障害年金社労士 吉野千賀 ブログ

障害年金など社労士の仕事を通して感じたこと、知って為になること、面白いことをよしの社労士事務所の代表吉野千賀が綴ります!

障害年金 複数の疾病の場合

2012-01-20 | 社労士の障害年金
こんにちは!社労士の吉野千賀です!

都心は早朝にみぞれ。今日は一日、冷たい雨が続いていますね。いかがお過ごしですか?

障害年金と初診日について、先日も書きました。ご依頼者のお話を伺いながら初診日を特定しますが、簡単そうで、なかなか難しいものです。

たとえば、複数の病気をお持ちの方の場合、一番生活に支障がでている傷病(A)で診断書を用意して、障害年金を請求します。

その際、前の傷病(B)と現在の傷病(A)に相当因果関係があれば、同一傷病として取り扱われます。この場合、最初の傷病(B)の初診日が「初診日」となるわけです。相当因果関係を医師に証明していただく必要もあります。


例えば、前の傷病(B)の初診日に会社員で厚生年金の被保険者だった方。

退職して自営業か無職になり、国民年金の被保険者中に後の疾病(A)がでてきた場合。

相当因果関係ありと認められれば、後の疾病も障害厚生年金が給付される可能性があります。


相当因果関係あり、とは、前の傷病がなかったら、後の疾病が起こらなかったであろう と認められた場合です。認定基準に例示もあります。一部をご紹介します。

- 糖尿病と糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症など
- 糸球体腎炎、多発性嚢胞腎と慢性腎不全
- 輸血による肝炎
- 転移性悪性新生物は、組織が一致するなど転移が確認できたもの  など


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See you tomorrow!

Chika Yoshino

障害年金請求サポートの「よしの社労士事務所」 吉野千賀

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