やっちまった！

とことん、ヘマした。

父の誕生日。
私は贈り物をしなかった。

忘れていたわけではないが
毎年特に何もしないし
お歳暮の時期と重なるし。

電話だけでもかけとこうか、とチラッと考えたが、
今電話で話をしたら、旦那の怪我で、頭の中がいっぱいだった時なので、このことを喋ってしまいそうで、やめた。

兄や姉は
それぞれプレゼントを贈ったようで
もしかしたら、毎年
そうしていたのかもしれないが。

私は父が好きでない。
それでも父の日と、年に数回の帰省の時に何か買って行く。

今回
何も贈らなかったのは私だけのようで
それを気に入らない父は

私に対してスゴく怒っている、と
母からコッソリ電話が来た。

父も父なら
母も母だ、

イラッとする。

いつから、我が家にそんな制度ができたのか？
私は誕生日に何も彼らからもらったことはないし、なんでくれないの！なんて、怒ったこともない。

父が怒ると、母、そして同居の兄嫁が
なだめるのに苦労するのは知っている。

百万歩譲って
気がつかなくて申し訳ないです、
と言い
↑
すご〜く、嫌だったけど

ネットで品物を注文して送る。

が、
昨夜
その品物が
ウチに届いた。

ん？
お届け先には父の名前がちゃんと書かれてあるし

送り主は私になっているのに
なんで？
送り主のところに届くの？

以前、姉がお歳暮に新巻鮭を父宛に送ったら
その時、姉に腹を立てていた父は
受取拒否で、送り返したことがある。

そんなことができるヒトなのだ。

なるほど、そういうことか？

この品物は、誕生日過ぎてから送って来ても受け取ってやるものか！と
送り返されたんだろう。

すぐに実家に電話かけてやった。

送り返されたんですけど、どーいうこと？

と怒鳴り口調で。
電話に出た母は
受取拒否なんかしてない、と言う。
何にも、届いてないと言う。

と言うことは？宅配業者？が間違えた？

クロネコに電話する。

間違えて届いてるんですけど、と。

そしたら、いろいろ聞かれて、いろいろ答えて

気がついた。
私が住所の登録を間違えている。

私の自宅の住所を、お届け先としてしまっていて
受取人は父の名前を書いている。

そりゃ、ここに来るわ。

なんてことない、間違えていたのは自分だった。

自分に腹がたつ。

せっかく送料無料の贈り物を
１２００円の送料払って送り直す。

深呼吸。

父の酒乱で傷つきまくっていた子供の頃のトラウマ
40歳過ぎまで克服には時間がかかった。

若い頃は父に殺される夢を繰り返し見た。
男の人の大きな声が異常に怖かった。

父が死ぬまでには
この人の子供として生まれて来てよかった、そう思いたい、と
それが私の最大の願いだった。

嫌いな父を好きになりたかったんだろう。

最近はお酒も飲めなくなり
私のトラウマも克服できたように感じていたが
やはり嫌いなものは嫌いなまんまかもしれない。

無理に好きになろうとしなくてもいいや。

以前は、あの人のDNAが私に刻まれていると言うのが嫌で嫌でしょうがなかった。

仕方ない。

私の理想の父でないように
彼の理想の娘にもなれない。

それでいい。

年取って、楽しみがなくなってきたのもわかる。

体も思うようには動かないだろうし
寂しいんだろう。

ありがとう、
こんな年寄りになったら嫌われるよって、
教えてくれてありがとう。

同居の兄嫁が、苦労していることに深く感謝する機会を与えてくれてありがとう。
この人のために
私はあなたに普通に接するよ。

もう何十年も生きないだろう両親
あと何回会えるのか？

私は優しくしたよ、そう思えるおつきあいをしていこう。

こんな出来事にも
感謝。

さて、
今日のレッスンは3本だけ。

寒い中、参加者の皆様お越しいただけるでしょうか。
心細くもなりますが、
来てくださる方にはほんま感謝です。

みんな、いろんなことがありますね
ヨガの間は忘れます。

そして、

幸せだなぁって思います。

どーのこーの言っても
私は、あの親の元で生まれて育てられて今がある。

おかげでヨガに出会えた。

幸せだなぁと感じる私にしてくれて
ありがとう。

やっちまった日だったけど

こんなことでもないと
考えないこと考えられたよ。