ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

水晶髑髏がもとの体に戻って、その骸骨の大合体にただ呆然!

2008-09-08 | 映画
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」、上映終了週に見ました。

もともとの三部作ともに劇場で見ているから、やはり見逃せないなと思ったので。「スター・ウォーズ」については、結局エピソード2と3は劇場で見ていないのです。長い年月を経てやっと見せていただいた“あれ”、「エピソードⅠ/ファットム・メナス」についてはそれなりに興奮して見たわけですが、あの愛らしいアナキンがパドメ=アミダラと恋仲になるという成長の不可解、また、やがて暗黒面に落ちていくというアンハッピーな予定調和を見たくないという、それも理由のうちではありましたが、何のことはない、単純に気乗りがしないまま、映画館行きを先送りしているウチに「エピソードⅡ/クローンの攻撃」を見損なって……。ああ、これは、また別の記事で語るべきだな。

まあ、だから、インディは見損ないたくなかったわけです。

結果、見ている間は楽しかったですよ。

特にマットとの出会いの件(くだり)は初見の字幕版で気に掛かって、韓国から戻る飛行機の中で日本語吹き替え版で確認しなおしたくらいに。「雑種犬(マット)だって?」という字幕版のニュアンスに対して、「マットってのは、犬の名前じゃないか!」みたいな台詞になっていて、「インディアナ? そりゃあ、犬の名だろう!」という台詞に、よりいっそう響きあう感じでよいな、と思いました。(とはいえ、そもそも「最後の聖戦」の細かい部分を忘れているひとにはどうでもよいわけですけれども。)

作品全体としての面白みは、実は、今ひとつだったかも知れません。終盤のクリスタル・スケルトンの大合体と、あの巨大な飛行体(または異次元移動機)はやり過ぎじゃなかろうかと思ったくらいです。スピルバーグ作品でもあるとは言え、CE4やETではないのですから。

見ている間の楽しさは、だから本質的にシリーズを通した小ネタに支えられています。

マリオンのタフで大胆なところは変わらないな、とか、

ジョーンズ博士さようなら、と言った方の負けだよ、とか、

犬の名前、とか……。

シリーズ・ファンをくすぐりまくりです。

手放しでバンザイと評価は出来ないところもありますが、とにかく見ている間はやっぱりインディアナ・ジョーンズだよと幸せです。

DVD化も遠くはないようですので、見逃した方もチャンスがあれば安心して見られる作品だと思います。

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