ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

コシボソヤンマ 2017<9月①>

2017-09-07 | コシボソヤンマ

<9.3>

気温上がらず

ミルンヤンマの産卵がそろそろ旬を迎える頃。久々に晴れて気温が回復する予報で、いつもの谷に行きました。
ところが、曇天で日が射さない谷は正午を過ぎても21℃までしか上がらず、産卵は見られませんでした。
一方、さらに期待薄とみたコシボソヤンマは、低気温のなか3♀が産卵。終盤になって追い込み時期のようです。

12時50分頃、水面沿いに谷を上ってきた♀が猛スピードで通過し、上流を探索して朽木で産卵する♀を発見。
相当老熟した♀が約5分間産卵して上流に姿を消しました。

♀ 産卵


14時前、晴れて23℃に上昇。下流に移動して辺りをうろうろする♀を目撃、その先に産卵中の♀がいました。
すでに長時間経ている様子で、倒立して産卵していました。まだ比較的綺麗な個体です。





約5分後、先程姿を見せた♀が飛来してすぐ下に止まり、一時向合って産卵を始めました。



最初の♀が倒立したまま腹部を伸ばして一瞬休止 その後産卵再開




ここは、あまり撮る気になれない橋柱ですが、産卵の人気スポット。要は♂に見つかり難い場所なのです。
右が最初の♀、この直後に産卵終了。発見してから約20分間産卵していました。



後から来た♀は先の♀より綺麗で、複眼がやや緑色がかっています。約45分間の産卵でした。









この♀も倒立姿勢に。産卵に専念し少々の刺激には動じません。いずれも♂に見つかることはありませんでした。


2017.9.3 神奈川県

コメント
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