岩政、白鵬に弟子入り志願/代表候補合宿
2009.12.9 05:03
来年のW杯へ向けて、岩政(右)は相撲部屋入門計画を明かす。その狙いは?(撮影・大橋純人)
サッカー日本代表候補合宿(8日、東京・国立スポーツ科学センター)年内最後の活動として体力測定などを行った。J1で3連覇を果たした鹿島のDF岩政大樹(27)は、W杯へ向けた独自の調整として今オフの相撲部屋入門を熱望した。横綱白鵬(24)=宮城野部屋=の取り組みをテレビで研究して新境地を開いた男は、国技の神髄に触れて、南アでの秘密兵器へと覚醒(かくせい)する。
J1最少失点(30点)での3連覇を果たした鹿島の守備の要が、胸に温めてきたプランを告白した。
「できれば相撲部屋に行ってみたいと思っているんです」。W杯イヤーも目前。さらなる成長のヒントを日本の国技に求める1メートル87の長身センターバックは、土俵の上での実地訓練を熱望した。
日本人の体格で外国のトップクラスの選手を止めるにはどうすればいいかと、昨オフから独自に取り組んできたテーマが「日本人らしい体の動き」。そこで注目したのが大相撲だった。中継を録画して白鵬の動きも研究。体幹から動き出す意識で「無駄な動きがなくなり、1歩目が速くなった」。5日のJ最終節・浦和戦でも1-0の終盤に、ゴール前で相手FWエスクデロの決定的シュートを左足を伸ばしてブロック。「去年までの僕だったらオウンゴールにしていたかも」と変身を確信した。
「もちろん白鵬さんがベストですが、どなたでも勉強になる」。自宅でも風呂上がりにしこを取り入れたストレッチを欠かさない男。W杯初戦のカメルーン戦、3戦目のデンマーク戦は1500メートル級の高地での試合で、「無駄のない動き」はその対策にもなる。オランダを含めた対戦国のリサーチも自宅で開始。世界の猛者もうっちゃってみせる。(丸山汎)
異色トレ!岩政 白鵬に“弟子入り”
日本代表ショートキャンプ初日を終えて、引き揚げる岩政
Photo By スポニチ
DF岩政大樹(27=鹿島)が横綱・白鵬(24)に“弟子入り”する。日本代表候補合宿が8日、都内でスタート。代表定着を目指す岩政は、今オフに相撲部屋に体験入門するプランがあることを明かした。
「相撲部屋に行ってみたい。軸、筋肉の使い方が参考になる。白鵬さんのところに行けるのがベスト」。岩政は貴乃花親方(元横綱)のストレッチを取り入れるなど相撲に興味があり、中でも取組中に体の軸がぶれない白鵬に注目していた。
軸がしっかりすれば相手FWの動きに瞬時に対応することができる。スピードがあるオランダのロッベンやファンペルシー、カメルーンのエトオらを抑えるための武器になる。日程を調整し現役最強横綱のいる宮城野部屋に入門する意向だ。
今季開幕前に見た狂言からも軸がぶれない動きのヒントを得て生かしている。「無駄な動きがなくなった。開幕の時とは違った動き方ができている。これからも変わっていく楽しみはある」。中沢、闘莉王の2人で不動のセンターバック陣に割って入るため、今度は横綱から“極意”を盗む。
[ 2009年12月09日 ]
岩政、白鵬に弟子入り希望「筋肉の使い方注目」
記者に囲まれる岩政
W杯4強を掲げる日本代表は8日、都内で体力測定を中心としたミニ合宿をスタートさせた。DF岩政大樹(27)=鹿島=は相撲部屋に入門を志願し、世界を封じる守備力を習得することを明かした。
DF岩政が今オフ、相撲部屋への入門を希望した。「オフの期間や(先方の)日程が合えば」と前置きした上で「今年のオフには相撲部屋にも行ってみたいですね。(横綱)白鵬さんのところに行けるのがベストです」と明言。今季から取り組んでいる「体の軸で動く」精度を上げ、DF中沢、闘莉王の2枚看板に割って入る。
今年1月には和泉流狂言師の名跡、9世野村万蔵に弟子入り。「日本人に一番合った動き」とする「体の軸」で動く研究を始めた。「足から動くのではムダな動きが入る。体の軸ならムダがない」。その効果が競り合い、初動に表れ、鹿島ではリーグ最少失点(30失点)を記録。そして「以前から筋肉の使い方に注目していた」という横綱への弟子入りを希望した。
W杯1次リーグ・カメルーン、デンマーク戦は高地で行われるため、対策は必須となる。「高地などで空気が薄くなるとボールの飛び方も変わる。人間は難しい状況や環境になれば、どうしても力が入ってしまう。そこでこの動き方ができれば」。天皇杯、オフの日程面が合えば、知人のつてをたどって、出げいこを行うつもりだ。
「スピードスケートやフィギュア(スケート)など、氷の上での動きにも興味がある」。岩政は2枚看板を乗り越えるため、コツコツと努力を積み重ねる。
◆サッカーの異種競技との交流 2007年3月、C大阪(現・大分)FW森島康が大阪市内の陸奥部屋の朝げいこを訪問。08年10月にはJFAアカデミー福島の生徒も、貴乃花部屋を体験入門した。同年12月には、札幌MF藤田が北京五輪女子100メートル代表の福島千里と100メートル走で対決。テレビ局の企画で実現した。
(2009年12月9日06時02分 スポーツ報知)
相撲からDFの動きを取り入れようとする岩政である。
今年の二月には狂言から動きを取り入れ、その甲斐あって最終節の浦和戦では間一髪のシュートをブロック出来たとのこと。
相撲からも良いものを得、更に上を目指して欲しい。
次は四連覇、アジア制圧が待っておる。
ところで相撲と言えば田代である。
ここで共に弟子入りし、更なる輝きを放って欲しいと願う。
2009.12.9 05:03
来年のW杯へ向けて、岩政(右)は相撲部屋入門計画を明かす。その狙いは?(撮影・大橋純人)
サッカー日本代表候補合宿(8日、東京・国立スポーツ科学センター)年内最後の活動として体力測定などを行った。J1で3連覇を果たした鹿島のDF岩政大樹(27)は、W杯へ向けた独自の調整として今オフの相撲部屋入門を熱望した。横綱白鵬(24)=宮城野部屋=の取り組みをテレビで研究して新境地を開いた男は、国技の神髄に触れて、南アでの秘密兵器へと覚醒(かくせい)する。
J1最少失点(30点)での3連覇を果たした鹿島の守備の要が、胸に温めてきたプランを告白した。
「できれば相撲部屋に行ってみたいと思っているんです」。W杯イヤーも目前。さらなる成長のヒントを日本の国技に求める1メートル87の長身センターバックは、土俵の上での実地訓練を熱望した。
日本人の体格で外国のトップクラスの選手を止めるにはどうすればいいかと、昨オフから独自に取り組んできたテーマが「日本人らしい体の動き」。そこで注目したのが大相撲だった。中継を録画して白鵬の動きも研究。体幹から動き出す意識で「無駄な動きがなくなり、1歩目が速くなった」。5日のJ最終節・浦和戦でも1-0の終盤に、ゴール前で相手FWエスクデロの決定的シュートを左足を伸ばしてブロック。「去年までの僕だったらオウンゴールにしていたかも」と変身を確信した。
「もちろん白鵬さんがベストですが、どなたでも勉強になる」。自宅でも風呂上がりにしこを取り入れたストレッチを欠かさない男。W杯初戦のカメルーン戦、3戦目のデンマーク戦は1500メートル級の高地での試合で、「無駄のない動き」はその対策にもなる。オランダを含めた対戦国のリサーチも自宅で開始。世界の猛者もうっちゃってみせる。(丸山汎)
異色トレ!岩政 白鵬に“弟子入り”
日本代表ショートキャンプ初日を終えて、引き揚げる岩政
Photo By スポニチ
DF岩政大樹(27=鹿島)が横綱・白鵬(24)に“弟子入り”する。日本代表候補合宿が8日、都内でスタート。代表定着を目指す岩政は、今オフに相撲部屋に体験入門するプランがあることを明かした。
「相撲部屋に行ってみたい。軸、筋肉の使い方が参考になる。白鵬さんのところに行けるのがベスト」。岩政は貴乃花親方(元横綱)のストレッチを取り入れるなど相撲に興味があり、中でも取組中に体の軸がぶれない白鵬に注目していた。
軸がしっかりすれば相手FWの動きに瞬時に対応することができる。スピードがあるオランダのロッベンやファンペルシー、カメルーンのエトオらを抑えるための武器になる。日程を調整し現役最強横綱のいる宮城野部屋に入門する意向だ。
今季開幕前に見た狂言からも軸がぶれない動きのヒントを得て生かしている。「無駄な動きがなくなった。開幕の時とは違った動き方ができている。これからも変わっていく楽しみはある」。中沢、闘莉王の2人で不動のセンターバック陣に割って入るため、今度は横綱から“極意”を盗む。
[ 2009年12月09日 ]
岩政、白鵬に弟子入り希望「筋肉の使い方注目」
記者に囲まれる岩政
W杯4強を掲げる日本代表は8日、都内で体力測定を中心としたミニ合宿をスタートさせた。DF岩政大樹(27)=鹿島=は相撲部屋に入門を志願し、世界を封じる守備力を習得することを明かした。
DF岩政が今オフ、相撲部屋への入門を希望した。「オフの期間や(先方の)日程が合えば」と前置きした上で「今年のオフには相撲部屋にも行ってみたいですね。(横綱)白鵬さんのところに行けるのがベストです」と明言。今季から取り組んでいる「体の軸で動く」精度を上げ、DF中沢、闘莉王の2枚看板に割って入る。
今年1月には和泉流狂言師の名跡、9世野村万蔵に弟子入り。「日本人に一番合った動き」とする「体の軸」で動く研究を始めた。「足から動くのではムダな動きが入る。体の軸ならムダがない」。その効果が競り合い、初動に表れ、鹿島ではリーグ最少失点(30失点)を記録。そして「以前から筋肉の使い方に注目していた」という横綱への弟子入りを希望した。
W杯1次リーグ・カメルーン、デンマーク戦は高地で行われるため、対策は必須となる。「高地などで空気が薄くなるとボールの飛び方も変わる。人間は難しい状況や環境になれば、どうしても力が入ってしまう。そこでこの動き方ができれば」。天皇杯、オフの日程面が合えば、知人のつてをたどって、出げいこを行うつもりだ。
「スピードスケートやフィギュア(スケート)など、氷の上での動きにも興味がある」。岩政は2枚看板を乗り越えるため、コツコツと努力を積み重ねる。
◆サッカーの異種競技との交流 2007年3月、C大阪(現・大分)FW森島康が大阪市内の陸奥部屋の朝げいこを訪問。08年10月にはJFAアカデミー福島の生徒も、貴乃花部屋を体験入門した。同年12月には、札幌MF藤田が北京五輪女子100メートル代表の福島千里と100メートル走で対決。テレビ局の企画で実現した。
(2009年12月9日06時02分 スポーツ報知)
相撲からDFの動きを取り入れようとする岩政である。
今年の二月には狂言から動きを取り入れ、その甲斐あって最終節の浦和戦では間一髪のシュートをブロック出来たとのこと。
相撲からも良いものを得、更に上を目指して欲しい。
次は四連覇、アジア制圧が待っておる。
ところで相撲と言えば田代である。
ここで共に弟子入りし、更なる輝きを放って欲しいと願う。