こんなのできた!

単調な生活に新発見を!  
日々の小さな出来事の写真日記

2009/03/06 木村伊兵衛と与謝蕪村

2009-03-06 20:05:16 | Weblog


昨夜からの雨はまだやまず。
日課・・・  ラジオ体操、ゴミ出し。
ラジオ・新聞・ネットのニュースは
 ・ECB政策金利  年1.5%に利下げ   現行 2.0%
  英中銀政策金利は 年0.5%に利下げ   現行 1.0%
 ・「ダウ、281ドル安 約12年ぶり終値6500ドル台」
  GM再建の行方と金融危機への懸念が根強く大幅下落した。

注文してた携帯ラジオ「RF-ND280R」が届く。


9時ちょうどに宅配業者からこれから配達するの電話があり、その後、1分
も経たないうちに「まいど~」の声が聞こえた。用意してた代金
 RF-ND280R: 6,680円、 配送便: 630円、 代金引換手数料: 315円、
合計: 7,625円 を支払う。


           「RF-NT800R」(左)と今回購入の「RF-ND280R」(右)
「RF-NT800R」に比べると7割位の厚さに、横幅が1cm 位細く、高さが1cm
ほど伸びている。全体的に、私のような「ずんぐり型」から「スリム型」に変
わった。
また電池の数は2本から1本に減っている。ハンドストラップが付い
ていて便利だ。

午後、一時雨がやんだ。この間に


「Oやま」での買物と、


「わが家の神田川」をする。

■ 木村伊兵衛と与謝蕪村

木村伊兵衛 1901年(明治34年)生まれ、写真家である。
与謝蕪村  1716年(享保元年)生まれ、俳人であり画家である。
木村と蕪村、生まれに200年の差があり専門も違う。二人が出合ったことは
ない。しかし私の心の中では同じように生きている。

○ 木村伊兵衛
ライカをこよなく愛し、生きる人々の日常を自然な形で捉えた。
私が写真に興味をもった1970年代、木村はアサヒカメラに「街角にて」を毎
月1~2枚発表していた。下町のなにげない風景、どこにでもいるような
人たちの生き生きとした生活を捉えていた。

私はこの数枚の写真を見たいために雑誌を講読した。

ここに、木村の写真集がある。ぱっと開くと老婦人が写ってる。背景にさりげ
ない物・看板がある。
この人を見て今迄このような人生を歩んできたのだと勝手に想像を巡らす。
背景を見てその時代の生活をいろいろ思い浮かべる。1枚の写真を何時間
見ていても飽きない。
時間をおいて見ると前回と違う思いに巡らされる。

私は木村伊兵衛と同じ写真を撮りたくて同じカメラ、同じフィルムで試みた。


          Leica Ⅲf 1954年製造  まだ現役
中古のライカを買い、トライXという白黒フィルムをカメラに詰めて、同じよう
な場面を同じシャッタースピード・同じ絞り値で撮った。しかし木村のような
写真は撮れなかった。

○ 与謝蕪村
私が子どもの頃、与謝蕪村は画家と思っていた。
ある日書店で「新 折々のうた6」(岩波書店発行)を手にした。
最初のページに掲載されているのが、つぎの与謝蕪村の句だった。
「西の京にばけもの栖みて久しく荒れ果てたる家ありけり今は其さた(お化
けの話)なくて」の前書きのあと
  《春雨や人住みて煙壁を洩る》 (与謝蕪村 6-2)
著者の大岡信氏によると、蕪村の一句は優に短編小説に匹敵すると解説
している。
誰の作か知らずに口ずさんでた《菜の花や月は東に日は西に》は、与謝蕪
村の作だと後で知った。
蕪村のどの句をとっても一枚の絵になり、読めば読むほど奥が深く感じる。

木村伊兵衛と与謝蕪村、用いる媒体はそれぞれ異なるが、表現すると
ころは同じだ。


■ きょうのタマちゃん



   午後一時