箕輪義隆挿絵工房 フィールドノート

見たこと 気になること たまに絵のこと

オークション

2012年02月16日 | 

雑誌「バーダー」で東日本大震災復興支援チャリティーオークションという企画が行われています。毎号出品される写真や絵を誌上オークションにかけ、落札額が日本赤十字社に寄付されるというものです。

今月発売の3月号では私の描いたモズの絵が出品されています。昨年の日本鳥学会大会(大阪市立大)に参加された方は覚えているでしょうか、講演要旨集の表紙に描いたものです(その後、少しだけ手を加えてあります)。落札者にはバーダー誌の1年間購読券も付いてくるので、ぜひぜひ、入札のほどよろしくお願いします。入札期限は3月16日まで。詳細はご面倒でも雑誌をご参照ください。

Mozu2012

こんな絵です。実際はもう少し明るい色合いです。


オガサワラヒメミズナギドリ

2012年02月09日 | 海鳥

ニュースなどで報道されている通り、小笠原で得られた小型ミズナギドリが、DNAの分析の結果Bryan’s Shearwater  Puffinus bryani と判明したそうです。ミッドウェー諸島で発見されたものの近年の記録がなく絶滅が心配されていたこの鳥が小笠原で再発見されたわけで、和名としてオガサワラヒメミズナギドリが提案されています。詳しくは以下のサイトを参照されると良いでしょう。

絶滅したと思われていたミズナギドリの希少種を小笠原諸島で再発見 森林総合研究所

小笠原自然文化研究所のホームページ Topic今日のレスキュー2月6、8日に関連記事あり

絶滅を疑われていたBryan's Shearwaterはオガサワラヒメミズナギドリとして生き残っていた!  日本生態学会第59回全国大会  講演要旨

なお、拙著「海鳥識別ハンドブック」では小笠原で保護された個体をもとに図版を制作し、当時可能性が高いと考えられたヒメミズナギドリとして収録しました。これが実はオガサワラヒメミズナギドリだったわけです。いずれは本の内容を改訂しなければと思っているところです。