Shirakuのモノローグ

矢坂芝楽の日々あれこれを綴ります

1200年(岐阜県・池田町 弓削寺)

2017-11-05 22:23:49 | 旅日記(県外)
3連休もあっという間に終わってしまいました。
一時雨も降ったりしましたが、日中は概ね天気は良かったですね。

3連休の1日目、僕はといいますと、午前中は岐阜県池田町にある温泉「湯華の郷」へ行っておりました。
ここを訪れたのは2回目でして、前回は時間の都合ですぐ近くにある弓削寺に寄る事が出来なかったのですが、今回は寄る事が出来ました。



1200年前に天台宗の開祖「最澄」によって開山され、当初は最澄が湯の中を錫杖でかき混ぜたところ、馬頭観音菩薩像が現れた事から「湯華寺」と言われていたとの事。

門を潜ると庭の手入れをされていたお寺の方が、手を止めて案内と説明をして下さいました。



本堂はかなりの古さでありましたが、中の天井に描かれた絵は素晴らしく、また欄間に彫られた十八羅漢の彫刻は、日光東照宮の彫刻で有名な左甚五郎のお孫さんの作だと伺いました。

しかしながら、やはり老朽化が激しく、先日の台風で寺を囲む塀も壊れてなくなったのだと言われておられました。





たまたま地獄絵図を描いた掛軸を幾つか出しておられたので、それも拝見させて頂きました。
本やテレビ等で見た事はあるのですが、本物は初めてで、その生々しさに背筋がゾクッとしました。

「弓削寺」の名は、平安時代の末期に白河法皇が華厳寺への参拝の折りに病気になり、ここの湯で日夜入浴した事によって快方に向かい、自ら弓を削って奉納した事に由来すると聞きました。



まだ紅葉には早かったのですが、これから庭の木々も色付いてくる事だと思います。
そんな時期に、また来てみたいと思います。