「毎日楽しく家事をするには」の続き

⑨家の中にこもらないこと
今日のように良い天気の時は、外へ出る。
買い物でもよいし、缶コーヒーを飲んで帰ってくるだけでもエネルギーが出る。
おかげで帰ってから車の洗車ができたし、風呂を焚くのも洗濯物を取り入れるのも
軽々と出来た。
何かしら心がウキウキした。
一日中ホーム炬燵のお守りをしていたのでは、ますます動くのが億劫になる。
家の中で動こうとせず、外へ出て帰って来た時の気持ちを感じることだ。
心は晴れやかで、行動的な自分に変わっているはずだ。

目からうろこ

ユーチューブで人生相談のカウンセリングをよく聴く。
「ああそういうことだったのか」とまた気づかされた。
カウンセラーの話しで「意識」と「意志」と「感情」という三つの言葉が特に印象に残っている。
１０人いれば１０人の人生があり、物語がある。
私も親を恨み世間を恨み家族を恨み最後には自分自身を恨んでいた。
自分自身が正直に生きられなかった理由を誰かのせいにして生きて来た。
それを免罪符のようにしていたら一生自分は不幸だとわかった。
誰一人自分の思い通りの人生を生きてこられた人はいない。
意志をいくら強く持っても、感情にはかなわない。感情が勝つのだ。
だからこそ意識を変えて高く持つことが必要になると。
意識を変えるとは見方を変える事、つまり自分は利己主義であることを認め
本来自分がやるべきことをないがしろにしてきませんでしたかということだ。
私なら子供や主人を被害者にしてきませんでしたかということだ。
過去の運命はその通り受け止める。怖がらずに正当な攻撃性や憎しみも認める。
その現実を直視できたならそこから本当の自分の人生を生きることが出来る。
何が自分にとって一番大事でどうあるべきかがわかるだろう。
それが意識を変える、意識を上へ上へと上げていくということだ。
私なりに学んだ結果である。

介護から得られるもの

嫌いなおじいちゃんを風呂に入れる。
風呂に入れると言っても９４歳の割には足腰がしっかりしているので
今のところ抱きかかえる必要はない。
服を脱ぐのを手伝って湯船に入れ上がってくるのを脱衣場で待つ。
「ホーイ」のおじいちゃんの合図であがるのを手伝う。
寒い時期なので体を支えすばやくバスタオルで拭く。
椅子に座らせて、手を取り丁寧に拭くとき私は幸せな気持ちになる。
そこには「してやってる」という気持ちはなくなっている。
機械ではなく温かい生身の人間の体を拭くという行為が逆に私に安らぎを与えている。
そして嫌いなおじいちゃんを瞬間、我にもなく愛おしいと思う。
幼い頃不安な時に母親の手を握った時の安心感と似ている。
また夜に主人と手をつないで寝た時は自分が充電されていると思った。
その時「俺からエネルギー取ってるやろう」と私の心を見透かしたように言った。
やはり人間は一人では生きていけないのだ。
本能で暖かい肌のぬくもりを求めているのだ。

娘よ

髪を洗うたびに「髪の毛がよく抜ける」と娘は言う。
しんどいことがある度にどんどん体が丸くなっていく。
それでも彼女は自分のお腹をたたきながら笑って言う。
生徒が「先生のお腹気持ちいい」って触ってくるねん。
見事に自分を押し殺して新たに再生してきたものの喜びを知っている。
どうぞ娘よ
土日の遊びすぎには気をつけて。
母はあなたの身体が心配なのです。

毎日楽しく家事をするには

寒波で寒いし、家事も介護もつらくなるこの頃である。
そんな私のための決め事を書いてみた。
①まず自分の居場所をちゃんと持つこと。
安心して自分がそこに居られること、そして暖かいこと。
②決してテレビをつけたままにしないこと。
これはテレビ好ききの私は延々と見てしまうので見る時間（または番組）を決める事。
そうでないと家事の立ち上がりが悪くなるし遅くなる。
③食事を作る前にはココアを飲むこと。
お腹がすいていたりイライラしていると、良い料理ができないからである。
④買い物はなるべく朝に行くこと。
朝に用事を済ますと一日が長くなり自分の自由な時間が持てやすいからである。
⑤あたたかい恰好をすることと化粧は絶対すること。
光熱費の無駄遣いをしないことと化粧をすることによって適度の緊張感が保たれる。
⑥簡単な習い事をする事
あまり難しい習い事はストレスになるが、適当な趣味は若々しくなれる。
⑦テレビではなくラジオを聞きながら家事をする。
いろんな情報が得られるし、耳から聞くことは行動的になれる。
おじいちゃんの会話にも使える。
⑧風呂を出た後は体が温まっているので、布団を敷いたり、洗濯をしたり、ごはんをしかけたりしておく。