ゆきの日記

儚い日常を、ゆきの目線でお届けします。

風邪は思考を刺激する。

2007年11月24日 | Weblog
※めちゃくちゃ長い日記(もはや短編ドキュメント)です。携帯の方、注意してください。




風邪をひいた。

お兄ちゃんがね、Mr.ChildrenのHOMEツアーのDVDを買っていたので、早速、拝見。

長居公園のフィールドツアーは行ったんだけど、また全然違う。

私にとって、彼らは、宗教的な言葉になって嫌なんだけど、神様みたいな感じ。
こんなにも心にと体に浸透してくる。
わからないんだけど、止められない感じ。

私もいつかね、たった一人でいい。
たった一人の心と体に響き、お互いが共鳴しあえるような、そんな曲が歌えたらな。
贅沢を言うなら、人数は多い方が嬉しいけどね。


1度、彼らの音楽を嫌いになった事があった。
その時は、楽曲うんぬんじゃない。
作り手側の、生身の人間の過ちが世間に報道された。
私はそれを受け入れることが出来ず、軽蔑した。
だから、その人間が奏でる音楽に、私は共鳴できなかった。

だけど、違うんだな。
その行動や出来事は、人間になら誰しもに起こりうる出来事。
隠そうと思えば、隠せる。
だけど彼らの立場が、世の中が、暴露させてしまった。

一番、苦しんだのは誰だろう?

当の本人。彼らだよね。

その出来事があってから、人間としても成長し、楽曲の幅も広がったと思う。
私は、初期の方が好きなんだけど、でも、『HOME』というアルバムは素晴しい。

どの曲も、聴けば聞くほど、共鳴してくる。
ガンガン浸透してくるんです。
歌詞もメロディも。
文句なし。

私は評論家でもなんでもないし、人それぞれ感じ方は違うから、ある人には駄作と感じるのかもしれないけど。
すくなからず、私という一個人には。ね。


世の中に、裏切られ、隠したい部分を露呈され、それはそれは傷ついたはず。
だけど、『自分は有名人だから』
そんな滑稽な事実だけで、納得できるんだろうか?
そんなに人間は、強く、聞き分けが良い生き物だろうか?

がんばってね。気にしないで。大丈夫。応援してるよ。
口では言えても、心の底から言ってくれた人は、何人いたんだろう。

どうして、そんな人間達に向けて、こんなにも響く楽曲を発信できるんだろう?

与えられた、この世に生まれてきた、証しだから?


人は、必ず『使命』を持ってる。
それは、尊敬してる人に教えてもらった。

人間を、信じる。騙す。裏切る。
こんなやり取りを、馬鹿馬鹿しく、胡散臭く感じて、もぅ何もかもやめちゃおう。
だけど、それでも人を信じたい。
そう思うからこそ、苦しむ。そして喜ぶ。

こんな自問自答に答えが出せず、パンクした。
消えてしまおうと思った。
それは『死』って意味じゃないよ!
今までの自分自身を消し去って、全く別の自分になろうと思った。

そんな時のことだった。

『使命』

その言葉を聞いて、とても楽になった。

全ては、そうなんだ。
意味のない事なんてない。
偶然であり、必然であり、宿命であり、運命。

全ては、生まれて死ぬまでに成し遂げるべき何か。
『使命』の過程なんだ。

そう考えたら、喜びも悲しいも、温もりも痛みも、笑顔も涙も。
全部が愛しくて仕方ない。

今、何かを乗り越えようとしている人。
苦しみを心に閉じ込めている人。
喜びを分かち合っている人。

全ては、最終ゴールに向う途中の過程。

ゴールが、死なのかもしれない。
その辺は、まだ私自身が過程の段階だからわからないけど。

でも、ゴールが死でもいいんじゃないか。

死ぬ為に生まれる。
それは寂しすぎる。

でも、いずれ訪れるその時は、万人に平等だ。
だからこそ、無駄なことは、何一つないんだ。

温暖化もオゾン層破壊も、全てはあるゴールに向う過程だ。

人類が誕生して、知力が発達して、生命体のなかで有頂天になった。
全てが人類の為にあるかのように勘違いし、破壊行為に気づかなかった。

今、ようやく動き出した人類。

あっちではエコ、こっちではリサイクル。
だけど、ある回転すし屋は40分を過ぎても食べられなかった寿司を捨て続ける。
あるパン屋さんは、毎日ゴミ袋3個分ものパンを捨て続ける。
その隣の町で、ホームレスが餓死する。
新しく、便利なものを欲しいと思う。
スーパーの食料品売り場は、どうしてあんなに寒いんだ。

それって、人間関係と同じだ。

調子にのったり、無意識で傷つけたり。
破壊はたやすい。
だけど、復元は、本当に難しい。
完全に元に戻すことは、不可能だよ。
たとえ、どれだけ小規模な人間関係だったとしても。
信じたい。傷つきたくない。騙し合う。

矛盾は付き纏う。

所詮、人間が作りだしたルール。
矛盾と葛藤し続けるのは、使命だ。

それこそが、万人共通の使命であり、スタートなんだろう。

ゴールの時に、どんな人間に成長しているか。
俗に言う『生き様』。
この全てを、過程と思うと、なんだか可笑しくなってくる。

人間は、弱く、もろく、儚く、愛しい。

こんな風な価値観が、正しいとは思わないし、押し付ける気もない。
何度も言うけど、私一個人の感想みたいなもの。

私自身、これが全てだとは思わない。
人間はそんな簡単な生き物じゃない。
生命は、もっと神秘的だもの。


でもね、だから私は、私でいようと思った。
今までの、過程をちゃんと受け止めた、今まで以上の私。
それが『使命』なんだ。
使命を全うできたら、笑顔でゴールを迎えられる。

まぁ、いつでもそんな風に強くいれるわけじゃないし、また、逃げ出したくなる事もあるだろうけど。

そん時はそん時で、また新たに何かに気付くんだろう。

大きな壁にぶち当たった時、それを越えようするだけじゃなく、ハンマーでぶち壊すのも、目を瞑って通り抜けるのも、壁が朽ち果てるまでゆっくり待つのも、自分次第。

前を向くのも、後ろを振り返るのも、どっちも必要。

入り口と出口が同じだったて事も、時にはあるんじゃないかな。


だから、自分自身が通ってきた道を、絶対に忘れちゃいけないんだ。





そんな事を考えていた、今日この頃です。

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