遠距離太郎のお話し…

“遠距離”介護に走りまわっている“太郎”クンのお話しです!!

この寒空、父さん、行方不明に。 どこへ行った?

2011年01月21日 | 聞いて聞いてっ!
16日(日)のことでした。
この週末は、大阪で仕事上の大事な勉強会がありました。
11:40頃、携帯のマナーモードが、どこからか着信が。

「こんな時間にどこからかなァ…」と見てみると、
高知のケアハウスからの着信。
もちろん、ケアハウスからよく電話はかかってきます。
が、通常の用件なら、平日の夕方と決まっています。
休日には、先方も電話連絡は控えてくれています。

「ウッ! なんだ、こんな時間に。何かあったな…」

で、休憩時間にコールバックすると、
すぐにケアハウスの相談員のSさんが出てきました。

太 郎「Sさんですか? 電話頂いたようで。何か、ありました?」

Sさん 「太郎さん、済みません。お父さんが、一時行方不明になりまして…」

太 郎「エッ! 何ですって!!」 
  

ホンと、びっくり仰天です。
詳しく話しを聞いてみると、こういう事でした。

朝、9時頃、父さん、ケアハウスの玄関先で人待ち顔。
この時間、平日なら、認知症のデイケアの迎えがきます。
父さん、その迎えを待っていたようです。

施設の人は、朝食の後片付け等で、バタバタする時間帯。
父さんの様子は、気にはなっていたものの、見守りが留守に。

で、父さん、施設のスタッフに気付かれることなく、外へ。
この日、日本列島は大寒波。
高知も凄く冷え込んでいました。

9時半ごろ、施設のスタッフが、父さんのいない事に気付き、大騒動。
施設内を探し回ったが、どこにもいない。
目を離した隙に、外に出たしか考えられないと。

とすれば、当日の冷え込み。
父さんは、この程度の部屋着。

  

ほとんどのスタッフが、外に捜索に。
でも、見つからない。
で、警察に電話すると、「…それらしい人なら、ケアハウス▽□で、
保護されているようです。▽□さんから、今しがた連絡がありました」と。
そこで、早速、近くのケアハウス▽□に、スタッフが父さんを迎えに走り…。

10時ごろ、このケアハウス▽□さんのスタッフが、たまたま、
外をフラフラ歩いている父さんを見つけ、
「これは、どこか近くの施設の利用者さんが徘徊しているのでは!?」と、
施設内に招き入れ、保護してくれました。
ただ、父さんに聞いても、どこの施設か要領をえない。
で、警察に電話したとのことでした。

父さんが無事ケアハウスに戻り、一段落したので、
僕、太郎への電話になったようです。


今回、ラッキーでした。
すぐに他のケアハウスに招き入れられたので、体の冷えも最小限。
転倒もなく、近くに交通量の多い道路が走っていますが、
交通事故もなかった。

  

今夜の夜行バスで、高知に帰ります。
帰って、まずは父さんの徘徊対策です。

  

- end -

初モーニング、初スタバ、初コーヒータイム、初元親、初詣、・・・

2011年01月09日 | 聞いて聞いてっ!
この連休は、大阪で過ごしています。

明日10日は、“十日戎”。
大阪は、戎さんが終わると、正月気分も一新です。

正月気分もあるうちに、僕、太郎の正月写真の蔵出しです。

まず、初日の出…。

  

この後、馴染みの喫茶で、初モーニングで初食事!
この喫茶YUさん、母さんが以前入院していた病院の近く。
それ以来、よく足を運んでいます。
元旦も、朝の7時半から営業。
昨年に続いて、今年も一番乗りでした。

  

さすがにくたびれてきたので、家で一眠り。
その後、父さん母さんを訪ねます。
その前に、初スタバ。父さん用のコーヒーを仕入れて。

  

ケアハウスは、静か。派手な飾りがあるわけでは無いのですが、
少し華やいだ雰囲気でした。
  

  

中に入って、顔見知りのスタッフさんに新年の挨拶。
「父さん、母さんは?」と、探してみると、母さんは部屋で、
父さんはリビングでお昼寝中。

まず、母さんに新年の挨拶。

次に、リビングでウトウトしている父さんの肩を叩いて、
「起きてっ!」「新年、おめでとうっ!」「コーヒー飲むかっ!」
  …で、初コーヒータイムを。

  

元旦の両親、元気で年を越してくれたようです。
    

ケアハウスから少し足を延ばすと、太平洋の海辺。
行ってみると、2011最初の太陽は、西に傾いていました。

  

砂浜に下りると、小さな子供を連れた家族が凧揚げを。

  

「…昔、正月ではなかったけど、親父と手結(“てい”高知東部の地名)の浜で、
凧揚げをしたことあったなァ…」と、しばらく家族連れを見つめていました。

高知市街地へ向かう途中に、長宗我部元親像のある若宮八幡宮が
鎮座しています。元親像、今回は正面から。初元親です。
  

    

で、当然、八幡宮にもお参りに。とりあえずの初詣です。
いつもは静かな神社ですが、今日は着飾った人で一杯。

   

  
     
これで、僕、太郎の2011元旦は過ぎていきました。

正月二日、いつも初詣にいっている神社に。
高知駅の近く、洞ヶ島というところにある薫的(くんてき)神社です。
ホントに小さな神社です。が、争い事については、高知では霊験が有名です。
そのために、いつ行っても参拝客がいます。
父さん母さんも、何度か祈祷をお願いし、「ご利益があった」と。
今も毎年、神社のお札が家にも送られて来ています。

そんな事もあって、僕、太郎が高知で正月を過ごすとき、
初詣は、この「薫的さん」(地元での呼び名)です。

      

  
  
お願い事は、家族の健康と、僕、太郎の仕事のキャリアの成就。
大きなお札と東京の友人から頼まれていた学業成就のお守りを頂いて、
小額ですが屋根の葺き替えの寄進をして…。
これで初詣も無事終了。後は、一年、頑張るのみです。
  

高知には、4日までいました。
4日の午前中に、ケアハウスを訪問。
父さん母さんに、暫しの別れを告げて、
母さんに見送られて、ケアハウスを後にしました。
“見送ってくれる人がいる”…、嬉しい事です。

  

ケアハウスからの帰り道、いつもの船溜まりで一服。
桜並木の葉は完全に落ちていました。

  

が、よく見ると、桜の蕾、シッカリと膨らんできています。

  

今年も昨年のように、穏やかな陽光の下で、桜とお話しができれば。
それが、僕、太郎の新年最初のお願いかなァ…。

     

- end -

今年も、よろしくお願いします

2011年01月08日 | 聞いて聞いてっ!
新しい年が始まりました。
本年も、よろしくお願いします。
  

大晦日の夜行バスで高知に戻りました。
早朝5:40に、終着のバス停に降り立ちました。
まだ、真っ暗。そして、寒い!
後でニュースを見ると、その頃の気温は-2.6℃。
平年より、5度近く低かったそうです。

家で一服して、初日の出を拝みに高知港の波止場に。
家から、自転車で15分位です。が、寒かった。
耳が切れそう。ペダルを踏む足先も凍えそう…。

風はなく、雲もない、快晴の空。
波止場で、寒さで震えながら初日の出を待っていると…

    

浦戸湾をはさんだ向かいの小山の木々を燃やすようにして、

  

初日が昇ってきました。

  

今年一年、皆さん方にとってもいい年でありますように。
  

- end -