16:30 「手術終わったらしいから、もう間もなく戻って来られますよ」と事務所の方が声を掛けに来てくれた。
途中で何も連絡がなかったから、順調に執刀してもらっているとは思ったけど、予想より早かった。
16:45 ベッドごと運ばれてくる。予想以上に顔色もよく、呼吸が実に穏やか。
全身麻酔も醒めてきているようで先生の声掛けに反応している。
外から見た分にはどこも変化はない。(当たり前か、切ったり張ったりしてないもんね)
ただ、点滴と尿管と呼吸用の酸素マスクがついているだけ。
早速、担当のH先生から説明を受ける。
まずは
「手術は予定通り行いました。6センチほどのステントを入れています。」
ホッと一息。
「手術成功!!」
気道確保、完了。ここから当面の間は窒息の心配は免れた。バンザイ!
先生の話をまとめると・・・
【結果】ステント留置成功。6センチほどの柔らかいステントを入れた。
問題の箇所の上部と下部との気道内圧差は消失しているので、呼吸は楽になったはず。
聴診器で確認しても音はきれいになっている。
声帯が浮腫を起こしているため、ステロイドの薬を入れている。2~3日で痛みは取れる見込み。
【気管内の状況】
気管の壁を作っているチタンメッシュが柔らかく、呼吸の度にペコペコして狭くなっていた。
チタンメッシュの下部は腫瘍の浸潤がひどくそのため硬く、狭くなっていた。
柔らかい部分と硬い部分がある箇所にステント挿入は非常に難しいが、何とか留置できている。
柔らかい部分と硬い部分の境目が狭くなっている状態。
【今後のリスク】
ステントの部分にまた腫瘍が浸潤してくる可能性あり。また気管は狭くなる恐れあり。
とにかく、今クリアしないといけない問題は回避。M先生ありがとうございました。
また、どうかなったらその時考えましょう。ケセラセラ・・。大丈夫大丈夫。
その後病室での彼は・・・頭が痛い、やっぱり痰が出る、痰を切る時が苦しく喉が痛いらしい。声帯の浮腫のところかなぁ?と、先生は言ってるけど・・・。
一応レントゲンを撮っておくことになった。
凄いです!!
移動式のレントゲン・・・。
部屋で横になったままレントゲンが撮れる。初めて見ました。
・・・・とそこに感激してる場合か?!と自分で突っ込みながら、彼の様子を見る。
今日のところは、苦しいのもしょうがないね。体に異物が入ったわけだから・・・。逆にどうもないほうがおかしいでしょう?!それより窒息の苦しさと恐さを考えれば、今この痛みとつらさを辛抱すれば、しばらくは呼吸が楽なんだから!辛抱辛抱!!と鬼嫁Yappiの激励。 かなり辛抱しているのはわかっちゃいるけど・・・それでも、頑張れ旦那!!それしかない。
一応、痰を拭き取るティッシュとゴミ袋を手が届き易いところにずれないように置き、寝たままでも快適な環境を作って、彼が落ち着いて寝た頃、病室から引き上げました。
久々にあんな静かな寝息
を聞きました。思い切って手術してよかったね。
お休み。旦那。また明日。