ガーデニングと野菜作り

初めての野菜作りとガーデニングに夢中な私。花や、収穫した野菜の写真を紹介するブログです。

10月2日

2017-10-02 10:11:55 | 日記
昨日ICUに入っている養父に会いに行った。
真っ白だった顔も今は普通に戻って荒い息遣いもおさまっていた。
しかし顔は青い酸素のチューブで覆われていたし、点滴の管、その他医療器具が繋がれていて手足は結束されていた。酸素を外そうとするのだろう。
手にはミトンまではめられている。
やはり首には小さな穴があけられチューブが繋がれていた。
救急搬送された30日、病院の医者から「肺に穴が開いておりそれで呼吸が苦しいのです。肺気胸と言いますが。今肋骨の間からチューブを通しています。それから大変痰が絡んでいます。そこで首に小さい穴をあけてチューブを入れさせてくれませんか」と言われた。
主人も私も顔を見合わせて「はい」とうなずいた。
それ以上こちらから特に何も聞かず、医者も「これで様子を見ましょう」と言った。
養父の緊急搬送は今回で4回目になる。
その4回ともこの病院でお世話になって来た。
心不全の発作で搬送し肺気胸の処置もこれで2回目になる。
ベッドに近づくと養父の耳元で「私やで、おじいちゃん来たよ。しんどいか」と尋ねた。
「うんうん」と養父は首を振った。
目はうつろだったが意識はしっかりしていたので安心した。
しばらく着替えや備品の整理をした後「昨夜の父の様子はどうでしたか」と恐る恐る看護師に聞いてみた。
「僕は直接見ていないのですが、申し送りで時間によってはかなり大声を出したようです。色んな管が付いているのでこれを外されては大変なことになります。事によっては家族様に応援を頼まなければなりません」と若い男性看護士は言った。
私はただ元気なく「はい」とうなずくしかなかった。
やはり来たと思った。この言葉をかつて私は何回聞いただろう。
あそこまで体力が弱ってるのに全く信じられないことだった。
いや信じられないことが家で散々あったのを自分は知っているはずだ。
かかりつけの先生も「どこにその体力があったんでしょうね。その体でよく出て行ったね」とびっくりされていたのだ。
今朝主人が「お母さん毎日行く必要ないで。ゆっくりしいや」と言ってくれたけど。
私は主人と子供を見送った後寝間着姿のままで何もする気がしない。
またすべてが振り出しに戻ってこれからが始まるというのに。
しかし私はなんとなく養父中心の生活から徐々に脱却しなければならないと感じ始めている。
コメント
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