巣箱の活用について、各地の実践例をもとに書かれた本。いわゆる希少鳥類の保護活動だけでなく、キツツキ類やコウモリなども登場します。巣箱の誕生から、日本に持ち込まれ普及するまでの経緯、そこに関わる内田清之助や中西梧堂の話など、歴史的な面も分かりやすくまとめられています。小学生向けのため、文体も平易に書かれています。(ホンの少しだけお手伝いした事があり、協力者に名前を入れていただきました)
著者 : 国松俊英
出版 : くもん出版
発行年 : 2007年
定価 :1300円+税
巣箱の活用について、各地の実践例をもとに書かれた本。いわゆる希少鳥類の保護活動だけでなく、キツツキ類やコウモリなども登場します。巣箱の誕生から、日本に持ち込まれ普及するまでの経緯、そこに関わる内田清之助や中西梧堂の話など、歴史的な面も分かりやすくまとめられています。小学生向けのため、文体も平易に書かれています。(ホンの少しだけお手伝いした事があり、協力者に名前を入れていただきました)
著者 : 国松俊英
出版 : くもん出版
発行年 : 2007年
定価 :1300円+税
近くの海岸では、今年に入ってから、ミミカイツブリがよく見られています。最近では生殖羽に変わりつつあります。翼を広げた姿を見たいと思い、この日もしばらく観察してみました。3羽のミミカイツブリはひとしきり潜水を繰り返した後、整羽行動に。すると、突然1羽がはばたき、何とか1カット撮れました。しかし、真横向きなので翼は下面だけ。結局、この時と同じような角度です。
その後もはばたいたり伸びをしたり、チャンスは多かったのですが、距離が遠かったりと、なかなか思い通りには行かないものです。
企画展「海鳥類写真録」に、オオミズナギドリを追加しました。3点の画像は、先日の城ヶ島沖で撮影したものです。揺れる船上からの撮影でしたが、カメラのおかげでピントが合ってくれました。
一眼デジカメを購入したものの、船上では飛沫を浴びるのは必至。いきなり塩水を被ってはたまりません。そこで、2種類の防水グッズを購入し試してみました。
1つはエツミが販売しているカメラレインジャケット。厚手の透明ビニールでカメラを覆い、下側から手を入れて操作する仕組み。単純明快な構造です。防水の目的は十分達成できますが、難点はビニール越しにファインダーを覗きにくいこと(特に眼鏡使用者には)と、寒い日は吐く息でビニールが白く曇る事。余ったビニールがかさばるのもちょっと抵抗があります。
もう1つはCAPAネットショップで扱っている防水型カメラパオ・カメラケース。防水性の布地で全体を覆い、カメラ部分を開けて操作します。レンズ部分を絞めるヒモが緩み易く、丸ごと抜け落ちてしまう事があるので、注意が必要です。コンパクトで扱い易く、カメラを包む布地としても使えるので、こちらの方が重宝しそうです。丸洗いできるのも便利です。
いずれにしても、レンズ側はむき出しになるので、まめに手入れが必要でしょう。
海鳥識別ハンドブックの製作がご縁で知り合った「城ヶ島沖の海鳥観察グループ」の方から、船上観察会のお誘いをいただきました。船をチャーターしての、城ヶ島沖海鳥ウオッチングです。
全航程を通じて見られたのはオオミズナギドリ。個体数も多く、海上では普通種と言える鳥です。定期航路のフェリーに比べると、鳥までの距離がずっと近いので、オオミズナギドリが近くを通るたびに見入ってしまいます。出航後しばらくして、船の近くを暗色のミズナギドリ類が1羽通過。突然現れたので、「ハシボソ?ハイイロ?」と一瞬迷ったものの、翼下面のパターン等からハシボソミズナギドリと確認できました。
オオミズナギドリ
ハシボソミズナギドリ
午後からは岸近くに移動したため、オオミズナギドリはがっくり減りました。一方で、カンムリウミスズメやウトウが出現。ウトウは残念ながら、遠方を飛び去る姿しか確認できず。このほか、水面付近を低く飛ぶ不明ウミスズメ類を何度か確認しましたが、こちらもあまりに遠方で識別できませんでした。
2羽で行動していたカンムリウミスズメ
最後になりましたが、お世話になった「城ヶ島沖の海鳥観察グループ」の皆様に御礼申し上げます。