よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

我が家の携帯事情

2016年07月26日 | アメリカ通信
日本で危ない歩きスマホなら、アメリカでは車中スマホ。兎に角信号待ちしてる連中を見ると、皆うつむき加減でTextmessagingの最中なのだ。側に止まる我々には危なっかしくてしょうがない。

そんなスマホによし坊は全く縁がない。相変わらず昔の古い携帯、そう、ガラケーと言われていたのを今でも使っている。しかも、Prepaidフォンだから、月800円程度で済み、未使用分は貯まっていく仕組みだから極めてよし坊の実用にかなっている。これが普通のプランだと月4000円相当は下るまい。

よし坊の携帯使用頻度は極めて低い。車で外出する時、万一の事故連絡等で使う為の緊急用に持ち歩いているようなものである。

その古い携帯も、あまりにも古すぎて街中では滅多に見ない代物となりつつあるのだが、数日前、電話会社からメールが届いた。電話システムのグレードアップの為に、よし坊の携帯は近々受発信が出来なくなるという。フリー、即ちタダで最新版携帯(但しガラケーだが)と交換するから手続きせよ、ときた。こちらの都合で替えるのはお金が掛るが、向こうの都合だからフリー。これがこの国の”筋”である。別にこうなることを待っていた訳ではないが、古いとこういうご利益がたまにあるから、少しいい気分になれるのである。

何処に行ってもスマホタイプ全盛で、売り場には所狭しと並んでいる。ガラケーは隅の隅に寂しく置かれているが、それでもなくならないから面白い。音楽や動画がUSB全盛の今、音楽テープやビデオテープが見直され、片隅でしっかり生きているのに似ていて、面白い。

まだ来年の話だが .... 結婚40周年

2016年07月22日 | アメリカ通信
結婚35周年をしぎてからワイフの次の話題は”40周年はどうする?”であった。当初は、以前行ったイタリアとかスペイン・ポルトガルが最有力候補の話題で、理由は単純、食べ物が美味しいからである。

しかし、今のヨーロッパは危なくてしょうがない。これだけテロのターゲットになれば行く気もだんだん失せてきて、ワイフ共々ヨーロッパは止めようと言う事になった。

さて何処にするか。たまたま昨年知り合ったアメリカ人が、「ヨシ、死ぬまでにここだけは行くべきと言われればイェローストーンだ」とアドバイスをくれた。かねてよりイェローストーンの良さは聞いてはいたが在米20年になるものの行きそびれていた。と言う事で、来年は9泊10日のイェローストーンに決定となった。片道約2000マイルの旅である。

行きに3泊、現地で3泊、そして帰り3泊である。行き二か所ほど観光地を訪れるが、帰りは一気にアトランタへ戻る計画である。

アメリカで旅行する際の最重要課題は食べ物に尽きる。いかに美味しく食事をするかが旅行の楽しさを決めるようなもの。日本は地方へ行けば地場の美味しい料理が食べられるが、ここアメリカは食べることにかけては日本人に不向きな国である。従って工夫が必要となる。

気の早い話だが、早速宿泊予定地の日本食レストランを検索したら、あるではないか、こんな地方に。これで最悪そこに行けば日本食あるいはモドキが食べられることが分かったので一安心である。

晩飯もさることながら、ランチも重要だ。毎回ハンバーガーじゃ身が持たぬ、いや、胃が持たぬ。我々のランチ定番は”おにぎり”。ってなことで、炊飯器持参となるのも致し方あるまい。

来年のツアー、乞うご期待、というところか。

O.J. Simpsonが 来年娑婆に

2016年07月07日 | アメリカ通信
先日小さな記事が出ていた。来年刑期満了となるオー・ジェイ・シンプソンが出所するが、近しい友人の談として、”オー・ジェイは出所したら恐らくかつての事件の告白をするつもりのようだ”とあった。

思えば、1994年、単身赴任の東京でロスのハイウェイを逃げるSUVとポリスカーの追跡劇を観ていた。逮捕、そして裁判。その裁判の最中、1995年の6月にアメリカに赴任したのだが、テレビのニュースはこの事件一色であった。10月に向けて、検察と弁護側の攻防は検察側証人の齟齬を突かれ、誰が見てもオー・ジェイしか犯人があり得ないにも関わらず、形勢は逆転し、まさかの無罪判決となった。

この事件は”殺人事件”に加え、元花形フットボーラーにして俳優の黒人セレブによる元白人妻とその白人パートナー殺害という「白人対黒人」と言う、アメリカ特有の複雑な要素が絡み合った事件で、巷では、表立って言わないが、黒人達の”オー・ジェイ無罪”の願望が深く静かに渦巻いていた。今でも忘れない、判決当日、会社で固唾をのんで判決を待っていたアメリカ人社員の反応を。白人社員はがっくり肩を落とし、黒人社員は陰でホッと表情を緩めていた。こうして、アメリカ史上最大の汚点裁判が結審したのである。

腸煮えくり返った元妻の両親は”正義”を求めて民事裁判を起こした。「事件が起こった責任は誰にあるのか」と言う裁判である。誰に責任があるか、と言う事は、誰が殺したのか、と同義語なのである。そして審判はオー・ジェイの責任を認め、多額の賠償金を課した。オー・ジェイが犯人であることを別の角度から証明したことになる。

その後のオー・ジェイは賠償金が余程堪えたのか、犯罪を繰り返し、最後は集団強盗で捕まり服役した。そのオー・ジェイが来年出所するのである。どんな告白劇になるのか。ひとつには金目当ての告白イベントであることには違いないが、彼も人間、懺悔で楽になりたい気持ちがあるのかもしれない。