和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょっとアクセント…

030(三重)名張 なばり饅頭

2012-11-11 14:13:16 | 三重の和菓子
三重県名張市は忍者で有名な伊賀国の一部。
元は「隠」と書いて「なばり」と読んだとか。
いかにも忍者ゆかりの地という感じ。
蛇足ながら、大阪方面からここ名張への道中、
初瀬街道に吉隠(よなばり)という地名も。

そんな名張の中心、近鉄大阪線の名張駅西口
前にある「賛急屋(さんきゅうや)」さんの
紹介です。

<賛急屋の店構え>

昭和5年創業、80年の歴史ある饅頭屋さん。
ところが、店先に見えるのは「呑み処」、
「酒」、「スーパードライ」の文字が…。
なんと、向かって右側がまんじゅう屋、左側
が一杯飲み屋というユニークな形態。

お店の方に伺うと、もともと饅頭屋を営んで
おり、後に駅前という立地を活かしお酒も
飲めるお店にしたんだそうです。
私はどちらも好きなので、近所にこんな店が
あれば嬉しい…いや、ヤバイ。

<なばり饅頭>

薄皮から餡が滲み出したいわゆる田舎饅頭。
形はやや平べったい小判型。

昔からお伊勢参りの旅人で賑わった名張では、
旅人をもてなす田舎饅頭が名物。
この伝統を受け継いだのが「なばり饅頭」
なんだとか。

あっさりしたこし餡と薄皮の組み合わせが、
素朴で懐かしい味。
薄皮のしっとり感が好き嫌いの別れるところ
ですが、美味しくて一度に2~3個は食べ
られます。
(1個 \100)

ところで、名張には1枚500円の和菓子の
食べ歩きチケットが存在し、指定の店から
5店舗を選んで引き換えが出来るとか。
次はぜひそのチケットを買って回りたいな。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 029(和歌山)学文路 かむろ... | トップ | 031(奈良)信貴山 寅まんじゅう »

コメントを投稿

三重の和菓子」カテゴリの最新記事