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文化財的Archival教育

若い世代の学生・社会人の人達と、いろんなものの「長期保存」とは何を意味するのかを考えていく教育活動(Monthly)

2010年師走の「文化財的Archival教育」活動

2010-12-31 07:07:47 | Weblog
2010年「師走」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。

いよいよ今年も大晦日を迎えることになった。
今年も、本当にいろんなことが有ったが、この「文化財的Archival教育」ブログを5年前の2006年1月31日に開設して以来、月に一度のペースで更新を続けてきた。

只、日本経済の冷え込みは今後も継続されて行きそうなので、今年3月のブログで記載した様に、丸2年間続けてきた塾講師に関する情報は、当面このブログには登場しそうにないが、この塾講師は若者をターゲットとした「文化財的Archival教育」活動として大変重要だと考えているので、いずれの日か復活することを期待している。

来年早々には日本写真学会誌への投稿が今年10月に続いて待っているので、ちょっと新年早々慌ただしくなりそうだ。

さて、今月は5つのトピックスが有った。

まず、12/3の東京工芸大での年に一度の講義は、無事終了した。
今年も、YSPS研究所としての保存科学を軸にして、2010年のトピックスをまじえて1時間半話したが、学生からの反応は鈍く、ちょっと寂しい講義となった。
来年度は、一工夫して双方向の講義を目指したいと思っている。

12/6に参加した日経ホールで開催された「デジタル時代の文字・活字文化」は、この「文化財的Archival教育」活動にはぴったりの内容で、今後注目に値するシンポジウムである。

12/10~12の関西出張で、参加した京都便利堂「コロタイプ研究会」では、こちらも第12回となり継続の大切さと共に、今後の方向が注目される研究会で、如何に不況下での伝統的文化財研究活動が続けていけるかが課題であると再認識した。

12/16に東京・政策研究大学院大学で開催された、武田先端知財団主催の「アジアとの共創」は今後の日本経済の在り方の一つを提起していることを実感して来た。

更に、12/20の恒例カフェ・デ・サイエンスは、上記と同じ武田先端知財団主催で、テーマは「生命のパラドックス」と人間本来の行き方を再考させられる面白いテーマであったが、トーク後の、懇親会でのコミュニケーションもとても大切であることを感じたので、今後この点に注目して参加していきたいと思っている。

以上今年の「文化財的Archival教育」活動も含めた、師走の活動報告をしたが、来年も宜しくお願いしたい。

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「文化財的Archival教育」ブログ2010年度まとめ(20101201転載)

2010-12-01 07:32:01 | Weblog
月初めはこの「文化財的Archival教育」ブログのまとめ日とします。
今回は2010年1~11月の11件分
・・・・・・・・・
20100131>>>2010年睦月の「文化財的Archival教育」活動
2010年「睦月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は3つのトピックスが有った。
丸2年間続けてきた塾講師を止めてから、年を越し、復活までにはまだまだ先が長い様だが、諦めずに努力するつもりである。
ハローワーク経由の大和市の塾の話は、相変わらず生徒の集まり次第という返事を先週ハローワーク担当者から聞いた。
一方、勉強の方は、今月中旬に実施された大学入試センター試験問題を地道に解いている段階である。
この活動は将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考えている。
次に1/6&7で出かけた奈良・京都出張では、入江泰吉奈良市写真美術館のKSさんと文化財保存に関する議論をして、「文化財的Archival教育」の観点で継続して交流を図って行きたいと思っている。
最後に1/24、我が町松田町の寄で開催された第5回やどりきふるさと大学校に参加した。詳細は1/26の「なんアラ」ブログを参照願いたいが、この様な町単位、単位の活動にはなるべく積極的に参加して、広い意味での文化財とは、Archiveとは、教育とはを考えて行くつもりである。
そして高齢者(私も含めて)からの知見を早いうちに吸収して、それらを如何に今の若者に伝達していけるかを真剣に考えるべき時期に来ていると判断せざるを得ない今の日本の現状を噛み締めている。
以上3点が今月のトピックスである。
・・・
20100228>>>2010年如月の「文化財的Archival教育」活動
2010年「如月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は4つのトピックスが有った。
丸2年間続けてきた塾講師を止めてから久しく、ハローワーク通いも板についてきた(?)が、再就職(?)の気配はなかなか見えない。
この活動は将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考えている。
次に2/6、年に一度の恒例となった武田計測先端知財団シンポジウムに参加した。
今年のテーマは「脳と社会」で、脳神経細胞の最先端情報やロボットの人間社会に与える多大な影響力をどの様に制御できるかが今後の大きな課題であるとの認識を強く持った。
2/20には奈良新聞社主催の歴史に学ぶ加来耕三講演会「歴史学から見た聖徳太子」に参加した。
今年遷都1300年イベントが奈良でいろいろ計画されている中で、東京でのこの種の企画は参加者も多く、今後も継続されていくべき良い内容であった。
又来月も「邪馬台国と纏向遺跡」の講演会があるので参加予定である。
最後に昨日の2/27、やはり東京で、開催された2つのイベントに参加した。
一つは半蔵門にあるJCIIで開かれたトークショー「古写真に見る明治の東京パート3」で、今回は銀座近辺の「京橋区編」を写真家の石黒敬章さんと学芸員の井桜直美さんが古写真を基本にして熱く語り合われた。
二つ目は銀座鳩居堂で開かれている日中水墨研究会作品展に参加した。
こちらは「なんアラ」出版関係でお知り合いになったNFさんとの繋がりで参加したが、水墨画の奥深い芸術を堪能できた。
以上4点が今月のトピックスである。
・・・
20100331>>>2010年弥生の「文化財的Archival教育」活動
2010年「弥生」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は4つのトピックスが有った。
丸2年間続けてきた塾講師に関して、昨年7月以降ハローワーク通いを続けているものの、今月の横浜での中学受験塾の講師を受験したが今回もダメであった。
そこで、再就職が確定するまで、来月以降のこのトピックスの欄では細かい情報記載をせずに、暫く休止したいと思う。
但し、この塾講師は若者をターゲットとした「文化財的Archival教育」活動として大変重要だと考えているので、いずれの日か復活することを期待している。
次のトピックスは3/11東京都立産業技術研究センターで開催されたMLS(マテリアルライフ学会)表面界面研究会に参加したことだ。
既に面識のある方も居られたが、新規に名刺交換をして文化財を含めた保存科学に繋がる人脈を作ることが出来た。
早速翌週の3/15には懇親会で会話をした船井総合研究所のHIさんと、今後の交流が期待できるところまで話しあえた。
続いて同じ日(3/15)目黒で定期開催されているカフェデサイエンスに出席して、「粧う」と言うタイトルのトークショーでの質疑応答で、コラーゲンに関していろいろ意見を述べることが出来た。
ネット上での議事録がどんな形で表現されているかが、興味を引く。
3/27には先月の2/20に引き続き、奈良新聞社主催の文化講座を聴講した。
今回のテーマは「邪馬台国と纏向遺跡」で、今年になって大変注目されている場所での遺跡発掘成果でもあり、興味を持って聞くことが出来た。
更に、講師の奈良県桜井市教育委員会保存課主査のTHさんと交流が出来、来月の4/26に桜井市を訪れ、直接詳しいお話を聞けるアポを取ることが出来たことは、大きな成果であった。
今後THさんよりのメールを待って、当方からの「文化財的Archival教育」活動の全貌を伝えて、4/26の会談をより実りあるものとしたいと思っている。
以上4点が今月のトピックスである。
・・・
20100430>>>2010年卯月の「文化財的Archival教育」活動
2010年「卯月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は6つのトピックスが有った。
特に2回の奈良・京都出張と1回の四国旅行と言う集中した行脚が特徴である。
まずは4/2~4、家内と車で出かけた徳島・香川旅行は、主目的が姪の結婚式参加で有ったが、最終日に足を伸ばした徳島県美波町の海亀館は小規模ではあったが、今話題のカメのルーツを勉強する格好の機会となった。
次は4/6に孫が出演すると言うNHK教育番組「おかあさんといっしょ」の録画取りに正しく「おばあさん・おじいさんといっしょ」と決め込んだことだ。
以前から何度かFF時代にフィルムの保存科学の観点から渋谷のNHKを訪問していたが、この様に私的な用件で来たのは初めてであった。
スタジオパークは親子連れでごった返していたが、撮影現場の様子から、ふと京都の太秦を思い出していた。
「文化財的Archival教育」にはぴったりのテーマであった。
次のトピックスは4/11~12に出かけた奈良・京都出張で、主目的は小中同窓会と「なんアラ」奈良・京都代理販売所に対する用件であったが、翌翌週訪問予定の奈良遷都1300年祭キックオフの情報収集も大きな目的であり、結果は充分満足できるものであった。
続いて4/24~26で奈良を再度訪問し、主目的の「なんアラ・プレコラボ展」開催と共に、4/24にスタートした平城京跡の散策と東宮庭園の素晴らしさを実感して来た。
この庭園は日本庭園のルーツと言われるだけの価値は充分ある素朴さに感銘を受けた。
そして帰宅する日の4/26には、先月3/27奈良新聞社主催の文化講座「邪馬台国と纏向遺跡」で名刺交換した講師の奈良県桜井市教育委員会保存課主査のTHさんに会った。
纏向遺跡そのものは、邪馬台国卑弥呼の生誕地として期待されているが、私の興味はちょっと違った所にあり、THさんとは大和の鍛冶屋のルーツ保存の観点で話し合い、ご本人からもその内容に賛同を得たので、今後この話しは発展していく可能性を秘めていることが判ったことが、今回の大きな収穫となった。
最後に昨日4/29に参加した「いせはらフィル」コンサートはクラシック音楽継承の観点から今後も継続していろんな演奏家との交流を果たしていきたいと思っている。
以上6点が今月のトピックスである。
・・・
20100531>>>2010年皐月の「文化財的Archival教育」活動
2010年「皐月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は4つのトピックスが有った。
まずは5/8に東京印刷博物館で開催された、京都便利堂主催のコロタイプ研究会に参加したことである。
文化財的価値の高い種々の物件を高性能・高精細な技術で複製画に閉じ込めるコロタイプ手法を後世に残しておくための研究会である。
今回も新たにビデオによる説明が加えられた。
特にガラス乾板やフィルム原画が紹介されたことで、直接それらを見てみたい衝動にかられ、来月6/16に京都を訪れ、担当者のOYさんとお会いすることに決定した。
結果が楽しみである。
次のトピックスは5/21にFF社を訪問し、YSPS研究所としてのコンサルタント業務を実施した。
詳細内容は話せないが、映画フィルムを超長期保存するために、3色分解してBWフィルムに残すための技術的評価方法に関して、若手技術者にいろいろアドバイスをすることが出来た。
そして翌週の5/27に東京田町イノベーションセンターで開催された日本写真学会での画像保存とアーカイブのセッションに参加した。
そこでは上記映画フィルムのアナログ・デジタル変換に関する発表も含めて、文化財としてのアーカイブをいろいろ議論できたことは大収穫であった。
最後に本日5/31に東京目黒で開催されるカフェ・デ・サイエンスには「生命倫理」と言うタイトルでのトークショーに参加する予定である。
こちらは来月のブログで改めて紹介する。
以上4点が今月のトピックスである。
・・・
20100630>>>2010年水無月の「文化財的Archival教育」活動
2010年「水無月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
何と言っても今月のトピックスはサッカーワールドカップでの日本チームの活躍だろう!
なぜスポーツがこの「文化財的Archival教育」ブログと関連が有るかと言うと、他の市町村とも同じかもしれないが、当松田町では少なくともスポーツ関連行事は教育委員会のもとで実施されている。
又文化財的遺物などは全て教育委員会が管理している。これは全国的に統一されていて、国宝級の物を除きその町、その県で発掘された埋蔵物は全てその町・県の教育委員会の管理下に置かれるはずである。
さてサッカーの話しに戻り、深夜2時まで見ていた日本対パラグァイ戦は本当に惜しい、残念な結果に終わったが、今大会初めてのPK戦も見られたし、日本国民の大多数は大いに満足したのではないだろうか!
再度日本チームの監督・コーチ・全選手に感謝したい。
夢をありがとう!!!
今月は上記話題とは別に3つのトピックスが有った。
まずは6/5に小2になる孫のスポーツフェスティバルに参加したことである。
従来の運動会とさして変わりは無いが、今後日本の将来を担う若者の一生懸命な姿を見ることは常にそれからパーワーを頂くことが出来る。
次のトピックスは6/16~17で、京都・奈良を訪れ、便利堂の貴重な写真乾板や中型蛇腹式カメラを見学出来たこと、「なんアラ」新規製本技術トークが出来たことである。
そして最後は6/20にいせはらフィルのTSさん達ととった昼食会での話題で、児童文学に関してトークすることが出来、それが発展して同じ「なんアラ」仲間であるYMさんとメール上で繋がりが出来たことである。
これは今後広い意味での教育活動に進展していく可能性を秘めていて嬉しい限りである。
以上3点が今月のトピックスである。
・・・
20100730>>>2010年文月の「文化財的Archival教育」活動
2010年「文月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
本来なら明日が月末であるのだが、記載する時間が無さそうなので、前倒しで、本日7月分を書くことにした。
今月は「文化財的Archival教育」活動としてトピックスが少なかった。
特に何日にと限定されてはいないが、「文化財的Archival教育」活動に関連する「寿命予測のマスターカーブ」原稿の掲載の可能性が、写真学会誌であることが分かったことが進展である。
近々当学会の編集委員会で明確になるらしいので、期待して待ちたい。
もう一つは京都工繊大での8/1に新しく立ち上がる予定の学科(長持ちの科学研究センター)で、「長持ちの科学」の内容での講演会・研究会に参加することを決めたことが今月のトピックスであろうか?
これはYSPS研究所としても大きな意味のあることで、注目して最初の講演会(9/1)に出席するつもりである。
以上2点が今月のトピックスである。
・・・
20100831>>>2010年葉月の「文化財的Archival教育」活動
2010年「葉月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今年はいつも以上の猛暑に見舞われ、活動もなかなか思う様には行かなかった。
その中で、4つのトピックスを記載したい。
一つ目は、8/8に東京半蔵門で開催されたJCII主催の「彦馬が見た西南戦争」に参加したことだ。
詳細は8/9の「なんアラ」ブログを参照願いたいが、上野彦馬が撮影した、西南戦争当時の古写真は日本の近代化に向かう歴史的な事件としてとても重要な位置を占めていると思われる。
今後もこの分野の発展を期待したい。
二つ目は、8/28に神奈川県開成町で開催されたGtトリオコンサートに参加したことである。
「なんアラ」で懇意にさせてもらっているTSさんのアレンジでボーカルも加えて、熱気あふれるイベントであった。
この様な、ラテン文化にひと時浸るのも、日本文化を考える上で、とても大切なことだと思った。
三つ目は昨日8/30、東京目黒で開催されたいつものカフェ・デ・サイエンスに参加したことである。
今回で18回目となった「生命シリーズ」の最後のテーマは「生命合成」で、数回前に議論された「生命倫理」とも相まって、活発な意見交換が出来た。
講師の東工大准教授の話しは、とても新鮮で、迫力が有った。
と同時に、人間を含めた生命の存続の問題を浮き彫りにされた様に感じた。
このカフェ・デ・サイエンスは、次回からは違うテーマで再スタートするとのことだが、益々目が離せない、素晴らしい活動であると思っている。
最後の話題は、YSPS研究所としての写真学会基礎講座への投稿文作成で、既に文章案は編集委員長に送付しているが、図式を追加で送ることになっている。
本日その作業を実施して、文面も少し追加した形で、数日中に編集委員長に提出するつもりである。
以上4件のトピックスを記載した。
・・・
20100930>>>2010年長月の「文化財的Archival教育」活動
2010年「長月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月も前半は残暑が厳しかったが、ここに来て、漸く秋を感じられるようになった。
その中で、今月は3つのトピックスが有った。
一つ目は、9/1に京都で開催された「長持ちの科学研究会」発足記念講演会に参加したことである。
今年の3月まで、5年間京都工繊大の特任教授を引き受け、YSPS研究所としての主テーマ「保存科学」を京都の学生に何度か流布して来た。
この大学で、引き続き、各種マテリアルの長期保存を研究する上記研究会が発足したことは、とても素晴らしいことである。
今後もちょっと離れた立場で、この研究会に注目していきたいと考えている。
二つ目は、昨年来、懸案事項であった「寿命予測のマスターカーブ」原稿が、漸く、日本写真学会誌の10月号に掲載されることが決定されたことである。
昨日、東京から京都に移行してもう10年近く経過した当学会の出版所である中西印刷からその初校がメールで送付されてきた。
そして昨夜、一気に11項目の箇条書きで、初校修正をメール送付しておいた。
これで、来月末発行の日本写真学会誌73巻5号に、目出度く画像保存性評価のための基礎講座「アレニウスプロットを意識した寿命予測のマスターカーブ」のタイトルで、丁度3頁の記事が登場することになった。
喜ばしいことである。
願わくば、その続編も、執筆できることを願っている。
最後の話題は、「なんアラ」関連のトピックスで、10/17に沼津で開催予定の「第1回コラボ展」のスケジュールの最後に、パネルディスカッションを行い、「言葉と図形」、「文字とイラスト」の様なタイトルで約1時間参加者全員が話しあえる機会を作ることを決定したことである。
これは、「文化財的Archival教育」活動にも大きな影響を与えるものであると期待している。
以上3件のトピックスを記載した。
・・・
20101031>>>2010年神無月の「文化財的Archival教育」活動
2010年「神無月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
あの暑かった夏が過ぎ、漸く涼しくなったのもつかの間、一気に冬に突入するのではと思われる位、今年の秋も短く感じられそうだ。
その中で、今月は4つのトピックスが有った。
3つのブログの一つである「なんでもアラカルト」の「第1回・コラボ展」を10/17沼津で開催し、いろんな始めての試みを経て、無事終了したことが最初のトピックスとして挙げられる。
「文化財的Archival教育」活動の観点からも、多くの人との触れ合いはとても重要であると実感した一日であった。
10/25東京で開催された、カフェデサイエンスもそういう意味では、重要な位置づけにあるイベントである。
前回まで続いていた「生命の不思議」に続いて、今回からはいろんな場面での「パラドックス」について、考えて行くらしい。今回の「物理のパラドックス」では、「無から有」と言う我々の存在にまで及ぶ深遠なテーマでスタートしたが、今後どの様な展開を見せるのかとても楽しみである。
3つ目のトピックスは昨日の「YSPS研究所」ブログで取り扱った、日本写真学会誌10月号掲載の「寿命予測のマスターカーブ」である。
一昨日そのPDFがメールで京都の中西印刷から送付されてきたが、自分の記載した文が本になるのは、「なんアラ」活動での編集者といった立場とは、ちょっと違う感慨が有るものだ。
そして最後のトピックスは、東京工芸大での今年の講義日程が12/3に確定したことである。
今回は、担当のHY先生のご要望が、今まで続けてきた内容とちょっと異なる講義と言うことで、2005年に写真学会に投稿した「写真はどんな形でいつごろまで保存されれば良いのか?」を軸にして、上述の「寿命予測のマスターカーブ」も取り入れた講義を約1時間半行うつもりである。
最近の学生の反応にも興味を持って取り組みたいと思っている。
以上今月のトピックス4件でした。
・・・
20101130>>>2010年霜月の「文化財的Archival教育」活動
2010年「霜月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
北海道から東北にかけて、積雪の便りが続々と届き、ウィンターシーズンに突入の感が有る。
その中で、今月は4つのトピックスが有った。
まずは、11/5東京都写真美術館で日本写真学会主催の「画像保存セミナー」が開催された。
今年もアナログ・デジタルメディア保存の鬩ぎ合いの中で、本当に誰のための長期保存なのかをしっかりと見据えようとする動きが見られて来たことは歓迎されるべきことである。
日本人であるが、ヒューストンにずっと在住されている懐かしいTKさんと親交を深められたことと、懇親会で乾杯の挨拶のお鉢が私に回って来たことが、本行事での別なトピックスであろうか?
そして、昨日11/29スガ講演会が東京アルカディア市ヶ谷で開催され、懇親会も含めて、参加して来た。
詳細は今週末の「YSPS研究所」ブログで記載するとして、5名の方との名刺交換を含め、若い方々との話し合いは、日本の厳しい経済事情を肌で感じる貴重な時間となった。
懇親会終了後、「なんアラ」サポーターのTAさんとの再会に又違ったパワーを頂いた。
以上二つのトピックスは、「文化財的Archival教育」のために欠かせない恒例行事参加として位置づけされる。
以下の二つは直接は、関連無さそうだが、長期的には「文化財的Archival教育」にボディーブローとして影響してくる有効打であると考えている。
11/13のいせはらフィルコンサート参加は、音楽ジャンルの文化を遺して行くための活動の一環であると思っている。
詳細は11/14「なんアラ」ブログ参照!
最後のトピックスは一昨日11/28松田町開催のインディアカ大会参加である。
こちらは念願の湯の沢チームが優勝すると言う快挙で幕を閉じたが、スポーツジャンルの文化を継続して後世に伝える意味でとても重要なことであると考えている。
こちらの詳細も「なんアラ」11/29ブログを参照願いたい。
以上今月は4つのトピックスを述べた。
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「文化財的Archival教育」ブログ2009年度まとめ(20101201転載)

2010-12-01 07:30:08 | Weblog
月初めはこの「文化財的Archival教育」ブログのまとめ日とします。
今回は2009年1~12月の12件分
・・・・・・・・・
20090131>>>2009年睦月の「文化財的Archival教育」活動
2009年最初の月となる「睦月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は3つのトピックスが有った。
まず一昨年6月より始めた塾講師!
今年は高校・大学受験生を合計4名担当していて、毎日ピリピリとした対応が続いている。大学受験・高校受験共に既に一度は入試を経験し、二度目以降の受験に突入している真っ最中である。将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考え、新しい受験生の担当が決まれば今年も頑張って行きたいと思っている。
今年最初のイベントは1/27(火)に東大安田講堂で開催され、タイトルは「元素戦略/希少金属代替材料開発」であり、官が文科省・経産省・環境省他、学は各有名国立大・私立大、民はトヨタ・三菱化学を初め多くの企業が参画している大プロジェクトである。会場とのディスカッションの時間が設けられていなかったのは残念であったが、17のポスターセッションでの説明は現在中国他に頼っている希少金属の代替探索を迫られている日本の現状を切実に感じられるものであり、このブログにも長期的には関連する内容であった。
そして本日1/31(土)これから出席予定の武田計測先端知財団主催のシンポジウムで、タイトルは「共に生きる知恵」であり、保存科学の観点・文化財的Archival教育の観点からもとてもぴったりの感じがするイベントである。
・・・
20090228>>>2009年如月の「文化財的Archival教育」活動
2009年「如月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は3つのトピックスが有った。
まず一昨年6月より始めた塾講師!
今年は高校・大学受験生合計4名を担当をしているが、先日実施された神奈川県公立高校入学試験の発表が昨日有り、3名全員が目標の高校受験に合格した。
一安心である。
大学入試の方はまだ確定していない。
明日から3月度になるが、次の受験生を含めて新しい担当は決定しておらず、現在2名の担当のみが確定している。いずれにしても、将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考え、新しい受験生の担当が決まれば今年も頑張って行きたいと思っている。
次に2/8(日)と2/24(火)の二日に亘り、東京半蔵門にあるJCIIで開催されている「古写真に見る明治の東京」展に出かけ、保存科学に関する議論をNIさん、TNさんとしてきた。
今後も継続しての活動が期待できる。
最後は、今月中ごろより打診があった企業へのコンサルタント業務に関し、昨日電話での「保存科学」内容について照会があり、本日これからメールで回答予定である。
旨く行くと企業に対する「文化財的Archival教育」活動のひとつとなるはずだ。
・・・
20090331>>>2009年弥生の「文化財的Archival教育」活動
2009年「弥生」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は4つのトピックスが有った。
まず一昨年6月より始めた塾講師!
明日から4月度になるが、現在2名(中学からの持ち上がりの高1数学、高1から継続して遂に高3になった受験生英語)の担当のみが確定しているだけだが、将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考え、今年度も頑張って行きたいと思っている。
次に3/21に霞ヶ関プレスセンターで開催された奈良新聞社主催の「平城遷都と藤原氏」に参加した。
藤原京から平安京に至る間に位置する平城京は従来私の知識にあるより遥かに複雑な過程を経ていることが分かった。
特に平城京が安定して存在していたわけでなく、恭二京・難波京・紫香楽宮が間に割って入っていることもとても興味深く聞き入った。
又前の藤原京のあとを引き継いだ平城京であるが、その中で藤原氏が権力を強く支配していたことが改めて知らされた。
古の文化に触れた半日であった。
次いで3/23は目黒にあるギャラリーコスモスで開催されたカフェ・デ・サイエンスで「細胞におけるタンパク質の品質管理」のタイトルのトークショーに参加した。
生物の基本となるこのタンパク質の波乱にとんだ一生(誕生・成長・成熟・老化・死)は人間の品質管理システムの破綻と病気に密接な関連を持っていることが少々難解なトークの中から読み取れた。
最後に本日のメールのやり取りで、以前から文化財保存関連で知り合い、「なんアラ」に執筆願ったSSさんとこのブログとも関係する内容が有ったので以下それを示す。
・・・・・
<以下090331YSからSSさん宛メールの一部>
私も30年間の画像保存(しいては文化財保存を含めた保存科学)研究で、遺すとは何かを随分考え、会社組織の中で自分が出来ることと、組織からは逸脱するがしなければならないこととの葛藤に悩まされた時期も多くあり、結果的に周囲に悪影響(本人は全くその意思はありませんが)を与えていたかも知れないと振り返っています。
ただ、定年後(既に4年になろうとしています。)これからは自分が納得できる手法で保存科学を極めて行きたいと思っています。
私の専門は特に長期保存の評価方法です。
数年後、数十年後、数百年後、更には数千年・・・数百万年後(数百万年前は人類の誕生)まで本当に必要なものが保存されていると言う保障を説得力のある評価方法で世に知らしめるかに注力してきました。そのためには数年前・・・数百万年前から保存されてきたものを保存科学として評価できることが最も重要だと考えています。
そして自分が出来る最長の評価期間として15年を設定してFF勤務時代にそれをまとめて学会に報告しました。
今でも懐かしく思い出せると共に、この新手法はもっともっと世の中で活用されてほしいと考えています。
・・・
20090430>>>2009年卯月の「文化財的Archival教育」活動
2009年「卯月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
まずは当ブログのトピックスでは無いが、4/13に負傷した右手首が完治せず、未だに尾を引いている。早期回復を祈りたい。
さて今月は4つのトピックスが有った。
まず一昨年6月より始めた塾講師はそろそろ丸2年になる。
現在2名(中学からの持ち上がりの高1数学、高1から継続して遂に高3になった受験生英語)の担当のみで週に1度の金曜日だけとなっているが、将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考え、頑張って行きたいと思っている。
次に4/9に東京八重洲ブックセンターで開催された福岡伸一トークショーに参加した。
今注目されている「動的平衡」そのものをタイトルとしたトークで、人間を始めとした生物全体の生存意義を問うとても有意義な内容であった。
最後の質問コーナーでは直接福岡氏と話せたし、今後の当ブログ活動にも少なからず影響を与える中身の濃い1時間半であった。
次いで4/26は秦野市文化会館で開催された秦野市民交響楽団定期演奏会に家内と共に参加した。
有名なチャイコフスキーの序曲「ロメオとジュリエット」の次に演奏されたラフマニノフの大曲交響曲第2番はとても感動的であった。
指揮者の松元宏康氏の最後のトークもとても印象的であった。
クラシック音楽の魅力を伝え、遺して行く活動は当ブログとも共通すると考えている。
最後に4/27に新宿及び新宿御苑で開催された2つの展示会に参加した。
詳細は「なんアラ」ブログで記載しているが、NFさん、MKさんの今後のご活躍をお祈りすると共に「文化財的Archival教育」との繋がりを模索していきたいと思っている。
・・・
20090531>>>2009年皐月の「文化財的Archival教育」活動
2009年「皐月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
まずは当ブログのトピックスでは無いが、先月のブログでも記載した4/13に負傷した右手首から右腕・右肩に痛みが残り完治していない。
こちらはじっくりと取り組むしか無さそうである。
さて今月は5つのトピックスが有った。
まず一昨年6月より始めた塾講師は丸2年となった。
不況の嵐がこの塾にも及んでいて、正しくワークシェアリングで塾講師一人当たりの担当塾生が減っていることは確かである。
その中で現在2名(中学からの持ち上がりの高1数学、高1から継続している高3の大学受験生英語)の担当で週に1度の金曜日2駒(80分*2)のために往復2時間の通勤を継続している。
こちらは将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考え、頑張って行きたいと思っている。
次に5/6のテレビ東京番組公開収録に参加したことだ。
内容は「なんアラ」5/7ブログに詳細に記載しているが、6/9の20:55から「なんでも鑑定団in松田町」としてテレビ放映されるのでチェックしたい。
文化財保存としての雰囲気は少しながらも感じられる番組である。
次いで5/16川口で実施した「なんアラ」通巻10号出版記念講演会が今月の大きなトピックスであった。
こちらも詳細は「なんアラ」ブログで連日記載しているのでそちらを参照いただきたい。
「文化財的Archival教育」に関連する方々も多く参加頂き盛会に会が進行できたことに感謝したい。
そして川口講演会後3泊4日で廻った東京・埼玉・新潟・長野のミニ旅行では鉄道博物館・佐渡博物館・国宝松本城など文化財保存に直結する内容であった。
教育も含めた保存活動の重要性を再認識した。
上記同様「なんアラ」ブログで詳細記載している。
最後に5/27~28神奈川県すずかけ台東工大で開催された日本写真学会年次大会に参加した。
こちらは厳しい学会環境の中、デジタル活用・アナログ保存を益々実感した2日間であった。
「文化財的Archival教育」と密接な繋がりがある学会であるだけに、今後の行方を注視して行きたいと思っている。
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20090630>>>2009年水無月の「文化財的Archival教育」活動
2009年「水無月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
まずは当ブログのトピックスでは無いが、先々月のブログでも記載した4/13に負傷した右手首から右腕・右肩に痛みは相変わらず完治していない。
こちらはじっくり治療する予定である。
さて今月は5つのトピックスが有った。
まず一昨年6月より始めた塾講師は丸2年となった。
そして衝撃的なニュースとして記載することとなった。
つまり先週の金曜日で塾講師を事実上解任となった。
担当していた2名の受験生(高1&3)にはショックを与えないように考慮したが、不況の煽りはここまできたと言う思いだ。
昨日から始めたハローワーク通いで、再挑戦したいと思っている。
この活動は将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考え、一からの出直しである。
次に6/8のカフェ・デ・サイエンスに参加したことである。
内容は「花の咲く不思議」で、植物からの生命誕生へのアプローチである種々の議論はとても魅力が有り、今後とも継続して参加していきたいと考えている。
次いで6/13に京都清水寺で開催された「コロタイプ研究会」に参加した。
清水寺保有の重要文化財参詣曼荼羅の複製画作製の一部始終を勉強する会で、とてもインパクトがあった。
懇親会で得られたアナログネットワークを大切にしたいと思っている。
そしてこの京都出張を機会に友好を暖めた、京都工繊大YFさんとの文化財を含めた保存科学に対する議論は白熱し、丸二日間Archivalとは何かを焦点にして留まるところが無かった。
来月再度訪問予定であるが、当方から持参する「写真と文化財との関わり」を軸に又議論したいと思っている。
最後に京都から帰宅した当日の6/14は我が町松田町で開催されたフォルクロール・カルカス演奏会に参加した。
そしてラテンミュージックの素晴らしさに酔いしれた。
やはり友人であるTSさんの息子さんがカルカスのメンバーであることも相まって音楽文化の継承の観点からいやがうえにも盛り上がった夕べであった。
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20090731>>>2009年文月の「文化財的Archival教育」活動
2009年「文月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
さて今月は4つのトピックスが有った。
先月も述べたが、丸2年間続けてきた塾講師を止め、新たな場所を求めてハローワーク通いを続けている。
今まで2つの面接試験を受けたが、いずれも失敗した。現在書類選考が1件残っているが、あまり期待できないので、次の紹介状を貰ってきて来週にもその塾に電話を入れる予定である。
この活動は将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考え、再出発の準備中といった所だ。
次に7/10-11の京都出張。
マテリアルライフ学会年次大会参加で、京都工繊大に向かったが、「寿命予測におけるマスターカーブ」という大きなタイトルの解説記事を作成しようと思うきっかけとなった。
10/13に予定している同大学院生講義の資料にもすることで現在執筆中である。
10/14or15でのSKでの講演会、その後神奈川大講義でも活用するつもりである。
次いで7/14の東京出張。
こちらは先月京都でお会いしたKTさんと再会を果たし、「印刷システムの歴史」について議論した。約1600年の歴史の中でデジタル・アナログの本質に迫れる格好の材料だと考えている。この「文化財的Archival教育」にも密接な関連があると認識している。今後も継続して議論を続けて行きたい。
そして最後は7/24-26の大阪・奈良出張。
写真家のANさんとの会談、奈良写真美術館学芸員KSさんとの対話を通して長期保存の考え方見直すことができた。
7/25は新薬師寺・興福寺を訪れ、多くの国宝・重文と接して心が洗われる思いがした。千年単位の文化財の保存はまさしくArchivalそのものである。
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20090831>>>2009年葉月の「文化財的Archival教育」活動
2009年「葉月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
さて今月は5つのトピックスが有った。
丸2年間続けてきた塾講師を止め、新たな場所を求めてハローワーク通いを継続中である。
今月も不況の嵐が吹いていることは確かで、週に1度程度新規な求人チェックをしていくつもりである。
この活動は将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考えている。
昨日の衆議院総選挙での与野党逆転が吉と出るか凶と出るかは微妙だ。
次に8/1-2の群馬・栃木出張。
何点かの文化財に直接触れて、今後のこの「文化財的Archival教育」活動に寄与できる部分を足固めした。
次いで8/11にあしがら新聞の取材を受けた。
こちらは「なんアラ」活動が主体であるが、この「文化財的Archival教育」活動についても言及して貰えると思っている。
そして8/17に恒例のカフェ・デ・サイエンスに参加し、「クスリのリスク」に関する議論に参画してきた。今回はあまり積極的に意見を言えなかったのがちょっと心残りであった。
最後は「YSPS研究所」ブログで7/18より連載し始めた「寿命予測におけるマスターカーブ」に関することである。
これは本来「文化財的Archival教育」ブログで扱うものである。
しかしこのブログがひと月に一度の更新であるので、週に一度の更新の「YSPS研究所」ブログでまとめて、今年予定している大学・企業での講義・講演、更には学会誌投稿に繋げたいと考えたわけである。
内容は下記の7項目で現在4まで執筆し、残り5-7を追加してまずは10/13の京都工繊大院生講義に間に合わせたいと思っている。
1.序:寿命予測の意義
2.寿命予測におけるマスターカーブの重要性
3.マスターカーブ作成の手順
4.マスターカーブの限界
5.プロファイル外挿法の登場
6.各種予想学とのタイアップ
7.まとめと今後の展開
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20090930>>>2009年長月の「文化財的Archival教育」活動
2009年「長月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
さて今月は6つのトピックスが有った。
丸2年間続けてきた塾講師を止め、丁度3か月が経過した。
新たな場所を求めてハローワーク通いを継続中で、本日久しぶりに面接・試験を受けに町田まで出かける。さて結果は?
昨日の「なんアラ」ブログで記したが、今教育現場がとても危うい状況にあることは確かである。
この活動は将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考えている。
次に9/1FF社で昨年末の講義に続いて保存性評価に関する2度目の講義兼コンサルタントを実施した。
今後のフォローを期待している。
次いで8/11にあしがら新聞の取材を受けたが、9/5にその記事が掲載された。
こちらは「なんアラ」活動が主体であったが、この「文化財的Archival教育」活動に繋がるものと考えている。
そして9/5に当団地在住のNFさんと会談し、ハイオマスエネルギーに関して話しあった。NFさんは実際に現在でもその発展にご努力されているとのことで、松田町に対して今後の導入アドバイスをされている。当方としても「文化財的Archival教育」活動の観点でフォローをして行きたいと思っている。
9/20には秦野市交響楽団の定期演奏会に家内と参加したが、その際に渡されたチラシに"いせはらフィル"の11/1演奏会情報があり、メールで楽団員のTSさんと知り合いになった。11/1楽団を紹介して戴ける所まで来た。この機会にこの「文化財的Archival教育」活動を宣伝したいものである。
「YSPS研究所」ブログで7/18より連載し始めた「寿命予測におけるマスターカーブ」は9/19ブログをもって完成した。
これは本来「文化財的Archival教育」ブログで扱うものであったが、monthlyの頻度では間に合わず、weeklyの「YSPS研究所」ブログを使った次第である。
完成した内容は下記の7項目で10/13の京都工繊大院生講義及び10/15京都SK社講演で利用するつもりである。更には神奈川大での講義とMLS誌への解説記事投稿を予定している。
1.序:寿命予測の意義
2.寿命予測におけるマスターカーブの重要性
3.マスターカーブ作成の手順
4.マスターカーブの限界
5.プロファイル外挿法の登場
6.各種予想学とのタイアップ
7.まとめと今後の展開
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20091031>>>2009年神無月の「文化財的Archival教育」活動
2009年「神無月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
さて今月は7つのトピックスが有った。
丸2年間続けてきた塾講師を止め、4か月が経過した。
現在ハローワーク経由で大和市の塾との交渉で、担当の生徒待ちの状態である。
この活動は将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考えている。
次に10/2に東京工芸大芸術学部映像学科で100名強の学部2年生対象で「文化財的Archival教育」の講義を行った。
後ほど送付されてくる予定のアンケートに期待をかけたい。
次いで10/13&15に、京都工繊大&京都SK社で「寿命予測のマスターカーブ」のタイトルで講義(約40名の院生対象)・講演(7名の企業研究者対象)を行い、保存科学に関するトレンド評価方法を理解願った。
そして10/14&16,17に、京都東寺、長岡京、宇治平等院でそれぞれ個人的な繋がりのYKさん、そして古都保存財団の協力で多くの国宝を含めた文化財施設見学をすることが出きた。
10/26には恒例となった目黒でのカフェ・デ・サイエンスに参加して生命の不思議を勉強した。
翌10/27には千葉県野田市の東京理科大火災科学研究センターを訪問して、火災科学研究の現場を見学するとともに、文化財施設の火災の際の対応に関して質疑応答を実施してきた。
まだまだ民間の施設に比べて対応は遅れているようだ。
最後に昨日10/30恵比寿にある東京都写真美術館で開催された画像保存セミナーに参加し、多くの文化財の長期保存に関しての議論に参画してきた。
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20091130>>>2009年霜月の「文化財的Archival教育」活動
2009年「霜月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
さて今月は4つのトピックスが有った。
丸2年間続けてきた塾講師を止め、5か月が経過した。
現在ハローワーク経由で大和市の塾との交渉で、担当の生徒待ちの状態である。
しかし先日の日経(11/26朝刊)記載記事「学習塾、下方修正相次ぐ!」の様に世情は教育費削減方向なので更に腰を落ち着けた待ちの姿勢が必要となりそうだ。
又、先日のニュースで、15歳までの学力検定だけでなく、16~65歳までの国際学力検定の方向で日本も検討するとのニュースが流れた。
中身は「読解力」、「数学力」、「IT情報力」の3つであったが、そのうちの「数学力」に対しては、現在高橋一雄著日本実業出版社「もう一度高校数学」を約2/3読破した。現在積分法問題を実行中である。
この活動は将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考えている。
次に11/11にスガ財団主催のウェザリング講演会に参加した。当ブログとは直接関連は無いようだが、ウェザリングは文化財にも重要な役割を担っていると考えている。
次いで11/14には横浜三渓園で京都便利堂主催のコロタイプ印刷研究会に参加した。
こちらは文化財保存そのものを考える重要なもので、継続して参加している。
YSPS研究所としても今後ますます目が離せないと考えている。
最後に11/27は東京大手町で開催されたエスペック主催の環境試験機講演会に参加した。
こちらも各種マテリアルの長期保存に対する試験方法が主体であるが、どうしても最初に規格ありきの世界情勢を何とか一般ユーザーから見た長期保存に目を向けさせる努力を払っていきたいと考えている。
現在エスペックと講演・会談交渉中である。
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20091231>>>2009年師走の「文化財的Archival教育」活動
2009年「師走」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は4つのトピックスが有った。
丸2年間続けてきた塾講師を止め、遂に半年が経過してしまった。
先月のブログで記載した、ハローワーク経由で大和市の塾の話しはこの不況下で進んでいない。つまり生徒が集まらないと言う状況の様だ。
一方現在進めている、高橋一雄著日本実業出版社「もう一度高校数学」は積分法を終え、ベクトル問題に入っている。
この活動は将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考えている。
次に12/4に東京経団連ホールで開催された日総研の農業問題シンポジウムに参加した。この不況下での日本の農業の将来はやはり政治に任せるのではなく、自努力で這い上がるしか解は無いという感じを受けた。
次いで12/8~10で出かけた仙台・米沢出張は、ケミルミ研究会の超緻密部分へのアプローチ、そして上杉家・直江家の壮大な歴史に触れてこの「文化財的Archival教育」に大いに役立った。
最後に12/16には神奈川大FO研究室で院生・学部生対象に「寿命予測のマスターカブ」のタイトルで講義を行った。質疑応答も活発に行え、後ほど送付されてくるはずの院生レポートが楽しみである。
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「文化財的Archival教育」ブログ2008年度まとめ(20101201転載)

2010-12-01 07:28:15 | Weblog
月初めはこの「文化財的Archival教育」ブログのまとめ日とします。
今回は2008年1-12月の12件分
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20080131>>>2008年睦月の「文化財的Archival教育」活動
2008年最初の月となる「睦月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は5つのトピックスが有った。
まず昨年6月より始めた塾講師!
今月もドタキャンが多く、昨日は3駒目の真ん中がキャンセルで参ってしまった。今月だけでキャンセル駒数を合計すると9件にも及んだが、将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考え直し今年も頑張って行きたいと思っている。
今年最初のイベントは1/12(土)に朝日新聞主催・上智大学で実施された「世界遺産と生きる」シンポジウムである。
詳細は1/26朝日新聞朝刊紙面で紹介された。
私個人としてはスケールの大きさ(主催者・会場・参加者数・テーマなど)に比べ内容が絞り込めずちょっと散漫な感じを受けた。
続いて1/18(金)古都保存財団主催で横浜赤レンガ倉庫ホールで開催された第1回「美しい日本の歴史的風土・環境フォーラム」に参加した。
こちらもスケールの大きさは上記シンポジウムと余り変わらなかったが、やはり世界遺産を意識したイベントで一年ごとに各地を廻る計画の第1回目であり、今後の活動が注目される。
そして1/26(土)武田計測先端知財団主催のトークショー兼懇話会であるカフェ・デ・サイエンスがいつもの新宿御苑で行われた。
今回のテーマは「微生物は敵か味方か」でとても内容のある議論が展開された。
30名と言う限定された会合が魅力的である。
次の開催日(3/29)も決まっているので是非継続して参加していきたい。
特に保存科学の観点・文化財的Archival教育の観点からもとてもぴったりの感じがするイベントである。
最後は昨日1/30(水)に訪問した神奈川大学湘南。平塚キャンパス大石研究室である。
大石先生を始めとして、AUさん、YNさんとの出会いもとても嬉しいひと時であった。
目的とする神奈川大での講義及び共同研究の可能性の議論は前向きで進みそうで安心した。
以上5点が今月のトピックスであり今年最初のブログとしたい。
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20080229>>>2008年如月の「文化財的Archival教育」活動
2008年「如月」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は3つのトピックスが有った。
まず昨年6月より始めた塾講師!
相変わらずドタキャンが多い中、腐らずに講師を務め今日で丁度9ヶ月が経過した。現在担当している塾生6名の内5名が持ち上がりで高校・大学への受験生となる。そして引き続き担当をする予定だ。将来の「文化財的Archival教育」に繋がると期待しこの塾講師を継続して頑張って行きたいと思っている。
今月最初のイベントは2/2(土)に武田計測先端知財団主催の「豊かな未来へ向けての選択」と言うタイトルで昨年に続き講演会が東大敷地内にある武田ホールで開催された。
今年は主として化学物質のリスク管理の話と人間にとって有効なファインケミカル探索に対する日本独自の取組がテーマであった。
最後のパネルディスカッションはもう一つ迫力が無かったが今後もこの種の講演会には引き続き参加していきたいと思っている。
次いで2/16(土)に奈良新聞社主催の文化講座「高松塚光源」に参加した。
テーマは高松塚古墳の石室解体に絡む壁画の保存情報や壁画のルーツに関するもので奈良県出身の私としてはぴったりのものであった。
今回で30回目となるとのことで過去の講座内容を後ほどファックスで送付願った。
その結果1993年から年に1-2度のテンポで奈良県内の種々の文化財に関していろんな角度からの切り口で文化講座を実施していることが分かった。
こちらも今後継続して参加予定である。
以上3点が今月のトピックスであった。
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20080331>>>2008年弥生の「文化財的Archival教育」活動
2008年「弥生」の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は3つのトピックスが有った。
まず昨年6月より始め、そろそろ1年となる塾講師!
今月は春休みと学年進級の時期で生徒の気持ちの切り替えが実際に行えるかどうかが本人の自覚に委ねられていることがちょっとまどろっこしい印象を受けている。将来の「文化財的Archival教育」に繋がることを期待しこの塾講師を継続して頑張って行きたいと思っている。
今月最初のイベントは3/9(日)に奈良薬師寺を訪れ、現在東京国立博物館で開催されている国宝日光・月光菩薩像の運び出し当日タイミングであったことがとても印象的であった。
薬師寺管長の秘書を勤めておられる方が私の小学校同級生KTさんの旦那さんであることが後ほど分かった。
その方の詳細な案内によって「文化財的Archival教育」としてはぴったりの内容の見学が出来、素晴らしい思い出として心に残っている。
又当地で写経の経験を生れて初めて出来たことは薬師寺をとても身近に感じられた所以でもある。
次いで3/29(土)に武田先端知財団主催の第18回カフェ・デ・サイエンスに参加し、「生命の進化」に関するトークショーで積極的に議論に参加できたことである。
このテーマはとても意義があり且つ重要でタイムリーであることが今後も「文化財的Archival教育」にも大いに役立つと思っている。
今年度も生命を主テーマとした活動を年に6回程度行うとの事で、次回予定の5/31(土)を含めて継続参加するつもりである。
以上3点が今月のトピックスであった。
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20080430>>>2008年卯月の「文化財的Archival教育」活動
2008年「卯月」の「文化財的Archival教育」関連活動について述べたい。
今月は4つのトピックスが有った。
まず昨年6月より始め、そろそろ1年となる塾講師!
今月から新学期となり、受け持っている中・高生6名は全て1学年進級したわけである。一人を除き残り5名は全て受験生となるのでそれだけの自覚は必要となるが、春休み中にその自覚の切り替えがスムーズに行えたかどうかがカギを握っている様だ。心身ともに見違えた生徒が2名いることは頼もしい限りだ。将来の「文化財的Archival教育」に繋がることを期待しこの塾講師を頑張って行きたいと思っている。
今月最初のイベントは4/12(土)に南足柄市民会館で開催されたミュージカル「地震カミナリ火事オヤジ」公演に参加したことである。
詳細は「なんアラ」4/14のブログを参照いただきたいが、実施したのは劇団ふるさときゃらばんと言って1983年に東京都小金井市を本拠地に創設されたミュージカルカンパニーである。
途中10分の休憩を挟み約2時間半にわたる熱演は私の心と脳裏に深くその印象を留めてくれた。シナリオ・キャスト共にとても気に入った。
途中息を付かせないほどの迫力のある場面は何度もあってまったく退屈はしなかった。公演終了後のキャストとの直接握手会も素晴らしく、まだ手の感覚として残っている位だ。
次いで4/16(水)に横浜市市民ギャラリーで開催された絵画展に参加したことだ。知り合い2人の作品に触れて懐かしい感情を持った。
同時開催された神奈川県二科展も見学して絵画・写真を思う存分堪能した。創作文化に浸った半日であった。
翌日4/17(木)は東京国立博物館で開催されている薬師寺展に赴き、国宝日光・月光菩薩像を始めとする11に及ぶ国宝にため息が出るほどの感動を覚えた。特に先月その菩薩像が運び出された3/9当日に奈良の薬師寺を訪問しているだけに尚更その懐かしさと共に、現在も薬師寺で帰りを待っている国宝弥勒菩薩を思い起こした。人間界の家族の絆に思いを馳せた。
又「文化財的Archival教育」活動にとっても国宝を始めとする文化財の保存・展示の観点からとても有意義なイベントであったと思われる。
以上4点が今月のトピックスであった。
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20080531>>>2008年皐月の「文化財的Archival教育」活動
2008年「皐月」の「文化財的Archival教育」関連活動について述べたい。
今月は4つのトピックスが有った。
まず昨年6月より始めた塾講師は丁度丸1年となり、昨日塾長とも「良く続きましたね、何か得るものが有りましたか?」と尋ねられ、「若者の考え方が分かり、大いに勉強になった」と答えておいた。
中・高5名の受験生(他に1名は高2)を預ることになるが、将来の「文化財的Archival教育」に繋がることを期待しこの塾講師を頑張って行きたいと思っている。
今月のイベントは5/18(日)の「なんアラ」札幌講演会に尽きる。
詳細は「なんアラ」ブログを参照願いたいが、参加人数こそ7名と少数であったが、北海道地区初となる北の地札幌での講演会は季節も良く、出版と言う文化を語るには格好の雰囲気であった。参加者のTKさんとも今後の出版文化について熱く議論できたことは記憶に新しい。
次いでその二日後5/20に土砂降りの悪天候の中、北海道初となる国宝「中空土偶」を見学すべく函館市南茅部町の「大船遺跡」を訪問した。
残念なことに国宝そのものは現在展示しておらず函館市に保管されているとのこと。
又レプリカも現在貸し出されていて写真のみの見学となったが、親切な担当者との会話で北海道初となる国宝管理の意気込みは今年秋の新展示館完成への期待となって表れていた。
文化財保存と展示との難しさを改めて感じたひと時であった。
最後のイベントは本日これから東京に出張して、カフェ・デ・サイエンスに参加してくることである。こちらは又来月のブログで紹介したい。
以上4点が今月のトピックスであった。
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20080630>>>2008年水無月の「文化財的Archival教育」活動
2008年「水無月」の「文化財的Archival教育」関連活動について述べたい。
今月は4つのトピックスが有った。
昨年6月より始めた塾講師は丸1年を過ぎ、いよいよ2年目に突入した。
先日も塾長とのちょっとした考え方の相違もあり気まずい思いをしたが、なるべく将来ある熟生のことを第一に考えて継続していくつもりである。
中・高5名の受験生(他に1名は高2)にインパクトを与えられることが、将来の「文化財的Archival教育」に繋がると考え、この塾講師を頑張って行きたいと思っている。
次いで先月末に記載した5/31「文化財的Archival教育」ブログの薬師寺東京別院での「もう一つの薬師寺展」への参加がある。
奈良の薬師寺だけでなく、東京でのこの様な活動は地道ではあるがとても大事なことだと薬師寺副管長の話を聞きながら考えた。
当日のもう一つのイベントであるカフェ・デ・サイエンス参加もタイトル「生命の知・工学の知」はとても長いレベルの活動であり、次回の7/28に予定されている「メスとオス」にも是非参加したいと思っている。
最後に6/22に参加した我が町松田寄でのバードウォッチングは鳥類のArchivalには欠かせない活動であり、こちらも機会が有れば是非継続参加していきたいと思っているし、そのイベントが続けられることを期待している。
以上4点が今月のトピックスであった。
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20080731>>>2008年文月の「文化財的Archival教育」活動
2008年「文月」の「文化財的Archival教育」関連活動について述べたい。
今月は4つのトピックスが有った。
昨年6月より始めた塾講師は丸1年を過ぎ、塾講師の中でも新人を脱して中堅(?)の領域に入った。
塾生は夏休みに入り、少々弛みが出てくる頃だが、ここで大きく差が開き、人生での転換点にもなる可能性があるので、塾生には発破をかけている段階である。
イベントとしては、まず7/5に奈良市で開催された便利堂主催の「コロタイプ研究会」に参加したことが今月の大きなトピックスである。
同時に現在開催中の国宝法隆寺金堂展を見学してそのスケールに大きさに圧倒された。
京都と並んで奈良の文化財施設・保存対象物の多さを改めて実感した一日であった。
7/28には前回の5/31に次いで実施されたカフェ・デ・サイエンスに参加したことがトピックスとして上げられる。タイトルは「雄と雌をめぐる謎」と言ったまさしく謎めいた内容であったが、人間を含む動物の雌雄の謎はたった2時間では収拾がつかないほどの展開をみせた。
いつもなら一言は発言するのだが、その場面もついに訪れなかった。
残念であるが又次の機会に楽しみとして残しておこう!
いずれにしても通常のメディアを通じての情報ではなく、ダイレクトに議論される人達の顔を直接見ての情報伝達であるだけにその迫力は想像以上であった。
益々勉強する意欲が湧いてきた。
上記塾生にもこのパワーを伝えて行きたいと思っている。
最後に前回の6/22次いで7/27に実施された我が町松田寄での渓流ウォッチングは実際に川原に入り、様々な昆虫・虫・小魚を直接観察するもので、一緒に参加した孫がはしゃぎまわって落ち着いて講師の説明が聞けないほど楽しいイベントであった。
この様な活動も長期的に見れば文化財保護の延長線上にあるとても重要なことであると思っている。
以上4点が今月のトピックスであった。
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20080831>>>2008年葉月の「文化財的Archival教育」活動
2008年「葉月」の「文化財的Archival教育」関連活動について述べたい。
今月は3つのトピックスが有った。
昨年6月より始めた塾講師は夏休みに入り、月水金の駒数が一日に通常3駒の所、4駒に増え慌しい日々がこの前の金曜日でやっと終了した。
来週の9/1からは又平常の月水金、一日3駒に戻ることになる。
又新たな気分で取り組むつもりである。
イベントとしては、8/28に開催されたMLS20周年記念講演会に参加したことである。
特に「文化財的Archival教育」の観点からは、「経年図書の劣化サンプル解析」、「漆関連物質の抗菌性」、「冠水した図書資料の固着現象解析」、「漆喰土蔵の凍結破壊現象」などとても役立つ発表が有って満足できる出張となった。
又直接当ブログと関連性は無いが、8/16に出張した奈良橿原市で開催された高校同窓会は藤原文化から平城文化にかかわる橿原神宮の極傍であった。
そして懐かしい旧友達との会合は長期にわたる歴史を感ぜざるを得なかった。
以上3点が今月のトピックスであった。
今回ブログを記載している時に現在継続記載している3つのブログの相互の関連をまとめて見たい衝動に駆られた。
結果は下記であるが、今後もこのバランスに基づいて活動を展開していくつもりである。
・・・・・・・・・
<YSが展開している3つのブログの関連表>
    なんでもアラカルト・YSPS研究所・文化財的Archival教育
ブログ記載インターバル    毎日   毎週          毎月
活動インターバル    数年   十数年     数十年
活動頻度      多い(ほぼ毎日) 中程度(月単位)   少ない(年単位)
活動資金     持ち出し(出版業) バランス調整役 収入源(コンサルタント業)
・・・
20081001>>>2008年長月の「文化財的Archival教育」活動
2008年「長月」の「文化財的Archival教育」関連活動について述べたい。
月末にこのブログ記載をするのが慣例だが、昨日は自宅オール電化工事で終日パソコンが使用できなかったのでこの記述が翌日となってしまった。
今月は3つのトピックスが有った。
昨年6月より始めた塾講師は二学期が始まり、通常の月水金と週3回、一日3駒の定常講師に復帰した。
そろそろ中学・高校共に中間試験となるので、又試験前後のチェックが主となる。
イベントとしては、先月9/13に「奈良の地名フォーラム」のタイトルで、霞ヶ関にあるプレスセンターで講演会が有りそれに出席した。
この件に関しては9/14の「なんアラ」ブログ、9/20の「YSPS研究所」ブログでも記載しているので参照されたい。
参加者は約250名と盛況で、講演・パネルディスカッションの内容も、文化財的Archival教育として大事なテーマを扱っていた。
今回の講演・ディスカッションでは古来の地名がどんどん改訂されて無くなっていくことを憂いながらその古来地名の重要性をいくつもの例を上げて取り上げられたことはとても有意義なことであった。
この地名改訂の件は、市町村合併に伴う町村名の消失と共に古来使用されてきた”字”をしっかりと残すことの必要性を語られた。
特に私の出身地である奈良県五条市や、先日の平成合併で消えてしまった新庄町(現葛城市)を始めとして飛鳥、斑鳩、畝傍、橿原、御所、磯城、當麻、榛原、浮気、平城、平群、耳成、三輪、掖上(五十音順)などとても懐かしい名前の由来が講演の中や購入した本「奈良の地名由来辞典」から分かったことは大きな収穫であった。
ゆっくりと時間をかけてこの本の中身を知ると共に、既刊の東京・京都・鎌倉の地名由来辞典にも手を広げてみたいと思っている。
最後のトピックスは毎年秋から冬にかけて行ってきた東京工芸大映像学科での講義日程が10/10に急遽決定したことである。
こちらは今週末までに講義資料を担当のHY先生に送付することになっている。
以上3点が今月のトピックスであった。
・・・
20081031>>>2008年神無月の「文化財的Archival教育」活動
2008年「神無月」の「文化財的Archival教育」関連活動について述べたい。
今月は4つのトピックスが有った。
昨年6月より始めた塾講師はいよいよ1年半に近づき、全体の講師数の順番を示すトレイの段数も当初の最下段から現在は上から4番目まで昇格(?)した。
来月に入ると中学・高校共に2学期期末試験となり、来年1月末の神奈川県公立試験や大学入試センター試験も日程が発表されいよいよ試験直前の雰囲気が迫ってきた。生徒達に自信を持たせる時期に来ている。
長期的視野に立った指導をしていきたいと思っている。
イベントとしては、まず10/10の東京工芸大でこのブログと同じタイトルで90分の授業を行った。
学生達の反響を示す報告書が担当教授からまだ送られてきていないので、来月まとめて言及したい。
次のトピックスは昨日・今日と開催中の画像保存セミナーでの出来事である。
昨日はイーブニングレクチャーで東京都写真美術館館長の福原さんがアナログ写真からデジタル写真への過渡期の対応を自分の体験に基づいて分かりやすく紹介された。その後ロチェスターのIPIから来られたライリーさんが更に広い立場から保存科学を述べられ、YSPS研究所としても非常に有意義な半日であった。
本日引き続き、同じ写真美術館でセミナーは開催されるので、最後のパネルディスカッションでは実際に参画したいと思っている。
最後に同会場でFFのKOさんと名刺交換をして、先日(半年前くらい)来、気になっていた映画フィルムの保存に関するコンサルタント打診があり、やはりYSPS研究所として対応していくと共に、若者への保存科学教育の場としても活用して行きたいと考えている。
以上4点が今月のトピックスであった。
・・・
20081130>>>2008年霜月の「文化財的Archival教育」活動
2008年「霜月」の「文化財的Archival教育」関連活動について述べたい。
今月は4つのトピックスが有った。
昨年6月より始めた塾講師はいよいよ1年半が経過した。
そして来年1月末の神奈川県公立試験や大学入試センター試験も日程が発表されいよいよ試験は直前に迫ってきた。
一方推薦入学が決定した生徒もいて、塾を去るものも出てきている。
それに伴い週3回の塾は来月から月曜・金曜の週2回に変更することで塾長と合意した。
いずれにしても長期的視野に立った視点から、生徒を指導していきたいと思っている。
イベントとしては、11/8に開催した「なんアラ」奈良講演会がある。
詳細は「なんアラ」ブログを参照願いたいが、「文化財的Archival教育」としては、40~45年前に家庭教師をしていたお二人にこの講演会に出席していただき懐かしい声でミニ講演をしてもらったことが印象的であった。
続いて11/8前後で訪問した元興寺文化財保存修復センターや奈良文化財研究所藤原調査部そして入江泰吉奈良市写真美術館の3箇所では、「文化財的Archival教育」の観点から多くの事を学んだ。
親切丁寧に御説明いただいたNUさん、NIさん、KSさんには改めて感謝いたします。
最後のトピックスは11/25にYSPS研究所としてコンサルタント業務を実施したことである。
ここでも、「文化財的Archival教育」の観点から今後も若手技術者に対する指導を行いたいと思っている。
以上4点が今月のトピックスであった。
・・・
20081231>>>2008年師走の「文化財的Archival教育」活動
2008年「師走」の「文化財的Archival教育」関連活動について述べたい。
プライベートなことで申し訳ないが、私のお袋が今月12/2に逝去した。
まずはこの場で哀悼の意を表すると共に、この「文化財的Archival教育」にも何らかの形で協力してもらい、心から感謝したいと思う。
さて今月は3つのトピックスが有った。
昨年6月より始めた塾講師は1年半が経過し、いよいよ今年の受験生も来月末の神奈川県公立試験や大学入試センター試験が直前に迫ってきた。
それに伴い一度は週3回の塾が12月は月曜・金曜の週2回に変更されたが、1月は元に戻り週3回に復活し、集中講義をすることとなった。
いずれにしても長期的視野に立った視点から、今後も生徒を指導していきたいと思っている。
イベントとしては、12/11に神奈川大YO研究室で大学院生対象で「写真用素材の耐久性評価における色素濃度濃縮・微粒化によるモデル化と経時劣化の実際」と言うタイトルで講義を行った。内容は昨年京都工繊大YF研で実施したのと大差は無いが、「文化財的Archival教育」の観点からも突っ込んだ議論が講義後の質疑応答で出来たことは有意義であった。
最後のトピックスは先月11/25にYSPS研究所としてコンサルタント業務を実施したが、引き続き来月中旬に2回目が実施される予定であることを確認したことである。ここでも、「文化財的Archival教育」の観点から若手技術者に対する指導を行いたいと思っている。
以上3点が今月のトピックスであった。
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「文化財的Archival教育」ブログ2007年度まとめ(20101201転載)

2010-12-01 07:26:24 | Weblog
月初めはこの「文化財的Archival教育」ブログのまとめ日とします。
今回は2007年1~12月の12件分
・・・・・・・・・
20070131>>>「文化財的Archival教育」ブログ今年の抱負
丁度昨年の1/31にこの「文化財的Archival教育」ブログを開設して丸一年となる。
ひと月に1回の更新のためちょっとブログとしては継続しているとは言え物足りなさを感じるかも知れない。
でも姉妹ブログ「なんアラ」と「YSPS研究所」はそれぞれ毎日、週一で更新しているのでそちらも参照しながら長い目でこの「文化財的Archival教育」ブログも見ていただきたい。
今年の抱負としては昨年と同様の
1.やはりトップは大学生・大学院生を対象とした大学での講義
2.次に企業での若手研究者を対象とした講演
3.「技術情報協会」の様な民間セミナーでの講演
4.その他各地団体が主催するセミナーでの講演
であり、優先順位もこの順番となる。
特に1の大学での講義は今現在のトレンドを把握する上でも重要な位置を占めるので、継続と新規開拓の両面を推し進めたい。
2の企業もスタンスは変わらないがアプローチはやはり何のために必要かを明確にしつつ企業の立場を優先すべく新規な教育に挑戦したい。
3,4はその都度対応することで今年も進めたいが、こちらも継続と新規性を重要視したい。日経新聞「私の履歴書」で江崎玲於奈さんが1/2-1/31まで30回の記事を掲載されたがとても参考になる記事であった。
又今読んでいる
幻冬舎、2006.11.30出版
吉田武著
「はやぶさ:不死身の探査機と宇宙研の物語」
は上記の教育活動には持って来いの内容である。
じっくり読んで今後の活動に役立てたい。
・・・
20070228>>>2月の「文化財的Archival教育」活動
先月の「文化財的Archival教育」ブログ(1/31)で今年の抱負を述べたが2月の活動をまとめてみたい。
まず2/16マテリアルライフ学会中部支部主催の講演会に参加して、その討議の中で写真の文化財的Archival意義について議論できたことは収穫であった。
又翌日の2/17予測学の権威であるKHさんとの会談の中で本「文化財的Archival教育」に関する議論もいくつか出来たことは今後の活動に役立つと期待される。
特にKHさんが手がけられていた鶏の卵やアマリリスの球根の中の水分をモノマーで置換して放射線照射することにより硬化させArchival保存する方向は大変興味が持てた。しかも実物(既に20年近く経過したもの)を手にしたときは感動すら覚えた。
又2/23は本年度の最初の企業講演を実施し、カビを中心とした生物劣化に関する講義と共にその企業が求められている具体的課題に関して若手研究者と種々の議論を行えたことは今月度の成果として特筆すべきことと思われる。
特に最近の若手研究者がどの様なことで悩み壁にぶつかっているかの一部を垣間見た気がした。
私の過去の経験に基づいて地道な研究が結果として直面している問題解決への早道であることを強調しておいた。
「急がば回れ」である。
・・・
20070331>>>3月の「文化財的Archival教育」活動
3月の「文化財的Archival教育」活動について言及したい。
まず3/2に東京弁護士会館で開催された古都保存フォーラムに参加したことである。
御存知古都保存法が施行されて既に40年が経過したが、それを記念して「美しい日本の歴史的風土100選」選定記念フォーラムが古都保存財団の主催で開催されたわけである。
3/3の「なんアラ」ブログから一部を転載すると
>>>霞ヶ関にある弁護士会館には800名を越える参加者が集まり地方の町興しのために力を注いでいる様子が生々しく感じられた。
たまたま隣に座った熊本市都市整備局開発景観課のONさんと名刺交換をして、それとなく「なんアラ」通巻7号記念講演会が11月に福岡であり興味が有れば出席してくれるように宣伝しておいた。
このフォーラムでは奈良市・京都市・鎌倉市などの世界遺産・古都指定都市47件の特別枠を除く全国101の市町村が100選に選ばれ表彰された。その中に上記熊本市も94番目にエントリーされていた。
私の生まれ育った奈良県葛城市も含まれていた。
更に準100選として116の市町村が追加で指定され表彰された。<<<
ついで3/24にやはり東京で開催された武田計測先端知財団主催のカフェ・デ・サイエンス「異端児のみる生命」第1回 「生命世界の右と左」に参加予定していたが参加者多数で抽選もれしてNGとなった。
次回は是非参加したいと思っている。
最後のトピックスは京都KS大の特任教授に内定したことである。
詳細は正式に認定されたところで紹介したいと思っている。
・・・
20070430>>>京都工繊大特任教授就任とマテリアルライフ学会
先月のこの「文化財的Archival教育」ブログでも述べたが、先日京都工繊大特任教授の正式委嘱状が同学長から届いた。
期間は今年の4/9から来年3/31までで「写真の修復・保存技術から複合材料の長期寿命化への貢献」と言う内容になっている。
具体的には同大学複合材料長期耐久性評価研究センターの担当教授であるYFさんとの協議によって決定されるが一年間宜しくお願いします。
さてその通知と前後してYFさんとの出会いの切っ掛けとなったマテリアルライフ学会の年次大会プログラムが届いた。
今年は6/28-29の二日間で場所は名古屋市工業研究所で開催される。
5年前までの約10年間この学会の企画委員長として年次大会プログラム編成に苦労していただけに今回の内容を見て「文化財」ジャンルも復活し発表件数も50件を越えて大変充実していることに感心した。
2年ぶりの参加となるが早速学会事務局に参加登録をしておいた。
・・・
20070531>>>5月の「文化財的Archival教育」活動
5月の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は3つのトピックスが有った。
一つは5/13(日)午後に早稲田大学国際会議場で開催された「邪馬台国の会」特別講演会に参加したことだ。
主催は邪馬台国の会で、協賛が文化財ミニコミ誌「トンボの眼」
タイトルは「邪馬台国は、畿内か九州か:邪馬台国畿内説と九州説の直接対決」と言うちょっと刺激的なものだが、実際九州大西谷氏司会で畿内説が徳島文理大石野氏、九州説が元産業大安本氏による講演会・パネルディスカッションが行われ、結論は出なかったが約1500年前のロマンを熱く語られる場面は平和でまさしく「文化財的Archival教育」に相応しいイベントであった。
二つ目は5/27(日)午後に仙台市民会館で私が主催した「なんアラ」通巻6号出版記念講演会とその前後での東北地方国宝巡りである。
「なんアラ」仙台講演会については「なんアラ」ブログを参照されたいが、講演会の中で東京文化財研究所のSSさんの講演はこの「文化財的Archival教育」に適した内容であった。
又5/26-5/29で合計7箇所11個に及ぶ国宝を直接目の当たりにして、その保存に関する説明や議論を保存担当者他の人たちと出来たことは今後の活動にも大いに役立った。
最後は5/12に初めてスタートした塾講師のアルバイトに関しては来月6/4に本格的に講義を始めることになるが「文化財的Archival教育」にも役立つようなアプローチも是非心がけたいと思っている。
以上3点が今月のトピックスである。
・・・
20070630>>>6月の「文化財的Archival教育」活動
6月の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は5つのトピックスが有った。
まず6/4に本格的に講義を始めることになった塾講師である。
今月は合計5回、延べ80時間に及ぶ教育活動を行ったことになる。
勿論「文化財的Archival教育」ずばりではないが、意識としては若者を対象に夢を持てるような教育を心がけたいと思っている。
次いで6/13小田原で開催されたYYさん、KKさんが出展しておられる画廊に足を運びしばし絵の素晴らしさに感嘆したことである。
お二人ともFF時代の親友であり文化財としての絵のジャンルに対する目を肥やす絶好のチャンスであった。
そして6/16(土)東京で開催されたカフェ・デ・サイエンス「異端児の見る生命 生命の起源」トークショーに参加したことである。
詳細は6/23の「YSPS研究所」ブログを参照願いたいが、この様な脳を刺激する講演会に参加してその場で実際に議論を交わすことは「文化財的Archival教育」活動にも大変重要なことだと認識している。
最後の二つは6/28-29に名古屋市工業研究所で開催されたMLS(マテリアルライフ学会)年次大会に参加したことだ。
その中で文化財のジャンルで報告された漆膜・漆喰土蔵・博物館/図書館所蔵紙/包材等の保存に関する5件の内容はArchival教育には欠かせないもので、質疑応答で積極的に議論に参加した。
又現在特任教授を引き受けている京都工繊大の「酸環境で長時間使用されたGFRP構造物の劣化状態」発表では当研究室での講義内容を議論するのに相応しい質疑が出来たと思っている。
そして最後は同じくこのMLS年次大会を通じて20名以上の方々と直接お話が出来、今後の「文化財的Archival教育」活動に大いに参考になったことである。
以上今月はとても実り或る月度となった。
・・・
20070731>>>7月の「文化財的Archival教育」活動
7月の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は7つのトピックスが有った。
まず6月より本格的に講義を始めている塾講師である。
今月は合計7回、延べ時間も100時間を越える教育活動を行ったことになる。
「文化財的Archival教育」ずばりではないが、日本の将来を担う若者を対象に夢を持てるような教育活動を心がけて行きたいと思っている。
次いで7/8足柄上郡大井町福祉会館で開催された車人形公演に参加したことだ。
詳細は7/9の「なんアラ」ブログを参照願いたいが、日本の伝統芸術を後世に伝える活動を地道に行われていてとても感動を覚えた。
そして7/20京都で2件の活動を行った。
一つは岡山林原のMHさんとお会いして写真の生物劣化に関する対処方法の伝授を行ったことだ。今後もこのレベルの問題は散発すると考えられるがその問題解決に対して実際に対応できる所はほとんど見られない。出来る限りのフォローはYSPS研究所として実施していきたいと考えている。
7/20のもう一つの活動は京都工繊大複合材料耐久性評価研究室に赴き、特任教授としての活動内容の議論を行ってきたことである。FRP素材の耐久性評価に写真の長期保存性評価がどの程度応用できるかがポイントであり、次回までにその具体的内容を提案することで合意した。
続いて7/21に3つの活動を実施した。
一つは奈良市写真美術館のKSさんを尋ねてデジタル・アナログ保存技術に関して議論してきたことで、写真の文化財的Archival教育に大いに貢献したと思っている。
再び京都に戻り相国寺で行われた「コロタイプ技術研究会」に参加し、これも伝統工芸技術の伝承に関して素晴らしい講演を3件聴講でき、講演者の方々とも後ほどの懇親会を含めて議論できたことは大きな収穫であった。
その懇親会で名刺交換をした東京芸術大DSさんとは再度東京でお会いして文化財の長期保存に関して議論をしたい旨先日より打診していた。
そして昨日直接お電話とファックスで御連絡を戴き、8/14に東京芸術大に赴き、研究室で議論できることになった。
以上今月もとても実り或る月度となった。
・・・
20070831>>>8月の「文化財的Archival教育」活動
8月の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は3つのトピックスが有った。
まず6月より始め本格的に講義が続いている塾講師である。
今月は合計11回、6月からの総計は23回の教育活動を行ったことになる。
将来の「文化財的Archival教育」に繋がる教育活動を心がけて行きたいと思っている。
現在6名(中2が3名、中3が1名、高2が2名)の生徒を担当しているがそれぞれの個性に合わせて進度・やり方に工夫を凝らしている。
特に今月はドタキャンが延べ6人も出て、その時の対応が気になったので塾長に指導要求を出しておいた。
又教えている科目も来月から高校生の現代国語が増えて主要5科目全てを持つこととなった。その責任も大きなものとなりつつある。
ついで7/21京都で開催された「コロタイプ技術研究会」懇親会で名刺交換をした東京芸術大DSさんと文化財の長期保存に関して議論すべく、8/14にDSさんが勤務されている東京芸術大を訪ねた。
約3時間に亘りDSさんの近代美術のアイデンティティーを中心にしていろいろ議論し、最後は人間のアイデンティティーまで話がおよびとても有意義な時間が持てたと喜んでいる。
今後もお付き合い願いたい人の一人である。
最後に6月のブログにも記載しているカフェ・デ・サイエンス「異端児の見る生命 生命の起源」に次いで、9/8に「異端児のみる生命 宇宙の生命」に参加できることが決まった。
78名から抽選で30名の中に入ったものでラッキーである。
「文化財的Archival教育」活動にも大変重要テーマであると認識している。
以上今月も実り或る月度となった。
・・・
20070930>>> 9月の「文化財的Archival教育」活動
9月の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は3つのトピックスが有った。
まず6月より始め本格的に講義が続いている塾講師である。
今月は合計12日、6月からの総計は35日の教育活動を行ったことになる。
将来の「文化財的Archival教育」に繋がる教育活動を心がけて行きたいと思っている。
現在6名(中2が3名、高1が1名、高2が2名)の生徒を担当しているがそれぞれの個性に合わせて進度・やり方に工夫を凝らしている。
今月もドタキャンが延べ4人出て、対応に苦慮している。
教えている科目も英・理・社に加え、今月から高校生の現代国語が始まりその責任も大きなものとなりつつある。
ついで9/8カフェ・デ・サイエンス「異端児のみる生命 宇宙の生命」に参加した。78名から抽選で30名の中に入っての2回目の参加となった。
前回同様とても興味あるテーマであり、活発な質疑応答がなされた。前回は最後に質問をしたが、今回は時間が20分も延長されるほどの白熱振りでその場では質問できなかったが、終了後講師のYOさんと直接対話が出来た。内容は「人間原理」、「魚類原理」などについてであり、次回参加できれば是非この続きを議論したいと考えている。
最後に9/26に耐久性評価に関する設備見学を桐蔭横浜大内にあるベンチャー企業で実施したことである。
直接「文化財的Archival教育」とは繋がらないが、太陽光のシミュレーションやフレキシブル太陽電池を利用したエネルギー問題なども議論できて有益であった。
又来月以降2つの大学での講義が確定していて、これからその資料作りに入る予定である。
10/15の京都工繊大と12/7の東京工芸大である。
以上今月も実りある月度となった。
・・・
20071103>>>10月の「文化財的Archival教育」活動
まず最初に10/31に本ブログ掲載が出来なかったことをお詫びしたい。
以下10月の「文化財的Archival教育」活動について述べる。
今月は4つのトピックスが有った。
まず6月より始めた塾講師!今月は合計13日、6月からの総計は48日の教育活動を行ったことになる。
将来の「文化財的Archival教育」に繋がる教育活動を心がけて行きたいと思っている。
現在6名(中2が3名、高1が1名、高2が2名)の生徒を担当しているが、今月は中間試験の対応で一喜一憂の日々であった。
ついで10/4に江戸東京博物館で開催された「プリザーベーション・マネジメント」に参加したことである。
基調講演に始まり、特別講演が1件、通常講演が4件と盛り沢山の内容であった。
資料保存の新しい水平展開に対する方向性が示された感じがした。
デジタルアーカイブの中でのアナログ保存の議論が際立ってきた様相が強くした。
そして10/15に京都工芸繊維大で特任教授として「写真用素材の耐久性評価における色素濃度濃縮・微粒化によるモデル化と経時劣化の実際」のタイトテルで講義したことである。
当複合材料長期耐久性評価研究センターでの共同研究を目指して今後詰めの話し合いを持ちたいと思っている。
最後に10/26に東京文化会館で実施されたMLSの分科会「第3回ケミルミ研究会」に参加した。
文化財的Archival教育活動に関してミクロの方向からのアプローチとして今後も注目して行きたい。
今月の活動は以上である。
・・・
20071130>>> 11月の「文化財的Archival教育」活動
11月の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は4つのトピックスが有った。
まず6月より始めた塾講師!今月は合計9日、6月からの総計は57日の教育活動を行ったことになる。
将来の「文化財的Archival教育」に繋がる教育活動を心がけて行きたいと思っている。
現在6名(中2が3名、高1が1名、高2が2名)の生徒を担当しているが、今月末でひとり塾を辞めるかどうかの危機に来ている。ちょっと心配だ。
次に11/2(金)に開催された日本写真学会主催の画像保存セミナーに参加し、講演後の質問や懇親会会場でのやり取りを通じて「文化財的Archival教育」活動に貢献できたのではと思っている。
トピックスは現在を代表する写真家細江英公先生と直接お話出来、議論も出来たことである。勿論名刺交換もやってきた。
続いて11/10(土)神奈川県大井町で開催された富士山シンポジウムに出席し、300年前の1707年宝永山噴火の災害に対する情報伝達に関して多くのことを学んだ。
そしてFF時代の先輩でもあるYOさんと12月にお会いして対談できるチャンスが掴めたことは大いなる収穫であった。
最後のイベントは11/18(日)午後に福岡天神の都久志会館で私が主催した「なんアラ」通巻7号出版記念講演会とその前後での九州地方文化・自然遺産巡りである。
「なんアラ」福岡講演会については「なんアラ」ブログを参照されたいが、講演会前後での博物館・神社閲覧は「文化財的Archival教育」の今後の活動にも大いに役立つと考えている。
以上4点が今月のトピックスである。
・・・
20071231>>>12月の「文化財的Archival教育」活動
12月の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月も4つのトピックスが有った。
まず6月より始めた塾講師!
ついに半年を越えて7ヶ月続投出来たことにまず驚きと共に塾長及び何よりも生徒たちに感謝したいと思う。
何せどちらかと言うとスパルタ(決して体罰を行使しているのでは無いので誤解無きよう!)教育でここまで続いてきたので・・・。
今月は合計11日、6月からの総計は68日の教育活動を行ったことになる。
現在中・高生6人が常時、更に臨時で3名の9名の面倒を見ている。
将来の「文化財的Archival教育」に繋がる教育活動を心がけて行きたいと思っている。
先月記載した塾を辞めるかどうかの危機に来ていた生徒も元気に塾通いを復活して安心している。
次に12/7(金)に実施した東京工芸大での年に一度の定期特別講演である。
タイトルはいつもの「文化財的長期写真耐久性」でこのブログにぴったりの内容であるが、従来のOHP資料と共にこのパソコンを駆使して学生を寝かさないように眼に訴える内容をと苦心している。
幸い今回の約100名のアンケートではとても良い内容の学生が1割近くいて教え甲斐があったと言える。
講演後の質問も何件か有り、その後教授室まで延長しての会話もあり楽しかった。
続いて12/8(土)新宿御苑の円月で開催されたカフェ・デ・サイエンスは今年3回目の参加となり、常時講師の大島先生とも懇親会で親しくお話出来生命の起源と今後の生命の向う方向がダイナミックに議論できてとても豊かな気持ちになった。今後も継続参加の予定である。
来年早々の1/26(土)開催イベントに早速エントリーをしておいた。
最後のトピックスは12/27(木)に忘年会を兼ねて実施したYOさんとの対談であった。
内容は「なんアラ」、「YSPS研究所」とも深く関わりがあり、そちらの内容はそれぞれのブログを参照いただきたい。
ここでは「文化財的Archival教育」に関する話題を述べたい。
つまりYOさんは広く活動を実施されていて、富士山噴火300年を機会に各地の小中学校を訪れて文化の継承としての活動を行っておられるのだ。
生徒との対話の場面では視線を生徒の高さに持って行って話し合い、眼の輝きが出てくるまで努力されている姿はとても参考になった。
又土地の小字に小さい時から興味を持たれ40年以上も継続して文化の継承の立場を貫いておられることにも感服した。
以上4点が今月のトピックスであり今年最後のブログとしたい。
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