どこにでも咲いている感じがするヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)ですが、
初めて小川の水辺で涼しげに咲いているのを見ました。
この花はいつもはよく道脇で見ます、暑苦しさを倍増していたのに不思議でした(笑)。
ヒメヒオウギズイセンは、ヨーロッパ原産で明治時代中期に入ってきた
外来種のヒオウギズイセンとヒメトウショウブの交配により作られた花です。
現在、各地の土手や河川敷などでよく見られますが、
繁殖力が強いので園芸品が逸出して野生化したものです。
「佐賀県では『ヒメヒオウギズイセン』の移入が禁止されているそうです、
理由は繁殖力が強い南アフリカ原産の外来種と在来種との交雑によって
純系種を根絶する恐れがあるからだそうです。
川辺に咲いていた「ヒメヒオウギズイセン」
木々に囲われ暑い夏の日を遮ぎり小さな小川のせせらぎの中、とてもやすらぎました。
道脇に咲いていた「ヒメヒオウギズイセン」
美しいのですが、暑苦しさがあることは免れませんね。
この暑い時期の花は、どちらかと言うと水辺に咲く花が涼しくていいですね。
蓮や睡蓮も水辺に咲きますが思うほど涼しく感じません。
今回、とても快く感じたのは、木々が茂り小川を覆って太陽を遮り、
きれいな水がせせらぎとなって流れているのでとてもす涼しく感じたのでしょうね。
加えて、目の覚めるようなヒメヒオオギズイセンが咲いているから、とても癒やされました。
今の世の中は、ボーダーレスの世界です、花も植物も今後一層外来種が入ってくることでしょう。
でも、ヒアリなどの有害な外来種はなんとしても入らないようようにしてほしいものですね。