先日、お見舞いに行った友人に
仕事帰り、また会いに行って来ました。
虫垂炎の手術から2日経っていたし、
腹腔鏡下でのOPだったので
もうかなり元気になってるかな~と思いつつ
覗いてみると・・・
まるで、術直後のような
ぐったりした彼女の姿が
びっくりして、思わず
「どうしたの?」
と言ってしまいました。
話によると、腹腔鏡でのOPの際に入れた
ガズが影響して、かなり調子が悪いとのこと。
キズの方はまったく大丈夫なのに、体のあちこちが痛い。
「お腹から胸のほうにまで、ゲップがいっぱい
たまっている感じ」だそうで、それが内臓を圧迫して
立つと息ができなくなるくらいしんどいのだそう。
肩も痛く、それもよくある症状らしいが
本人も簡単に考えていただけに、余計に
きついらしい
ナースからは、しっかり歩くようにと
はっぱをかけられているが、とてもじゃない。
トイレにもいけないので、尿とりパットを買ってきて
もらい、当てているんだそう・・・
そ、そんなにしんどいものだったっけ?
もっと、あっさり回復するイメージなんだけど・・・
それでも、ひとしきりおしゃべりをしていると
やっといつもの笑顔が出てきました
「今日は○○さんが大変でさぁ~」
と、仕事ネタだったり、お互いの個人的な話だったり
思いがけず身の上話をじっくり聞いてしまいました。
まるでお酒の席のよう?(酒はないけど)
私より若いのに、けっこう波乱にみちた
人生を歩んでいる彼女。
でも、彼女の気持ちとか、決断とか
共感できるような気がして、ついつい長話
してしまいました。
途中、
若手ナース率の高い病棟の、数少ない(唯一の)
ベテランナースが点滴を交換しにきたのですが
かなり強烈なキャラクターでした
体調が悪くて、落ち込んでいる彼女に
「そうよね。体がつらいと動きたくないわよね」
と、声を掛けてくれ、やさしく励ましてくれるのだろうと
思っていたら、話は別の方向へ・・・
「でもね、この前もそういう患者さんがいてね」
から始まり、その人は腸閉塞で再手術になっただの、
他にもさんざん脅すような話をしたあと
「お仕事は?介護職?へぇー、偉いじゃない」
と、褒めてくれたかと思ったら
「私はこの仕事をずっとやってるけど、すごく良かったと思ってる」
と、なぜか自分の仕事に対する熱意を語りだし
な、長い~
友人の笑顔もだんだんフェイドアウト・・・
ひとしきり喋りたおして、やっと退室してくれました。
「なんかさー。いつもお説教なんだよね。
自分節が炸裂で。・・・キライ~~~」
友人もうんざりしていました。
確かにあれはキツイわ~~
その後、肩をマッサージしてあげて
ゆっくりベットサイドに足を下ろすと
「あれ?けっこう大丈夫かも?」
じゃ、立ってみる?
恐る恐る立位になって、少し歩いてみましたが
「あ、大丈夫だ」
と、トイレまで行くことができました。
(まだへっぴり腰だけど)
やはり、少しずつでも回復してきているようで
安心しました
それにしても、病院の実態恐るべしです。
やっぱり、ここでは働けないわ~と
改めて思うのでした