Shirakuのモノローグ

矢坂芝楽の日々あれこれを綴ります

悲しいですね(京都 豊国神社)

2018-02-06 21:55:46 | 旅日記(県外)
ニュースを見ておりますと、福井の方は雪がスゴい事になっておりますね。
彦根はまだ雪は降っておりませんが、明日あたりは積もりそうな感じなので、警戒が必要です。

さて、本日も日曜日の京都での続きを書かさせて頂きます。

三十三間堂を出まして、そのまま目の前を走る七条通を渡りますと、京都国立博物館がございます。
次に行ったのは、その隣にあります「豊国神社」。



その名が示すとおり、祀られているのは百姓から身を起こして天下統一を果たした“豊臣秀吉”です。

織田信長の家臣として活躍した豊臣秀吉が、初めて与えられた領地が長浜です。
で、長浜にも豊国神社があるものですからその名には馴染みがございます。

徳川家康を祀っている日光東照宮の豪華絢爛さには及びませんが、社殿の前に建っております唐門には見事な彫刻が施され、その造りに豊臣秀吉が一代で築き上げた栄華が感じられます。



そしてすぐ隣には、豊臣家が滅びた戦であります“大坂の陣”のきっかけとなりました、あの鐘の文字で有名な「方広寺」がございます。



鐘も残されておりまして、問題となった“国家安康”“君臣豊楽”の文字が白枠で示されています。

平家といい、豊臣家といい、盛者必衰の理でありましょうか。

豊国神社の前を通ります大和大路通を挟んだ反対側の公園には、豊臣秀吉が2度に及んだ朝鮮出兵で豊臣方の将兵が首の代わりに持ち帰ったと言われる朝鮮の人の耳を供養した耳塚がございます。



こういったものを見ると、切なく、胸が痛みます。

見たところ韓国の方でしょうか、4・5人で来ておられ、耳塚を眺めておられました。

昔も今も戦争は悲しみしか生み出しません。
どれだけ時が経っても恨みつらみを残してしまうものです。

ホント悲しいですね。

だから、戦争のない世の中にしていかなければと思います。