
ベースを弾きはじめて、ん十年たつ。
以来、基本的にベースはピック弾きである。
いろいろ理由はあるけど、元々ギターを弾いていたのでその流れでベースを弾きはじめたこと。ギターばっかり弾いていたのでベースの練習をしないままバンドをやっていたこと。別にじゃんけんで負けたわけではない。まわりがあまりにも下手なベースばっかりだったので俺がやるわといったのが最初だ。そのまま現在に至る。
ベースのピック弾きというと下手くそなんじゃないかとかカッコ悪いとかいろいろと偏見じみた意見を聞くけど、俺にとってはピック弾きこそがベースを弾くことと思っているのでそんな意見は一蹴することにしている。てか、ちゃんとした音が出ていればいいんじゃね?と。そのちゃんとしたベースの音を出すのが難しいのではあるが。そこは練習。繰り返しの練習。
とは言うもののその後になって2フィンガーは自分なりに練習しそこそこには弾けているとは思う。実はというと指弾きの音が好きだったりもするわけでそこはいい音が出せるようにはなっているはず。だと思いたい。なはず。
それなりに拘りも持ってピック弾きを貫いてはいるがここのところは指とピックの使い分けをするようにはなってきている。気分でやっていたりするのでその差がなんだか聞いている分にはわからないとは思う。それこそ昔はいかに指弾きの音にピック弾きの音を近付けるかが問題だったが今は逆に如何に差をつけて弾くかが大事になってきている。
屁理屈をこねるとピック弾きベースプレイヤーでもあるアンソニー・ジャクソンさんが言っているようにいわゆるエレクトリックベースはギターなのだ。コントラバスギターとね。出自はギター、リュート。この形を世に広めたのはFenderだ。だから当初フェンダーベースと皆読んでいたらしいし古いブルーズやらのアルバムのジャケットにもそうクレジットしているものもある。ベースというとコントラバスが起源なのだろうがボーイングが主流なはず。そして元々指で弾く場合は1フィンガーだった。それがダブルベース・ウッドベースとしてジャズやブルーズに使われだしエレクトリックベースが世に出てきて2フィンガーが流行り始めた。さらにはエレキベースは親指で弾くスタイルが一般的だった時期もある。フィンガーレストはその名残だ。故いかりや長介さんもウッドベースは1フィンガーでエレキベースは親指、世に言ういかりや奏法で弾いていた。
今やその奏法を受け継いでいるのはSTINGさんと後藤次利さんくらいなものか。

1フィンガーと言えば故ジェイムス・ジェマーソン氏ににチャック・レイニー氏で元々はコントラバスを弾いていたのでしょう。そしてジェイムス・ジェマーソンさんと同じ時代のエレクトリックベース黎明期に活躍していたベーシストにキャロル・ケイさんがいる。今も存命のばあさんだ。この方
ピック弾きだ。やはりギタリストとして活動していたらしいがベーシストとして名を残している。

モータウンやポップスのレコーディングで膨大な音源を残しているミュージシャンだがこの当時アルバムのクレジットにバンドマンの名前が載ることはなかったので世間に知られていない。噂によるとあの有名なベースイントロから始まる「You Can't Hurry Love」やビーチボーイズのアルバムもキャロル・ケイ氏の演奏らしいが確証がないみたいだ。おそろしや。それはジェイムス・ジェマーソンさんも同じクレジットされなかったスタジオマン。モータウンのレコードに演奏家の名前がクレジットされるようになったのは故マービン・ゲイ氏の「What's Goin' On」かららしい。
フェンダー式エレクトリックベースが出始めのころの奏法にはかくもいろいろとあったことがわかる。親指弾きor1フィンガー→2フィンガーorピック。親指がサムピングに発展していったの言うまでもない。
うわ、脱線した。
パンクのベース弾きにピック弾きが多かったのが悪い(失礼)イメージがついたのかもしれん。かくいう私はパンクになんの影響も受けておりませぬ。影響を受けたと言えばこの2人。2人とは加部正義さんに鈴木享明さん。全盛期のころに目の前で見ているからね。その頃私はいたいけな高校生でステージに立って低い位置にベースを構えピックで華麗に弾きまくるかっこいい姿には憧れたものだ。実際、私のフレーズの大半は加部さんのパクリだったりするし。どちらかというとギターに比重を置いていたのにいつの間にかベースばかり弾くようになっていた。目の前でお手本を見せられているのだから真似してしまうのはしょうがないということにしておいてもらう。
でも、もっと前に耳に刷り込まれていたピック弾きベースの音があった。江藤勲さん。ブラックナイロン弦をピックでミュートしつつ弾いていたそうだがむちむちっとした独特な音ではねまくる音使いで実にファンキーな演奏をしている。JAZZプレイヤーであるが歌謡曲でのエレキベースはほぼこの方と言っていいくらいの音源を残している。ご多分にもれずクレジットもあまりないみたいだし。

「ルパン三世」も「サザエさん」も「笑点」も「ブルーライトよこはま」も「白い蝶のサンバ」も「あなたのブルース」も「リンダのこまっちゃうな」も「ドリフのずんどこ節」もetc....みんなこのベーシストが弾いている。もう、子供のころから耳に慣れたものばかり。
こんな音を出すつもりもないし出せもしないが確実に耳に残っていて影響されているのだろうな。
以来、基本的にベースはピック弾きである。
いろいろ理由はあるけど、元々ギターを弾いていたのでその流れでベースを弾きはじめたこと。ギターばっかり弾いていたのでベースの練習をしないままバンドをやっていたこと。別にじゃんけんで負けたわけではない。まわりがあまりにも下手なベースばっかりだったので俺がやるわといったのが最初だ。そのまま現在に至る。
ベースのピック弾きというと下手くそなんじゃないかとかカッコ悪いとかいろいろと偏見じみた意見を聞くけど、俺にとってはピック弾きこそがベースを弾くことと思っているのでそんな意見は一蹴することにしている。てか、ちゃんとした音が出ていればいいんじゃね?と。そのちゃんとしたベースの音を出すのが難しいのではあるが。そこは練習。繰り返しの練習。
とは言うもののその後になって2フィンガーは自分なりに練習しそこそこには弾けているとは思う。実はというと指弾きの音が好きだったりもするわけでそこはいい音が出せるようにはなっているはず。だと思いたい。なはず。
それなりに拘りも持ってピック弾きを貫いてはいるがここのところは指とピックの使い分けをするようにはなってきている。気分でやっていたりするのでその差がなんだか聞いている分にはわからないとは思う。それこそ昔はいかに指弾きの音にピック弾きの音を近付けるかが問題だったが今は逆に如何に差をつけて弾くかが大事になってきている。
屁理屈をこねるとピック弾きベースプレイヤーでもあるアンソニー・ジャクソンさんが言っているようにいわゆるエレクトリックベースはギターなのだ。コントラバスギターとね。出自はギター、リュート。この形を世に広めたのはFenderだ。だから当初フェンダーベースと皆読んでいたらしいし古いブルーズやらのアルバムのジャケットにもそうクレジットしているものもある。ベースというとコントラバスが起源なのだろうがボーイングが主流なはず。そして元々指で弾く場合は1フィンガーだった。それがダブルベース・ウッドベースとしてジャズやブルーズに使われだしエレクトリックベースが世に出てきて2フィンガーが流行り始めた。さらにはエレキベースは親指で弾くスタイルが一般的だった時期もある。フィンガーレストはその名残だ。故いかりや長介さんもウッドベースは1フィンガーでエレキベースは親指、世に言ういかりや奏法で弾いていた。
今やその奏法を受け継いでいるのはSTINGさんと後藤次利さんくらいなものか。

1フィンガーと言えば故ジェイムス・ジェマーソン氏ににチャック・レイニー氏で元々はコントラバスを弾いていたのでしょう。そしてジェイムス・ジェマーソンさんと同じ時代のエレクトリックベース黎明期に活躍していたベーシストにキャロル・ケイさんがいる。今も存命のばあさんだ。この方
ピック弾きだ。やはりギタリストとして活動していたらしいがベーシストとして名を残している。

モータウンやポップスのレコーディングで膨大な音源を残しているミュージシャンだがこの当時アルバムのクレジットにバンドマンの名前が載ることはなかったので世間に知られていない。噂によるとあの有名なベースイントロから始まる「You Can't Hurry Love」やビーチボーイズのアルバムもキャロル・ケイ氏の演奏らしいが確証がないみたいだ。おそろしや。それはジェイムス・ジェマーソンさんも同じクレジットされなかったスタジオマン。モータウンのレコードに演奏家の名前がクレジットされるようになったのは故マービン・ゲイ氏の「What's Goin' On」かららしい。
フェンダー式エレクトリックベースが出始めのころの奏法にはかくもいろいろとあったことがわかる。親指弾きor1フィンガー→2フィンガーorピック。親指がサムピングに発展していったの言うまでもない。
うわ、脱線した。
パンクのベース弾きにピック弾きが多かったのが悪い(失礼)イメージがついたのかもしれん。かくいう私はパンクになんの影響も受けておりませぬ。影響を受けたと言えばこの2人。2人とは加部正義さんに鈴木享明さん。全盛期のころに目の前で見ているからね。その頃私はいたいけな高校生でステージに立って低い位置にベースを構えピックで華麗に弾きまくるかっこいい姿には憧れたものだ。実際、私のフレーズの大半は加部さんのパクリだったりするし。どちらかというとギターに比重を置いていたのにいつの間にかベースばかり弾くようになっていた。目の前でお手本を見せられているのだから真似してしまうのはしょうがないということにしておいてもらう。
でも、もっと前に耳に刷り込まれていたピック弾きベースの音があった。江藤勲さん。ブラックナイロン弦をピックでミュートしつつ弾いていたそうだがむちむちっとした独特な音ではねまくる音使いで実にファンキーな演奏をしている。JAZZプレイヤーであるが歌謡曲でのエレキベースはほぼこの方と言っていいくらいの音源を残している。ご多分にもれずクレジットもあまりないみたいだし。

「ルパン三世」も「サザエさん」も「笑点」も「ブルーライトよこはま」も「白い蝶のサンバ」も「あなたのブルース」も「リンダのこまっちゃうな」も「ドリフのずんどこ節」もetc....みんなこのベーシストが弾いている。もう、子供のころから耳に慣れたものばかり。
こんな音を出すつもりもないし出せもしないが確実に耳に残っていて影響されているのだろうな。
今これを読んで4月の名古屋ライブのピンボケ写真で確認して初めてピックで弾いてた「らしい」(ぼけてるのでわかりにくい:苦笑)ってことに気づきました。
前に訊いたのは実はyoutubeで見ていて、Versillesの故・ジャスミンyou嬢(♂)がピック弾きだということに気付いたと同時に、私としては「珍しいのかも」と思い、さらにコメント欄でピック弾きなんて云々という揶揄・指弾する書き込みも目にしたもので、「ほんとはどうなんだ?」と思ってのことでした。
…浅学無知を恥じております。
楽器なんてその人にあった弾き方で弾けばいいだけの話でなんだっていいのですよ。
いい音が出れば。
そういえばV系のベーシストはピック弾きが多いように思います。たぶんその大本は今はプロデューサーで元四人囃子の佐久間正英さんかなと。ピック弾きベースの独自の理論がありプロデュースするバンドのベーシストに伝授しているそうです。
詳しくはわかりませんので内容は割愛しますが「逆アングルピック」だそうで。
どこかに解説本ないかな。
それと、昔むかし見たミュージックビデオ等で、指でビンビン…親指でバンビンばしばし弾いてた印象「しか」なかったんです。
ちなみに親指でべんべんぺちぺちやるのは私、できません(恥