まだ生き残っている近鉄８０００系

　近鉄奈良・京都線で最古参に当たる
　８０００系
　はシリーズ２１の投入などによって数を減らしていますが、先日近鉄に乗った時にまだ走っているのを確認しました。８０００系は数を減らしている関係で、８０００系が走っているのをあまり見かけなくなってしまいました。丸屋根車が来たとしてもほとんどが８６００系というありさまでした。それでも、久しぶりに見かけた８０００系を見てみましょう。

　上の写真は橿原神宮前発京都行き急行列車に充当された
　Ｅ８７編成（８０８７Ｆ）
　です。８０００系の２両編成（Ｅ編成）は２編成がいるのですが、このうちＥ８７編成が８６００系と併結した上で京都線の急行列車に入っていました。ただ、Ｅ８７編成は元から２両編成だったわけでなく、元々４両編成のＬ８７編成だったものが２００９年に中間車を廃車して２両編成化したものです。現存するＥ編成は全てＬ編成から中間車を抜いたものばかりで、純粋たるＥ編成は既に消滅しています。
　しかも、Ｅ８７編成はドア上に水切りが付いていない貴重な車両です。

　こちらは２００６年に撮影した４両編成時代のものです。この時はＬ８７編成を名乗っていました。

　こちらは大阪難波発奈良行きの急行列車で、先頭は１２３３系のＶＥ３６編成ですが、その中間に
　Ｌ８４編成（８０８４Ｆ）
　が連結していました。しかも、その後部には別の１２３３系（番号確認せず）が連結されていました。つまり、１２３３系＋８０００系＋１２３３系という編成になっていました。

　中間に入っているＬ８４編成です。８０００系の４両編成は７編成が残っていますが、奈良線と京都線と共にいま未だ活躍しています。

　そんな８０００系ですが、２０１４年までには全て消えるだろうと言われています。これは近鉄が２０１４年までに新型ＡＴＳを整備する方針を示しているのですが、８０００系は全て未改造です。つまり、元から付けるつもりなかったのだろうと思います。しかも、８０００系は車内の更新工事が行われた車両がいないし・・・。