歯が痛い

日々の出来事に対する感想

関東地震 警戒2009 08-09

2009-08-26 | 地震
8月末から9月末にかけて、関東に起きると警戒しているページを発見した。
過去の警報履歴を見るとものすごい確率で当たっている。
えっ、そんなにスゴイ確率かって・・・・?

では、地震予知を行っている他の機関が作成しているこのページを見てみよう。すばらしい記述が見受けられる。
---------------------------------------------------
残念ながら、この30年間に直前の警報を発して地震が起こった例は1つもなかった。しかし、1978年の伊豆大島近海地震のように、事前に観測を集中し続け、数多くの前兆現象が観測された例もある。当時の地震予知計画の予算は不十分で、これらのデータを東京の研究機関にリアルタイムで総合的に送信することができなかった。もし、これらのデータをリアルタイムで監視して居れば、事前に注意を呼びかけることができたであろうと思う。
---------------------------------------------------

すばらしい!!。この地震予知連絡会の発足の経緯は、

------------------------------
 地震予知連絡会は、政府として地震予知の実用化を促進する旨の閣議了解(昭和43年5月)及び測地学審議会建議(昭和43年7月)を踏まえて、地震予知に関する調査・観測・研究結果等の情報の交換とそれらに基づく学術的な検討を行うことを目的に、昭和44年4月、国土地理院に事務局を置き発足しました。
------------------------------

との事で、構成メンバーは以下の通り。

● 国立大学法人など

 微小地震、地殻変動、地球化学、地球電磁気、活断層、岩石破壊などに関する観測・調査・研究(基礎研究を含む)を行っています。
◎ 北海道大学大学院理学研究科付属 地震火山研究観測センター
◎ 東北大学大学院理学研究科 地震・噴火予知研究観測センター
◎ 筑波大学大学院 生命環境科学研究科
◎ 東京大学大学院理学系研究科
◎ 東京大学地震研究所
◎ 東京工業大学大学院理工学研究科、火山流体研究センター  
◎ 名古屋大学大学院環境学研究科 地震火山・防災研究センター
◎ 京都大学大学院理学研究科
◎ 京都大学防災研究所
○ 鳥取大学工学部土木工学科地圏環境工学研究室
◎ 九州大学大学院理学研究院付属 地震火山観測研究センター(島原観測所)
◎ 鹿児島大学理学部附属 南西島弧地震火山観測所
◎ 統計数理研究所

● 国の機関・独立行政法人の機関

◎ 防災科学技術研究所
  微小地震観測(深井戸での観測を含む)、地殻活動連続観測、海底地震観測などを行っています。
◎ 海洋研究開発機構
  海洋観測、深海研究などを行っています。
◎ 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
  活断層の調査研究、地下水等の観測研究、岩石破壊過程の実験的研究などを行っています。
◎ 海上保安庁 海洋情報部
  海底地形・構造調査、地磁気測量、海底観測、験潮などを行っています。
◎ 気象庁
  大・中・小地震観測、歪観測、地磁気観測、検潮などを行っています。
  ・気象研究所
◎ 国土地理院
  測地測量、GPS連続観測、VLBI観測、伸縮・傾斜観測、重力・地磁気観測、験潮などを行っています。

● その他

○ 地震予知総合研究振興会東濃地震科学研究所
○ 神奈川県温泉地学研究所

正確な掲載日は忘れたが、ここん所は毎年100億円程度の予算をぶっ込んで出た結論は、「正確な予知は不可能」という噴飯ものの結果が1面に載っていた。

一方の e-PISCO は、きわめて貧乏なNPOながら、その貧弱な予算とは正反対な結果をたたき出している。
地震予知連絡会の構成メンバーの20%を削減して、e-PISCOに予算振り分けを考える事を、「リストラ」とは言わないのだろうか?

地理院と地震予知連絡会の間には、文化庁とJASRACのような特別な臭いを感じるのは自分だけだろうか?。

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_


blogram投票ボタン