ふしょうなブログ

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花より工芸展

2006年04月02日 00時06分30秒 | 日記のようなもの
mixiの澁澤龍彦コミュのトピックで教えてもらった所蔵作品展です。
 お目当てはもちろん四谷シモンの『解剖学の少年』です。はじめは工芸展だけを観ようと思ったのですが受付の女性に藤田もご覧になられますかと問われ観ないとはいえずに共通券を購入してしまいました(汗)
 さて、解剖学の少年は入って直ぐの展示室に展示されていますした。う~ん、やはり素晴らしい。涼しげな憂い顔の少年の腹部がアトムのように開いて臓器が覗いています。 
 資料によると1983年の作品とか。なんでも、ハンス・ベルメールの作品の影響が大きいとあります。で、そのハンス・ベルメールの写真作品『人形』もあわせて展示してあります。う~ん、いずれもポエジー溢れています。こんな雰囲気の『うた』を書いてみたくなりました。

 で、シモンに負けずと劣らずに素晴らしいと思ったのは、そのとなりに展示されている吉田良作の『すぐり』です。こちらは1986年の作品ですが、妖艶とした少女の姿に惚れてしまいました。フライヤーを飾っている作品で、写真だとぎすぎすした感じに写っていますが、実物はもっと艶やかな顔色をしています。(光線の関係かな)

 その他に気に入ったのはアクセル・ルーカスの『無題』と名付けられた磁器製の半身像と熊倉順吉の『男の肖像』です。
 他にも魯山人とか興味を引く展示物は多々あったのですが、今回はスルーしました。

 さてさて、人形、とても良いです(らぶりー)気に入りました。詩情をもろに感じますし、今年は人形を目的として展覧会を回ってみようかな♪それから写真集も古書店を中心として探してみたくなりました。

※写真、上よりフライヤー、四谷シモンの『解剖学の少年』、アクセル・ルーカスの『無題』です。尚、フライヤー以外はポストカードを室内撮影した関係で写りあまり良くないです。










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