57th St サロンコンサート（追記あり）

※パンダさん追記（5/14）
　今夕はパンダさんが、音楽理論の先生＠スタテン島のつながりで、サロンコンサートに出演　1st Ave.も超えてSutton Placeの当たりまで来るとそれまでの喧騒がウソのよう。Sutton Placeは1920年代の好景気時代は上流社会が集う高級住宅地だったらしく（その相当数が大恐慌で自殺したとか！？）、その名残があるのかも。
　　　

　世の中にはこんな豪邸があるのね、というお家で、ハイソな人たち（シンガポール大使とか）が集う前で演奏（かな～り別世界です）。私はいそいそとステマネ・・・にはなりきれませんでしたが。うまく録音・録画できたんだろうか。。。

　その演奏自体は後でまたパンダさんに触れてもらうとして、ということだったので、少し演奏について書きたいと思います
　アットホームな雰囲気のサロンコンサートはパンダも大好きでもそれ以上に緊張感もたっぷりというのもお客さんがすぐそこにいるわけですから・・・コンサート会場だと舞台があり、聴衆者との距離もありますし、照明もステージ以外は暗いですし・・・結構自分の世界に入りやすいんですよねでもサロンだとすべての人の表情などなど見えますからでもそれが良かったりもするんです
Lさんとの演奏、やはり作曲された方と共演できるからとっても心強い。曲に入り込めて、いつも不安な音程の箇所もかなりでした。でもゆったりしている時の流れを感じるこの曲、感の中での演奏は右手が一緒にちょっぴりプルプルしたりしてだったりもしたけど、ゆっくりの空間を楽しむことのも事実です。本番でしかない緊張感のある演奏も味があるというわけで
　もう1曲。サラサーテの「Introduction and Tarantella」これは美しいけど、少し物悲しい感じもあるメロディーととても早いテンポで軽いダンスの部分の大きく２つの部分で作られています。かなりヴァイオリンらしいテクニックを見せる曲。パンダの緊張の原因でもあったこの曲ですが、意外にも楽しく弾くことが出来てよかったやっぱり演奏は、演奏者自信が楽しく弾かなきゃですね。

　三味線の演奏をした方（日本橋産まれの正真正銘の江戸っ子、７０歳すぎなのにお若い！）に三味線のことをいろいろ教えていただきました。三味線に楽譜がないと聞いてはいましたが、
　　　
これが楽譜だなんて。いや、流派がいろいろあるらしく、ギターのコードみたいなのも見せてもらいましたけど、そっちはさっぱり読めないそうです。

んで、三味線の白い部分って何でできているかなんて考えたこともなかったのですが、
　　　
犬の皮だそうです。いや、元々沖縄から入ってきた「ジャミセン」は蛇、大阪（当時大坂）で使われるようになったのは猫で、今も上等な三味線はそうらしいのですが、何しろ高いそうで。。。
　さらに驚いたのですが、三味線の長い棹の部分が三分割されて、コンパクトに収納されるんです。
　　　

楽器を分割するなんてバイオリンではありえなぃ～のですが、いやはや、それにしても自分の国の楽器なのに何も知らないこと　ちょと恥ずかしくなると同時に、こんなに間近で教わることができてすごくラッキーでした　

　パンダはここ最近、いろいろな曲が思うように弾けず少しでした。そんな時に友人Cから言われたんです。「パンダってこっちに来たばっかりなのにいろいろな人の前で場所で弾く機会があっていいよね～うらやましい」って。その時ハッと気づいたんです課題が多すぎて少し冷静さを失っていたパンダ。そして演奏できること、場所があることをありがたく思う気持ち。それらをすっかり忘れていてしまった自分に反省そして気持ちをしっかり切りかえてこのサロンコンサートに望みました。そうしたら最近なんだか重く感じていた楽器も自分の手も軽く感じて、楽しく演奏できた気がします。どんなことでもやはり気持ちの持ちようが大事ですね今後もいろいろな曲に出会えて、練習できることに感謝してがんばろうと思うパンダでありました。
　とにかく充実したいい一日でした