TAMORI, the Great.…偉大なるタモリ

「笑っていいとも」終了の噂が現実となり、
平日昼の仕事から解放されたタモリを巡り
争奪戦が起こっているという。

最も熱心なのが、演出法に対する意見の相違で
タモリを激怒させ「二度と出ない」と言わしめた日本テレビ。

因縁の番組「今夜は最高」を復活させるという話は
現実味があるのだとか。

最大の理由は、当時タモリと揉めたニチテレ社員が
定年で、もういなくなっているからｗｗｗ

「笑っていいとも」でも、
タモリ抜きのコーナーが目立ち始めていたのは
テレビ局の思惑とタモリのそれに
齟齬が生じていたからだそうだ。

タモリは、すっと身を引いて問題回避するのである。
つまり、賢いのだ、時に過激であるが。

「張り切らない、反省しない」

これを座右の銘に、「笑っていいとも」を続けたというのは
すでに巷間知られているが、
これを実態と違う偽善というのは、無知な人間のセリフである。

実態がすでに「張り切らない、反省しない」なら
こんな座右の銘なんて、要らないのだ。

座右の銘とは、いかに、それが体現されているように見えても
実はそうではない自己に対する「自戒」の言葉なのだ。

京極夏彦によれば、
「なまけものになりなさい」と、水木しげるに言われ
潰れていった若手マンガ家が多数存在するそうである。

実際の水木しげるは、過労死レベルをはるかに超えて
仕事していたのであって、
「好きなことだけを好きなだけできる人」＝「なまけもの」
になれるように、若いうちは死に物狂いで働けと
解釈するべきであろうと、京極が言う通りである。

つい張り切ってしまう、つい反省してしまう

こんな疲れる自分を労わる言葉として、
ただいま私は、使用中♪

いい薬です。

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