顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

まもなく水戸の梅まつり-2018

2018年02月13日 | 水戸の観光
2月17日(土)から3月31日(土)まで、第122回水戸の梅まつりが偕楽園と弘道館で開催されます。
梅の花は100種3000本の偕楽園と、60種800本の弘道館、どちらもいろんな種類の多さと老木が多いのが特徴で、春に先駆けて花の饗宴を楽しめます。

今年の開花は昨年よりは2週間ほど遅いようですが、ここ数年早すぎる傾向だったのでちょうど良いのかもしれません。現在は約10%くらいの開花、梅の鑑賞方法の一つ「探梅」にもぴったり、これからは日に日に咲きそろってきます。
梅まつり期間中は、早咲きから遅咲きへ色んな種類の梅が長い間楽しめますが、見頃は3月上旬から中旬と予想されています。

水戸藩の藩校、弘道館で咲き始めた梅をご紹介します。正門脇塀際の「虎の尾」はいつも早めに開花します。水戸の六名木の一つで、同じ六名木の「白難波」、「月影」、「柳川枝垂」も咲き始めました。

正庁前の「八重寒紅」、この時期の紅い色はなぜか艶やかです。

「八重冬至」も早咲き梅の代表品種です。天下の魁たれと教えた藩校の建物は当時のもので国の重要文化財です。

正庁入り口の老梅、今年もしっかと花を付けました、屋根の青海波によく似合います。

正庁三の間廊下前の「蝋梅」、弘道館には蝋梅が何本もあって芳香を漂わせています。

水戸藩9代藩主の徳川斉昭公は、偕楽園の造園に際し、一年前に開校した藩校弘道館が勉学、修行の場に対して、癒し、休息の場とし互いに対をなす一体の施設として構想したとされます。
それぞれ趣きの違う2つの公園で、斉昭公が天下の魁と詠んだ梅花をゆっくり鑑賞してはいかがでしょうか。