パンダとそらまめ

ヴァイオリン弾きのパンダと環境系法律屋さんのそらまめによる不思議なコラボブログです。
(「初めに」をご一読ください)

大事件でした

2006-06-29 23:58:43 | 生活
 今晩、そらまめさんと共にゆっくり食卓に着きできたのは22:30をすぎていました
 というのも最近ちょっと動きが鈍かったのドアノブ。とうとう壊れてしまいましたたまたま今日お休みだったそらまめさんがお買い物をして帰ってきたら、さあ大変鍵が解除できくなっていました。そうです、お家に入れなくなってしまいました。。。パンダがカルテットworkshopを終え帰る前にそらまめさんにすると、とってもいけてない声「鍵といってもすぐ直るんじゃないの」なんてのん気に思いながら帰ってきたパンダでしたが・・・

 お家に戻ってくるとパンダたちのスーパー(管理人)がいろいろな道具を使ってドアと戦ってくれていました。でもなかなか鍵が解除できず、ついにスーパーの弟さんまで来てくださり、ドリルなどを出して本格的な大工事にスーパーさんと弟さん、そらまめさんの3人でその後4時間弱に渡り、大格闘何もできないパンダはただただ「このままお家に入れないかも」でも「信じなきゃ、絶対開く」って。などなどいろいろな思いを張り巡らせていました。
 鍵が開いたときにはホッとしすぎて、ただただ呆然としてしまいましたその後スーパーさんは今晩パンダたちが安心して寝れるようにと早急に鍵をFixしてくださりました。明日もう一度完璧に直してくださるようですが・・・。
 
 何はともあれ思いがけないハプニングがある長い一日でした。本当にスーパーさんご兄弟、そらまめさんご苦労様でしたm(__)mしかし本当にパンダたちはとても良いスーパーさんに恵まれました文句を言うこともなく、汗だくになって鍵と格闘してくれたり、気を遣ってお水を持ってきてくれたり、工事の大騒音からパンダを守るため、気を遣って開いているお部屋に連れて行ってくれたり・・・と本当に感謝でした
 しかし何でも直したりできるパンダたちのスーパーさんはすごいって思います。なんだかこのような素晴らしいスーパーさんのいるお家から8月に引っ越すのが、たまらなく寂しくなったパンダでありました 

The Lake House

2006-06-27 23:52:53 | 映画
 先週の話ですが、パンダさんと一緒にThe Lake Houseを観てきました。キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックがスピード振り!に共演というキャスンティングに心ひかれて。韓国映画のリメークなんですね。(以下ネタばれしてないつもりだけど注意)
   
 行く前にチェックしたら批評家の評判と実際に観た人の評判がズレてるなぁ~と思っていたのですが、私達もというか、私は楽しかったけど、パンダさんはサッパリだったみたいです。ちょうど2年後(逆からだと2年前)の世界にいる人となぜか文通できて恋に落ちるという設定なのですが、パンダさんは「なんで?」と突っ込んでしまって、その時点でダメだったらしい ふーんと単純に受け容れて、細かい(?)突っ込みどころも気づかなかった私はとっても面白かった。それでも先が読めたけど。そういえばエターナルサンシャインを観たときも記憶消去業という設定に?が抜けなかったパンダさんと私で反応がズレたような。何も考えずにボーっと観るのにお勧めです。

World Cup~審判がらみ陰謀妄想の結果、26日まで

2006-06-26 23:55:25 | サッカー
 実はというか、決勝トーナメントのドローを眺めたときに、グループリーグで目立ったミスジャッジが途端に一本の線でつながって、4年前の悪い記憶ともつながって、悪い妄想がぐんぐん膨らんでいきました。私はサッカーにロマンティシズムだったりファンタジーアだったりあるいは男気のようなものを求めているので、こういうことを考え付くのもイヤなのですが。
   注)ドローはYahooから、GL終了直後

前のエントリのコメントやら、くぅobnwさんのエントリのコメントでも書いたのですが、その悪い妄想というのは、以下のようなことから膨らんでいきました。
 ○イタリアの山がベスト4までやたらスカスカ
 ○オーストラリアは、日本戦(駒野PK)、クロアチア戦(2点目オフサイド)とまああり得るレベルですがミスジャッジが続いている
 ○フランスー韓国でCKからのゴールが認められなかった(まああり得るレベルですが多分ミス)
 ○スイスー韓国でスイスの2点目で主審が副審のジャッジを覆した
要するに、オーストラリアがF組の2位に、G組の1位、2位はスイス、フランスになるようにやや仕組まれた感がしたんですね。特にクロアチアーオーストラリアは1点目のハンド→PKもまあ確かにハンドで当然だけど審判によっては流すと思うぐらいで、クロアチアは納得いっていないんじゃないだろうか。

 こんなことしても何の得にもならないじゃん、と思ったんだけど、ハっ 4年前、ありとあらゆる手立てを尽くしてポルトガル、イタリア、スペインを葬ったヤツラがいた!あのベスト4は百歩譲って“強運”があまりにも不可思議に連続したわけですが、それを正当化したいヤツがいるんじゃないだろうか。要するに、前回散々やらかした人たち(普通に考えてFIFA副会長の鄭夢準(現代財閥)かその周囲)が、4年前の韓国の成功は「審判のおかげ」ではなく「ヒディング・マジックのおかげだった」というストーリーにするため、今回ヒディング率いるオーストラリアに有利になるように仕組んでいるのではないだろうか?、だって今回オーストラリアがベスト4になったらヒディングは3大会連続ワールドカップベスト4監督になるのよね、決勝トーナメントでもイタリア相手に何かやらかすかも、ああぁーーー、アッズーリが危な~いと思っていたところ。いやぁインテリスタ的被害妄想だろうと自嘲しつつも、自分のためなら自国をも裏切るのかよ、鄭夢準、次の大統領選に「ヒディングを呼んだのはオレだ」というのを最大の売りにするための下準備かよ、ぉお~、やめてくれぇ~、ヒディングにとっても選手たちにとっても迷惑至極だよなどと妄想は膨らむ一方なのでした。
 
 んで、今日のイタリアーオーストラリアですが、後半始まってすぐ、確かに危険っちゃ危険だったけどマテラッツィが一発レッドになった時は本当に背筋が寒くなった。ザンブロッタもしっかりマークしてて決定機を故意につぶしたともいえなかったし、イエローに止めるべきだった。途端に「サっ、サッカーをバカにするな」(「ボクシングをバカにするな」by幕之内一歩風)と思えて、オフィシャル・スポンサーの現代自動車の宣伝も吐き気がするよぉ~、誰かコレを止めてくれぇ~、頼む、ブッフォン、ピルロ、などとほとんど祈りにも似た思いでイタリアを応援してしまった。ひとつ気になったのは普段積極的に選手を入れ替えるヒディングがまったく動かず、80分近く?になてようやくアロイージを入れたこと。なんか変だなぁ~と思いながら、「ゴールデンゴールもなくなったし、じっくり120分いたぶるつもり?」などと思っていたらロスタイムに(来期からインテルの)グロッソがPKをゲット ピルロではなく、復活望まれるトッティが決めて1-0でイタリアの勝ち 

 あはっ、やっぱり私の思い過ごしだったみたいです いや、「いくらなんでもコレをPKにしないわけにはいかない」という審判の良心が働いたのか、最初から「あまり露骨にはできない」ということだったのかもしれない、などと試合後も一瞬思ったけど、素直に私の妄想が間違っていたと喜びたいです よく考えるとシュンスケのゴールも?だったし、シムニッチがイエローカード3枚もらって退場したり、オーストラリアに不利な判定もGLからじゃんじゃかありましたね あぁ~よかった、コレでまた楽しくサッカーが見れます 
 
 審判ついでですが、オランダーポルトガルが間柴ー沢村(はじめの一歩)のように見えました。500年前大海原を駆けたライバル同士の血がよみがえったんですかね?特にさっぱり成長していないスナイデルのタックルにはがっかり 審判も酷かったけど、みんなサッカーをして欲しかったです。

@Alice Tully Hall~Lincoln Center

2006-06-23 23:03:48 | 音楽
 昨夜はAACのspring season最後のコンサートでした。プログラムは

♪Bernstein:Cnadide
♪Mahler:Lieder eines fahrenden Gesellen
♪Berlioz:Symphonie fantastique
でした。どの曲もパンダにとってはお初のものであって大丈夫かなと不安だったりしましたが、なんとか思いっきり弾くことができました。そして昨日も何事もなく無事に舞台に立つことができました。これが何より嬉しいです

 久しぶりのきちんとしたホールでのコンサート楽しみと緊張感な一日でした。というのもコンサート前のドレス・リハーサルで弾いた時、自分(個々)の音が響くことに良い意味で、言い換えればすべての音が包み隠さず響くのです。これはとても弾いていて気持ちいいと同時にスリルだったりもします。音程をはずせない、確実に弾かなくてはという・・・でもやはりこのような有名なホールで、優れたメンバー達と共に演奏できたことは本当にいい経験でした。みなさん本当にお疲れ様でしたm(__)m

 ただNYの建物すべてにいえることですが、もうめっちゃくちゃホール内が寒いのです舞台にのっていても冷凍庫の中にいるような気分。カキ氷を食べた後のように頭がキーンとなっている感じ。いやはや改めて冷房の寒さにでもありました。かなり舞台衣装も考えないといけないな~と思ったのでもありました。

 今日から今年の冬までAACはシーズンオフになります。良い感じに終了した昨日のコンサートにホッと胸をなでおろすと共に、しばらく寂しくなるな~と思ったりもするパンダでありました。でもその寂しさに浸る時間もなく、月曜日から3週間NYUのカルテットworkshopが始まります。これも英語のやり取りをはじめ、不安がいっぱいで今から緊張してますが、なんとかなるよね・・・きっとしかししばらくAACの練習ばかりで、こちらの方はやっていなかったから・・・どうなることやらと不安になりつつも今日はのんびり過ごしています

 昨日も忙しい中来てくれたそらまめさん、どうだった
 うん、素晴らしかった。最近聞いたどの音楽よりも良かった気がする サロンコンサートっぽいのが続いてたせい?か、やっぱりきちんとしたホールで聞く音の響き・バランスって素晴らしい ヴォーカルはやや微妙だったけど、これぞオーケストラという音の厚み、重なり、展開、個々のパフォーマンスも素晴らしくて、リンカーンセンター!で聞くのにふさわしいと思えたし、予想よりたくさん入っていたお客さんたち(6~7割ほどは入っていたような)もきっと満足な夜だったのではないでしょうか 

World Cup ~日本、22日まで

2006-06-22 23:55:35 | サッカー
 今夕はパンダさんがAACのコンサートでリンカーンセンターデビューをしたのですが、さすがにヘトヘトでもうなので、その前のサッカーねたを。

○E組 ガーナ 2-1 アメリカ
    イタリア 2-0 チェコ

 ネスタの負傷は気がかり。んで、変わりにでてきた我らが(インテルの)悪太郎マテラッツィ、いつもどおりの肘・膝プレー、時折出る気の抜けたミスがご愛嬌?の彼で大丈夫かよ?02年の悪夢が蘇る・・・と思ったのは杞憂でした。今日は彼の当たりの日でヘディング先制点もその後の守備も見事だった。んでマテラッツィに全く体を寄せなかったポラクがバカバカしいイエロー2枚で退場、コレルが怪我、ロクベンツが出場停止、バロシュが怪我上がりでFW不足のチェコは万事休す。。。 試合を決めたピッポの得点は素晴らしかったけど、むしろピッポがピッチにいること自体が素晴らしい。リッピは非常にいい仕事をしている気がする。ちょっと後でまた触れます。
 アメリカはあのPKの判定に言いたいことがたくさんあるんじゃないだろうか。。。んー、これもワールドカップの一側面ですからねぇぇぇ。アフリカの小国(というのも語弊があるけど)が大国アメリカを撃破!ってアフリカ中のナショナリズムが高揚しそうですね。

○F組 日本 1-4 ブラジル
 最初に言いますが私はこの試合とっても満足です。私は日本代表が好きというよりサッカーが好きというのもあるかもしれませんが、
・98年のように臆病に殻に閉じこもってチャレンジせずわずかな可能性にかけて失敗するよりも、
・02年のように「黄色い猿」呼ばわりして憚らない指揮官のロボットのようなプレーよりも、
・今大会のクロアチア、オーストラリアのように徹底的にマークして相手のよさを消しにいき、ドロー狙いなのか攻めないよりも、
・堂々と勝ちを狙い、ペンタ・カンペオン相手に日本の良い所を出そうとした、そして一度はリードした
日本の方がはるかに見応えがあった。実際攻められながらもキチンと防いでいたし、すばやく縦にボールをつなぐ意識も明確だったし、玉田のゴールは以前妄想したとおりで、あの時点でクロアチア1-0オーストラリアだったから、あと1点取れば・・・という状況になったわけですね。すぐにオーストラリアが追いついて日本はあと2点必要になったわけですが、あの5分間ほどの高揚感はなんとも言えないものがあった ブラジルもまさか負けるわけにはいかないので顔つき変わってたし。
 日本の悪いところで、中盤のラインが押されてどんどん最終ラインと一緒になっていく(あぁインテル病)、しかも両サイドともがら空きで、げっ、ボックスの中にほとんどの選手がいるじゃんと思ったら揺さぶられて同点に追いつかれて、この時点でジ・エンド。気持ちが切れたのは観てる方だけじゃなかったようで(それでいいのか)、その後はブラジルのフェスタに ロナウドの調子が上がっていると前の試合のとき思っていたら、ドッビエッタでWC記録を達成。歴史を目撃できたことは素直に喜びたいかも。今日は必然的にマークが揺るかったこともあるけど、何度かみせたスルスルとマークをはずす動きは見事だった。それでも彼はこんなものじゃないハズですが。

○F組 オーストラリア 2-2 クロアチア
 ちらちら見たのとハイライトしか見てませんが・・・オーストラリアの2点目はオフサイドではないか? シムニッチが3枚イエローをもらったり・・・。駒野の件もそうですが、こういうミスジャッジはあり得るとはいえ、オーストラリアはすっかり運?も見方につけたようで。

○日本代表
 お疲れ様でした。クロアチア戦は見ていないので分かりませんが、オーストラリア戦の最後の8分が全てだったのではないでしょうか、やっぱり。イタリアのメディアだったら駒野がもらうはずだった幻のPKを今も書きたてるでしょうが・・・。勝負を分けるのはこういうのを含めた僅かなエピソードで、勝っていてもおかしくありませんでしたが、逆にこうして負けているのも不思議ではありません。贔屓目に見てもクロアチア、オーストラリアを凌駕して勝者に相応しかったとは思えないのです。
 中田の時代が去って、新たな時代に移っていくでしょう。ホームアドバンテージ凄まじかった02年は置いておいて、今の代表を98年の代表と比べるととんでもない進歩だと思いますが、それでも何かが足りなかったのも事実(何なのかは私にはサッパリ)。クラブに戻って毎日の練習・試合の中でその何かを見つけて欲しいものです。

○選手の使い方
 ペケルマン(アルゼンチン)やリッピ(イタリア)が特にそうなのですが、意図的にほぼ全員を出場させようと選手交代をしているように見えます。ファン・バステン(オランダ)もそうかな。パレイラ(ブラジル)も、GKを変えたのはやり過ぎな気がするけど、残るGK,CB2人とミネイロ以外は出場したハズ。強いからこそできる芸当と言えるかもしれませんが、チームの結束は否が応でも固くなるでしょう。何が起こるか分からない決勝トーナメントの強みにきっとなるでしょう。

明日で16強が出揃います。いよいよですね

ノーベル平和賞受賞者光州サミットとダライ・ラマ

2006-06-20 23:53:08 | Weblog
 ミサイル騒ぎ喧しい頃ですが、そんな中先週末にあまりにも“タイムリー”なタイミングでノーベル平和賞受賞者光州サミットが開催されていました。 Yahoo 6/17 ノーベル平和賞受賞者の光州サミット、宣言文発表 
 金大中(キム・デジュン)前大統領とゴルバチョフ元旧ソ連大統領、国際アムネスティ関係者など、ノーベル平和賞受賞者が一堂に介した「光州サミット」の参加者らは17日、朝鮮半島と世界の民主主義、平和、人権発展に向けた努力と協力を行うとした「光州宣言文」を発表した。
 宣言文は、地球規模の問題、朝鮮半島問題、国際的非核化問題の3部門11項目に対する宣言と提案まとめたもの。地球規模問題については、民主主義と平和増進に向けた非暴力と、許し和解するなど平和的努力を継続していくべきで、抑圧された人権の改善に向け国際的協力も求められると指摘した。また、女性の権利と役割を尊重、健康な環境の維持、戦争のための各種制度の無力化、世界平和のための国連の役割尊重、アフリカ諸国の債務棒引きなども強調した。
 南北分断の朝鮮半島問題に関しては、非武装地帯の平和公園造成、北朝鮮核問題をめぐる国際的対立と緊張の解決、6カ国協議の迅速な再開、南北共同宣言の誠実な履行などを求めた。参加者らはこのために北朝鮮の核放棄と国際社会の徹底した検証、米国の北朝鮮に対する金融制裁解除と体制安全保障などを要求、朝鮮半島と世界平和増進に向けた多者間協議体の常設化を提議した。(以下略)
 緊張を和らげたいという意図は分かるけど、こんなタイミングでアメリカに制裁を緩和しろとか宣言しても全然説得力ないよねぇ~、そもそもキム・デジュン前大統領の地元で、南北首脳会議6?周年記念式典とback to backで開催というのもまたなんとも胡散臭いなぁ~と思いながら、けど平和賞受賞者達が平和の価値を強調するのは当たり前かぁ~とか、民主主義と人権の価値とかありふれているけどこうも集ったセレブレティに言われると重みも増すよね、とか、この宣言の他にもスーチー女史の処遇を批判する特別声明とか、一応民間知識人の会議ではあるけど、韓国の外交も随分立派なのね、などと思ったところ。

んで宣言の原文を見てみようと思ってぐぐぐっとググってもさっぱり公式HPが見当たらない。変わりに目に入ったのはHuman Rights Watch(注;屈指の人権NGO)のこのコラム。 Rejection of Visa for Dalai Lama ~ When does a Nobel Prize-winning peace activist become an “undesirable?” 6/19 (ダライ・ラマビザ申請拒否~いつノーベル平和賞受賞者が「望ましくない」というのか?)
 先週、28人中22人のノーベル平和賞受賞者達が、韓国光州でのノーベル平和賞受賞者サミットに参加した。ケニア、ロシア、グアテマラ、イラン、東チモール、英国の受賞者が招待に応じ、アムネスティーインターナショナル、国際赤十字、AFSCなどの受賞団体も招待に応じた。
 しかし、ダライ・ラマは参加できなかった。招かれなかったからでも、他に予定があったからでもない。他の受賞者と同じく、89年受賞者の彼も、金大中大統領図書館から、朝鮮半島と東アジアの平和を議論するサミットへの招待に応じていた。
 だが、韓国政府は、ダライ・ラマへのビザ給付を拒否した。自らの平和イニシアティブを政治がひっくり返したのだ。外務省はHRWに、「諸般の事情を踏まえ、今は、ダライ・ラマの訪韓は望ましくないと決定した」と語った。

 なっ、なんじゃそりゃぁ~。ノーベル平和賞受賞者を集めた会議をするんだったら最初から分かってたことだろうに。で当然ながら諸般の事情は中国の圧力だということでHRWは批判しています。それにしても「民主主義と平和増進に向けた非暴力と、許し和解するなど平和的努力」とか、「抑圧された人権の改善に向け国際的協力も求められる」とか、ダライ・ラマを中国に気兼ねして入国させない場で宣言採択する皮肉さ。彼は申請したのに断られたんですよ(どうやらずっと断られているらしい)。事情を知らずに参加した他の受賞者たち全員をコケにしかねないことに気づかないのでしょうか。ちなみに、マータイ女史率いるGBMのHPで宣言文見つけました。参加者は真剣だったハズだろうに、もう喜劇にしか見えない。。。

ちなみに中国から来てるクラスメートたちに以前チベットの話を向けると「チベット?、もちろん中国の領土よ」といういきなり核心を突いたお答え。とってもオープンマインドかつリベラルな彼らにしてこうなのかと相当ビックリした。仮に中国の体制がゆくゆく何らか変容するとしても、その恩恵が周辺部含めて行き渡るのは気が遠くなる先の話なのかと感じた。。。

ハルシュタット

2006-06-19 23:54:29 | 生活
 さっきパンダさんとテレビを見てたらハルシュタット(オーストリア)の映像が。なんだか急に懐かしくなっちゃってアルバムをめくりめくり眺めちゃいました
    
 そう、ここは二人の新婚旅行で訪れた町なのです。ザルツブルグ音楽祭で魔笛を観るというのが何といってもメインイベントだったわけだけど、ザルツカンマーグトの湖畔の町、世界遺産にも登録されているハルシュタットもまた、忘れがたいハイライトなのでした。鉄道駅から渡し舟で町に近づく気分の盛り上がり、あまりにも美しい湖畔の町並み、人情味がたっぷり残る風情(宿の主人さん、予約忘れてたけど、ハネムナーと知ってバラを用意する細かさ)、塩坑や近くの大氷穴・大洞窟などなど本当に素晴らしかった
 湖や木々を眺めて何ともゆったりとした気分になれる町、また行きたいなぁ~。

World Cup~ブラジルーオーストラリアほか18日まで

2006-06-18 23:55:06 | サッカー
 今朝の日本ークロアチア戦、まさに両方とも勝ち点3しか狙わない決戦だったわけですが所用で外出。が、ビデオ撮りに失敗してしまい結局観れませんでした(パンダさん心配かけてごめんなさい)。その後のブラジルーオーストラリア戦は撮れてたのですっかり気を取り直して観てたら、ハーフタイムにハイライトをやってて・・・。
 ハイライトといえど結果を知らずに観たのでこっちのアナウンサーが“Look at this!! This is unbelievable.”と得意満面にいうので食い入るように観てたら加地&高原でポンポンとつながってゴール前の柳沢へ・・・・・おおおぉぉぉ~、なんだそりゃあぁぁ んでそのアナウンサー、追い討ちをかけるように“Look at the man behind Zico! He can't believe it. Unbelievable!!!”(ジーコの後ろの男を見ろよ!信じられないんだよ。全く信じられない!)としつこく付け加える。
   (注;写真はFIFAのハイライトから)
私も自分が今何を観たのか信じられませんでした。まあ、プレミアのゲームで、同じようなシチュエーションでカヌがふかしたことはあったけど。。。 ブラジルに2点差以上で勝たないとダメ、勝っても他の結果次第ってもう奇跡が数回重なるしかないですが、奇跡が何度か重なることがあるのもサッカーだし、思えばJが始まる前から数えてかれこれ20年弱のジーコの日本サッカー集大成でもあるので、最後に(なっちゃうんでしょう)思いのたけの美しい姿を見せてほしいです。

○ブラジル 2-0 オーストアリア
 この試合のロナウドはクロアチア戦と打って変わってパスを引き出す動き、ラインでの駆け引き、ゴールをめがけた突進、ごく稀に中盤まで下がる動き、ディフェンスでもパスコースを消す動き、などなどキチンとボールに絡んでましたね。1点目も彼がオフサイドポジションからパスをもらいにラインぎりぎりの場所に下がってきて生まれたわけだし。やればできるんじゃんというか、シュート空振りしたりこれでもまだまだというか、とにかく一体前の試合は何だったのでしょうか 
 それにしてもG.シルバやロビーニョが控え、あのジュニーニョ・ペルナンブカーノがいまだ出場機会なしだなんて豪華すぎやしませんか?

○イタリア 1-1 アメリカ
 審判が主役というか、最後は9人(アメリカ)対10人(イタリア)に。いずれ劣らぬラフプレーで仕方ないかという気もするけど、もうちょっとやりようがなかったのかという気もする。11人いないと面白くないもの。トッティとピルロ片方でも欠くとダメになるってことなんですかね? 後々致命的な弱点にならなきゃいいですが。

○オランダ 2-1 コートジボワール
 リケルメを一瞬フリーにしてどんぴしゃのスルーパスを通されて負けちゃった彼ら、ロッベンは必ず2対1でマークするのだろうと思っていたら、途中1対1で放置してびっくりしている間に結局ロッベン→ニステルローイでゴール それでも自分たちのスタイルを押し通して勇猛果敢に攻め続ける彼ら、本当に素晴らしい。実際アルゼンチンもオランダもあと15分あれば負けてたんじゃないのか?こういうチームが勝ちあがれなくて残念です。

そろそろグループリーグも大詰めですね。目が離せません

AACサロンコンサート @Counsel General of Japan

2006-06-15 23:58:43 | 音楽
 いよいよパンダの大好きなブラームスをみなさんに聴いていただく日がやってきました 場所は日本領事公邸。ここに行くことさえ初めてのパンダ でもいつもの本番に比べて落ち着いてました。というのもやることはやった気がしていたから、6人のメンバーで弾く本番の演奏が楽しみだったんです。このような気持ちで本番を迎えることができるのはそうはないことです。だからいい感じだったんです
 本番もとっても集中して演奏することができました(だいたい40~45分くらいの曲です)。パンダのもっている力は発揮することができたと思うし、らしく演奏することもできた気がします。もちろん完璧ということではありませんが、メンバーが一つになりブラームスを奏でられたと思います。
でもこれも師匠が熱心にレッスンしてくださったおかげだと思います。今日の本番も師匠は来てくださっていました そしてパンダに一言「音がきれいに響いていたわよ。よく頑張ったわね」と。なかなか言ってもらえないこの一言が本当に嬉しかったパンダです
 
 とにかくいい経験ができました メンバーたちにも恵まれ、今日を含め今までのリハーサルは大変だったけど本当に充実したものになりました。そして内声(2nd Vn)の難しさを感じると共におもしろさも感じることができました。聴いている人には目立たないポジションでありますが、曲のテンポや強弱などをしかけていくポジションなのです そしてとてもアンサンブルを楽しめるポジションでもあります。このポジション、なかなか気に入っちゃいました いろいろなパートに気を配り、常にアンテナを張っておかないといけませんが 最初はパンダで大丈夫かとも思っていた6重奏(なんせ6重奏ですから・・・)ですが、がんばってやって良かったです このような機会をくださったAACの方々にも感謝です
 
 とりあえずホッとしています。でも明日から22日のラストコンサートに向けての譜読みをしなくてはです。とにかく充実した演奏会でした。(実はこのブログをそらまめさんが録音してくれた今日のブラームスのライブ演奏を聴きながら書いてます

 ではでは、聴きにきてくれていたそらまめさんに感想を聞きましょう。客観的に見ていかがでしたか
 演奏した4パーティの中で一番よかったです(全然客観的じゃないですね)。いや何というか、6人個人個人も素晴らしかったと思うけど、凄くチームワークが良かった気がします(4、5回しか合わせてないハズなのに)。どんな音にも表情があるし、室内楽って音のカラミ具合がダイレクトに表情に出てくる気がして、なんというか、いいチームワークが豊かな音色に表れれていたように思いました ただどうやら音が響きすぎでいろんな音が混じってしまったのが残念・・・というかホールじゃないサロンコンサートの宿命ですかね。 

フュージョン in NY ~念仏with禅

2006-06-14 23:58:24 | 生活
いわずと知れたフュージョンの街NYですが、その流れは宗派の壁を超えるようです。NYの真宗のお寺が禅を取り入れているそうで。昨日の記事ですが、NY Timesが伝えています→ Buddhism With a New Mind-Set (新発想の仏教)
 瞑想により安らぎを求める西洋人は米国で仏教習慣を大いに広めてきた。けど、もし、あなたが、アジアでは巨大だけど米国ではうまく広がっていない宗派で、それが瞑想がない伝統のせいだとしたら?
 伝統を変えればいい。
 それがNY仏教教会Rev. T. Kenjitu Nagasakiや他のアメリカ仏教教会リーダーがやっていることだ。
へぇ~、自分の国(だけじゃないけど)のことだけど、仏教って歴史の教科書で習ったぐらいのことしか知らない私(ちょっと恥ずかしいですね)、それでも真宗(念仏)と禅って他力/自力救済で相容れなさそう・・・と思うのですが、立派にフュージョンするんですね。
   
おおーっ、確かに「南無阿弥陀仏」の前で禅を組んでいる~。ってこんな野次馬的な興味で申し訳ない気もしますが。。。いつの時代も伝統は変化してきたものですが、固定観念に捉われることなくフュージョンというのはとりわけこの街らしい気がします。