よし笛と仲間たち

よし笛音楽に興味のある人たちの情報交換と交流を深めるラウンジ。
よし笛のやさしい音色で、人びとの心に幸せを…

Tre's MaRiSa 七夕コンサート

2010年06月20日 14時45分16秒 | きのうきょう

よし笛仲間の村上さとみさんがお友達2人とでトリオを組み、

        <七夕コンサート>

を開くというお知らせをいただきました。

ユニット名は「トゥレ・マリサ」。

トゥレは、トリオとトレビアン(とてもよい)の合成語。マリサは、それぞれの名まえから。

       ♪5色の短冊 わたしがかいた お星さまキラキラ 空から見てる♪

の『たなばたさま』にはじまって、コンヴァースの『星の界(よ)

ホルストの組曲「惑星」より『ジュピター(木星)』

ギリシャ神話から、モンテヴェルディの歌劇「オルフェ物語」より『エウリディーチェを失って』など

星空にちなんだロマンチックな物語を集めたということです。

 『アメージング・グレイス』『アヴェ・マリア』(グノー)『夜想曲』『カノン』など。

アルハープにぴったりの曲ばかり。

女性3人が、よし笛、ピアノで”トレビアン”に演奏するので、ご期待を、ということです。

 

                                    

★7月10日(土)10:00~11:30

★市民交流プラザ音楽室(南草津駅前フェリエ5階)

 ★チケット 大人500円 小学生以下300円 3歳未満無料(当日券のみ)

 ★お問い合わせ:077-562-2543(村上)、077-562-9273(上窪)


「おとうさん おかあさん へのささげもの」

2010年06月12日 15時24分45秒 | きのうきょう

標記は、チリ大地震・中国青海省大地震の被害者に捧げるチャリティー・コンサートのタイトル

[Clumusica(クラムジカ)]の公演のひとつ で、いつもは滋賀県草津市出身で

よし笛仲間にも曲をプレゼントしてくださった京都市立芸術大学専任講師で作曲家の中村典子さん 

 と、同氏を師と仰ぐ清水慶彦、増田真結さんで構成。公演により随時、作曲家、演奏家が加わる。

[クラムジカ]は、Clumsy(不器用な<英>)にMusicsa(音楽<羅>)を加えた造語だそうだ。

現代音楽と作曲家、演奏家、来聴者・非来聴者を繋ぐ媒体(メディウム)???

     チャリティーコンサート は、6月19日(土)14:30(14:00開場)、

       草津市草津1丁目のカトリック草津教会  で催される。

入場無料ではあるが、趣旨に賛同して、あなたの熱い心と浄財を…と呼びかけている。

                    

出演は、

  村辺恵奈(ソプラノ)、片山千聖(アルト)、麻植美弥子(十七弦筝)、

  田呈媛(フルート)、川端賢一(クラリネット)、山内瑶子(チェロ)、

  嘉勢太務(作曲・ピアノ)、河副功(作曲・編曲・ピアノ)、

  中村典子(作曲・オルガン)と多彩。

曲目は、

   アヴェ・ヴェルム・コルプス(モーツァルト)

   アヴェ・マリア(バッハ=グノー、アルカデルト、カッチーニ、シューベルト)

    ピエ・イエズス、愛の唄、河のほとりで、夢のあとに(フォーレ)

       小さな木の実(ビゼー)

       ます、千変万化の恋する男、グレートヒェンの祈り(シューベルト)

       私のお父様(ブッチーニ)

       Sanctus(嘉勢太務)

        ピアノ四重奏『焔』(河副功)

       おおによし(詞:寮美千子、曲:清田愛未)

       美しい今(詞:星野富弘、曲:中村典子)

       宇宙・光・抱容、草のおと、草Bach、瀬Bach、水鳥の歌、川のほとりのこもりうた(中村典子)

寄付のすべては、チリ、中国の大地震被災者へ国際NGOカリタスの一員、カリタスジャパンを通じて届けられる。

                     

お問い合わせ:    075-334-2363 京都市立芸術大学中村研究室

                           090-8754-5805(中村)     


光を放ちながら飛びまわる虫が“蛍”

2010年06月09日 21時23分46秒 | 思うこと

ことしもまた、田圃に水が入った。イネが根づいて水面に絣模様を描いている。

                     

深夜、トボトボ重い足を引きずりながら、山すその我が家を目ざしていた。

…と、目の前を一すじの光がよぎった。気がつくと、あっちでもこっちでも、光の乱舞

        ♪ほっ、ほっ、ホタル来い、あっちの水は辛いぞ…♪

わらべ歌が口をついで出る。   

        ”ほたるぶくろ 重たき ひとつづつ”(山田みずえ)

道端のホタルブクロを手折り、ホタルを入れたらさぞかしきれいだろう、だな~んて。

あれから30余年。

季節を問わず週末には渋滞のバイパス道路に自動車のお尻の赤い灯が列をつくる。

隔世の感あり。

                                        

京都のよし笛アンサンブル<かわせみ>が、定期演奏会での1曲に、中村典子さん作曲『ほたる』を演奏する

実は、この曲、2008年11月24日、天国へ旅立った恩師・広瀬量平さんへの挽歌『光』。

2分間の短い曲。現代音楽のピアノ伴奏に合わせるのがむずかしい。

 <かわせみ>のために『ほたる』と改題していただいた。

漢字「螢」を分解すると虫と光をめぐらす<意>と<音>を示している。

つまり光を放ちながら飛びまわる虫というわけだ。

                                  

梅雨を迎えるころ咲くホタルブクロは、「火垂袋」と書き、蛍を「火垂」とも書く。

地方によってはチョウチンバナというように、たしかに提灯を下げているようだ。

花の形から Bell-flower ともいう。

       ”声に現われ泣く虫よりも、言わで蛍の身をこがす”

ホタルは、ほのかに、優美に、それでいて激しい風情にを放つ。

        ”鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす

セミは鳴いて思いを発散するが、ホタルはじっと心の中にとどめているので、その心中の思いで体が燃えて光っている、のだという。

ホタルの一生は「光の一生」といわれる。

水辺の草むらに産みつける300~500個のタマゴも青い光を放つ

幼虫になれば尾に発光体をつけて光っている

水底で冬を過ごし、春になると目を覚ます。

カワニナ40個ほど食べて成長し、雨の朝、曇った晩に

川の土手を這い上がるときも光っている

土中にもぐってサナギになり、2、3週間で成虫に。

草の露を吸って、夜な夜な光の乱舞をして恋の相手を見つける。次世代に命をつなぎ、半か月後には果てる。

           『光』=『ほたる』

こんなの同工異曲って言わない(?)かな。ちょっとニュアンスが違うね。


聴く人の身になって… ピアノ発表会に思う

2010年06月08日 16時40分40秒 | 思うこと

孫娘・佳奈のピアノ演奏を聴きに行った。

その母親、つまりわが娘が同じ世代だったころの姿が重なる。懐かしく、なぜか悲しくもある。

ピアノを習いたいといえばピアノを…。

コンクールで優勝したらね、の約束を果たす羽目になって、フルベース・3段鍵盤の高級エレクトーンを安月給をはたいて買い与えた。

大阪までレッスンに通うのに、仕事の合い間を見はからって送り届け、帰りには電車に乗せてやったり。それができるシゴトだったから、よかった。

ブラスバンドでフルートをやりたいっ、にもフルートを…。

そして結婚。

新築したが階段をあげられないからとピアノも巨大エレクトーンもわが家に置きざり。

あげくのはてに、エレクトーンは大津市内の某公民館ホールに寄贈。

ピアノもしばらくは息子の嫁が弾いていたが、息子の知人、私には見ず知らずの人に呉れてやり菓子折1個に化けた。

娘も3児の母になった。

長女がピアノを習いたいと言い出し、”爺婆馬鹿”からキーボードをプレゼントしたら、やがてアップライトでも本物のピアノがほしい。

こんどは娘が買った。

ブラバンで、小学時代にはトロンボーン、中学生になってクラリネット。

発表会出演料に1万数千円、それにドレス代。

発表会についで、中学生時代の最後だから、とピアノ・コンクールに。エントリー料もバカにはならぬ。

ピアノはこれからも趣味として、という。看護師になるのだ、と夢見ている。

        人間万事塞翁が馬………    か。

さて、ピアノ発表会。

チェコのL.ヤナチェック『ラッシュ舞曲集』№4より『古い時代のダンスⅡ』を同学年で、ブラバン仲間の仲良しさんと連弾した。

演奏がつぎつぎと進んで、第2部がすみ、第3部「ショパン・アニバーサリー・ステージ」

佳奈は『ワルツ  ホ長調(遺作)』を披露した。

ブラバンにピアノに…。頑張ったのだろう。まずまずの出来だった。と思う。

それにしても、2回の休憩をはさんだとはいえ、50曲超、3時間余はしんどい。

みんながみんな、それなりに上手であればいいのだが…。     

        瓦は磨いても玉にはならぬ         

        瓦も磨けば玉となる

はてさて。アラフォー娘も孫娘も同じ道を歩いてるわい。  

           ♪

ふりかえって、よし笛のコンサート。

12月に2時間ほどの「へいかん先生門下生全員によるコンサート」を企画している。

よし笛はやさしい音色とはいえ、えんえんとよし笛を聴く人のことも考えて演出せねばならない。

腰痛のお土産つきは、いただけぬ。