月曜日
ムギが元気よく登校していった後に、
上履きと体操服が残ってるのに気がつきました。
また忘れてるよ~
ちょうど、チョコが出るところだったので
「これ、お兄ちゃんに持っていってあげて」
と、頼みました。
「え~?いやだなぁ~~。」
ブツブツ言いながらも、受け取るチョコ。
「ないと困るからさ。悪いけど、お願いね」
と、見送り、一安心していました。
大丈夫かなあ~。この前も、ムギがコンパスを忘れたので
チョコに頼んだのですが、結局渡さなかったことがありました。
「だって、持って行くの恥ずかしいんだもん…」
でも、今回は、上履きと体操服です。
これはさすがに大事なものだから、渡してくれるでしょう。
と、思っていました。
しかし…。
どうやら、また渡さなかったようです。
先に帰ってきたムギに
「今日、チョコが忘れ物届けてくれたでしょう?」
というと、
「え?知らないよ。チョコ、来なかったけど~。」
との返事。
うそっっ!!愕然とする私。
なので、ムギは一日靴下のまま過ごし、
体育の時間は着替えないでやったらしい
「ママが、もって来てくれるかなあ~と思って
廊下の荷物掛けるところを見てたけど、なかったから…」
うわ~~ごめ~~ん!
っていうか、チョコ、なにやってんのよ~~!!
そこへ、タイミングよく(?)帰ってきたチョコ。
どうして?という思いが抑えられなくて、
ムギに渡さなかったことを責めました。
そのことで、ムギがどれだけ困ったか。
チョコは、私に叱られて、すすり泣き始めました。
でも、ブスッとしているので、納得がいかないのでしょう。
私も、心のどこかでは、忘れた本人のムギを叱らないで
チョコを叱るのはちょっとかわいそう?という思いもありましたが、
やっぱり、引き受けたからには、届ける責任があるわけで…。
どうして、持っていけなかったのか聞きました。
「だって~~。みんなに、何で来たのって変な目で見られるもん」
やはり、他学年の教室というのは行きづらいようです。
それは分かるけど、それでも頑張って届けてあげて欲しかった。
どうしても、持って行きたくないなら、ちゃんと断りなさい。
引き受けたのに、やらないっていうのは
一番みんなに迷惑がかかることだよ。
そんなことを延々とお説教しました
でも、打っても響かないのがチョコ…。
「グミちゃんと約束してるから、もう行っていい?」
きぃ~っ!まだ言い足りないんだけど~~!!
そんな感じで、まんまとお説教から逃げ出したチョコ
まだ不完全燃焼の私…
「だいたい、ムギは忘れ物が多すぎるのよっ!
もとはといえば、あなたが忘れていくのがいけないのよっ!!」
矛先はムギへ…
子供たちを叱るたびに思います。
こういう叱り方でいいんだろうか?
これでちゃんと分かったもらえたんだろうか?
責任と無責任
そして、ちょっと落ち着いた頃に、チョコをお迎えに行きました。
ちょっときつく言い過ぎたかも、と思ったので
「さっきは怒ってごめんね。」
というと、
「どうして?だって、悪いのは私だよ。
私が持っていけばよかったなぁって…。」
って言ってくれました。
チョコなりに反省してくれたみたいで、ホッとしました。
失敗は成功の母だもんね。
反省が大事、大事。