入らなかったのでアドバイスを受けて撮り直したとか。
(というわけで日本で上映されたのとは違う2パターンのラストがある)
でも結局これ以上の作品は作れないとのことでリメイクをあきらめ、そのまま上映となったそうな。

・・・そんなエピソードもある今作の続編の話が、当然のように出てきてるようだけど…どうなのよ??


とにかく前半までは派手な演出もないし、全編BGMも存在しません。
普通に考えればかなり途中でダレてくるところですが、それを感じさせず最後まで金縛りな状態で
画面に釘付けにしてしまう演出は秀逸。
驚かす方法とかはかなり古典的ではありますが、それでもやっぱり驚いてしまいます。

ラストのオチではかなりみんな(私も含めて)ビビったのでしょう。
クレジットが終わって明るくなった途端、緊張が切れた場内に安堵の「笑い」が一斉に起きたのが印象的でした。






この映画の評価:★★★★★★★★☆☆





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3 コメント

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Unknown (kei)
2010-02-26 21:33:36
怖わそ~。これは青森の映画館で一人では観れないですね。というか、観た後一人でビジネスホテルに泊まれませんw。
自分は今日「パレード」を観てきました。なんて感想言ったらいいかわからん映画でした。最後の最後でゾッとしましたが・・・奥が深そうなので原作読んで出直してきます。
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Unknown (page)
2010-02-27 08:41:46
えっ…エンディングが複数あるんですか? 何気にゲームのマルチ・エンディングみたいですね^^
制作費の栄養ドリンク 100ドルにニヤリ突き♪
音の間(ま)って何気に怖いんですよね…^^; 固定アングルが効いているんですね…メモメモ♪

ほんと精神的にくるのが一番怖い予感。エクソシスト・ビギニングは観客自分1人状態で観たことありますけど、これはちょっと一人では…^^;

話は変わりますけど、アバターって3部作なんですね…最近知りました…w
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Unknown (yuntan)
2010-03-01 21:24:31
>keiどの

じわじわーっと来ますよぉ、これは。
確かにコレの後に一人でビジネスホテルは・・・かなりキツイかも><
パレードかぁ。なかなか渋いチョイスですねぇ。
見た後に原作読むとよさそうな感じ♪


>pageさん

いや、エンディングは日本での放映ではひとつですから。
あくまでも作り直したのが2パターンあるだけで。
固定アングルがここまで効果的に使われた作品って、あまり記憶にないです。
あ、これは…ちょっと劇場にひとりでは見たくないかも^^;

え~~!!! アバターって3部作だったんですかぁ?
もうシンクロ止めちゃったからタイトル自体が意味なくなってしまうのでは…。
だからと言って、違う世界でってのも…う~ん…。
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