今思えば幼い頃から怖がりで罪悪感の強い子どもだった。
ある日ピアノの稽古に行くのが嫌でずる休みをしてしまった。
しかし罪の意識が強く、いてもたってもいられなくなった。
どうしようかと祈るような気持ちで逃げ道を考えた。
当時近所のおばあちゃんが家の近くの病院で入院していると聞いていた。
とりあえず私はおばあちゃんの見舞いに行った。
そうすることで罪悪感を消そうとしたのだろう。
病室に入って私の顔を見るなりおばあちゃんはびっくりした顔になった。
しかしみるみるうちにおばあちゃんの目は真っ赤になった。
後のことは全然覚えていない。
ただこんな子どもの見舞いに、おばあちゃんが泣いて喜んでくれた。
それがとてもうれしかったのだ。
私にすれば精いっぱいの子どもなりの罪の償い方だった。
その事は未だに誰にも話していない。
ある日ピアノの稽古に行くのが嫌でずる休みをしてしまった。
しかし罪の意識が強く、いてもたってもいられなくなった。
どうしようかと祈るような気持ちで逃げ道を考えた。
当時近所のおばあちゃんが家の近くの病院で入院していると聞いていた。
とりあえず私はおばあちゃんの見舞いに行った。
そうすることで罪悪感を消そうとしたのだろう。
病室に入って私の顔を見るなりおばあちゃんはびっくりした顔になった。
しかしみるみるうちにおばあちゃんの目は真っ赤になった。
後のことは全然覚えていない。
ただこんな子どもの見舞いに、おばあちゃんが泣いて喜んでくれた。
それがとてもうれしかったのだ。
私にすれば精いっぱいの子どもなりの罪の償い方だった。
その事は未だに誰にも話していない。