鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

メッシーナ小笠原満男初得点

2006年10月22日 | Weblog
小笠原が移籍後初得点!/セリエA

<セリエA:メッシーナ2-2エンポリ>◇21日◇メッシーナ
 メッシーナMF小笠原満男(27)が初得点を挙げた。先発出場した小笠原は1-1の同点で迎えた後半5分、左足で2点目となるボレーシュートを決めた。試合は後半19分に同点とされ引き分けた。

小笠原初ゴール!左ボレー弾/セリエA

 【メッシーナ(イタリア)21日(日本時間22日)=西村明美通信員】メッシーナMF小笠原満男(27)が、セリエA出場3試合目で初得点を挙げた。エンポリ戦の後半5分、左足ボレーで一時は勝ち越しとなるゴール。自ら起点となって好機をつくるなど、持ち味を披露した。試合は2-2で引き分け。レギュラー2人の出場停止でめぐってきたチャンスで、存在感をアピールした。
 初得点は、小笠原の特長がたっぷり詰まっていた。1-1の後半5分。センターサークル内でボールを保持し、2人に囲まれながら右へパスを出した。縦に走ってボールを受けると、頭でつないで好機を演出。右からのセンタリングがDFにクリアされたが、落下点に走り込んで左足を振った。地をはう弾道は、ゴール左に突き刺さった。
 チームメートにのしかかられ、ほおをたたかれる荒っぽい祝福を受けた。スタンドの裏からは、花火も上がった。出場177分で、ゴールという結果を出した。日本人によるセリエAの得点は、昨年2月の中村(当時レジーナ)以来。「このゴールを誰にささげる?」という問いに「悟郎に」と、支えてくれた河野通訳の名を挙げた。

 柳沢がメッシーナに約1年半在籍しながら阻まれ続けた壁を、出場3試合目で突き破った。今季移籍前からイタリア語習得に努め、チームメートには積極的に溶け込んだ。今ではピッチ上の指示は、ほとんど分かる。先日は言葉を駆使して魚を買った。妻子を連れて、近所にサーカスを見に行った。イタリアになじみ始め、サッカーの充実につながった。
 ただし、すべてに満足しているわけではない。左ボランチで出場し、結果は引き分け。「立ち上がりはいい感じだったけど、やっているうちに相手のペースになっちゃって、自分としてもチームとしてもいい出来ではなかった。後半、自分で得点できて、その時はよかったけど、勝てなくて残念」。前半はパスミスで精彩を欠くシーンもあり、反省も忘れなかった。
 MFコッポラとコルドバの出場停止でめぐってきた先発の座。2人が戻ってくる次節は、またベンチに戻る可能性もある。初ゴールで状況が一転するほど甘くもない。「もっともっと試合に出たい。もっといいプレーをして…。今日、ゴールして大事な1歩だけど、いいプレーをして勝てるようになれれば」と小笠原。現状は、しっかり認識している。浮かれず、騒がず、言葉に力を込めた。

メッシーナ・小笠原、セリエA移籍後初ゴール!

 【ローマ22日=坂本万里雄】セリエA・メッシーナのドイツW杯日本代表MF小笠原満男(27)は、21日のエンポリ戦(ホーム)に先発フル出場。3試合目で移籍後初ゴールを決めた。セリエAでの日本選手の得点は5人目。ただ試合は2-2ドローで、地元の評価はまだまだ上がらず。これをきっかけにレギュラー奪取、そしてオシム・ジャパン入りへの飛躍が期待される。
 夕闇迫る本拠地サン・フィリポに“みちのくのファンタジスタ”の笑顔が弾けた。1-1の後半5分、ボランチで先発した小笠原は相手DFのクリアボールの落下点に走り込むと左足ボレーで勝ち越し弾。右手こぶしを掲げると、同僚たちがピッチに横になった男に、次々覆いかぶさった。
 「きょうのゴールは大事。(同僚の祝福が)うれしかった」
 普段は朴訥とした男が珍しく感激の表情を浮かべる。レギュラーMF2選手が出場停止のため得た今季2試合目の先発のチャンスに、文句なしの結果を示した。セリエAでの日本人のゴールは、94年12月のFW三浦知(当時ジェノア)から数えて5人目。昨年2月のMF中村(当時レッジーナ)以来、1年8カ月ぶりだ。セリエAに2年半、在籍した鹿島の僚友、FW柳沢が果たせなかったゴールを出場3試合目で早くも達成した。
 来年にも実現するオシム・ジャパンの欧州組初招集に向けて、確かなアピールにもなった。国内組だった鹿島時代も含めて1度も招集なし。オシム監督の口から何度も名前の出る松井(ルマン)、俊輔(セルティック)らに比べて、影は薄くなりつつあった。来年の欧州組初招集に向け、代表復帰の第一条件“レギュラー奪取”が今は重要。そのきっかけをつかんだ。
 もちろん1ゴールですべてが変わるほどセリエAは甘くない。22日付伊紙トゥット・スポルトは5.5点(10点満点)の平均点以下で、「ゴールで、これ以下の評価を免れた」。ジョルダーノ監督も「中盤のボールの動きが少ない。きょうは、とても大切な選手が2人足りなかった」とレギュラー選手の復帰を熱望した。2-2ドローの結果もあり、パスミスなど特に前半で精彩を欠いた男に、周囲の評価は厳しかった。
 「簡単なパスミスは反省点。もっと試合に出て、いいプレーをして、勝てるようにしたい」。小笠原の顔から、すでに笑顔は消えていた。屈辱のドイツW杯から4カ月。W杯優勝国を舞台に、小笠原の本当の戦いはここから始まる。
★柳沢が祝福「早くとれて良かった」
 今年2月までメッシーナに所属していた鹿島FW柳沢は、元同僚でもある小笠原のゴールを手放しで喜んだ。東京都内での茨城県の観光イベント出演前に関係者から知らされ、すぐに携帯電話で祝福のメールを送った。
 自身はセリエAで44試合に出場しながら無得点に終わっただけに「ボクは2年半で1点もとれなかったのにね。こんなに早くとれて良かった。正直、うれしいっすよ。勝てればよかったんですけどね」と満面の笑み。鹿島はリーグ戦3連敗と不振ながら、11月3日に千葉とのナビスコ杯決勝(国立)を控える。「ボクらも頑張んなくちゃいけないですね」と、刺激を受けていた。

鮮烈ボレー!小笠原 移籍初ゴール

 メッシーナMF小笠原満男(27)が21日のエンポリ戦で記念すべきセリエA初ゴールを決めた。左ボランチで2試合ぶりに先発すると、後半5分に相手DFのクリアボールを左足ボレーで叩き込んだ。セリエAでの日本人ゴールは02年9月の中村俊輔(当時レジーナ)以来5人目。2―2で引き分けたが、デビュー3戦目にして正真正銘、セリエAの小笠原となった。
 初ゴールは目の覚めるような一撃だった。後半5分。小笠原は自身のヘッドで右前方のアルバレスに展開し、そのままエリア内に進入。相手DFのクリアボールがタイミングよく頭上から下りてきた。迷わず左足を振る。次の瞬間、地をはうボレー弾が密集したDFを切り裂いた。記念すべき移籍初ゴールとなった。
 ゴールを決めると喜びのあまり、芝の上で仰向けになった。一斉にチームメートが飛びかかってきた。小笠原は「うれしかったところを(巨体の)リガノにつぶされて痛かったよ」と心地よい“重み”に襲われた。4―4―2の左ボランチで、2戦ぶりに先発。序盤は守勢に回ったが、4―3―3と中盤に厚みを加えた後半から攻勢に転じ小笠原の攻撃参加が、いきなり形として表れた。
 地元紙では、ゴール以外のプレーに辛口の評価も目立ったが、それは期待の表れ。ガゼッタ・デロ・スポルト紙は2月18日の日本代表―フィンランド戦で決めた“伝説の58メートル弾”まで紹介しながら「ゴールは正確な技術だった」と褒め称えた。
 郷に従う姿勢が移籍3戦目の得点に結実した。移籍後、こだわり続けてきた固定式のスパイクを捨てた。イタリアの硬いピッチに強い、歯が8本の取り換え式に変更。契約しているプーマにはさらに6本タイプも依頼した。日本では寡黙なイメージも、イタリアでは報道陣相手に自ら食事会を開き、新天地に溶け込んできた。
 セリエAでのゴールはカズ、中田英、名波、中村に続き5人目。偉大な先輩たちは初ゴールがいずれも空砲だったが、小笠原は貴重な勝ち点1をもたらした。「もっと試合に出ないと。勝てるチームにしたい」と小笠原。今度こそ勝利に導くゴールを決める。
 ≪柳沢も祝福メール≫今年2月までメッシーナでプレーした鹿島FW柳沢が小笠原のゴールを喜んだ。都内で行われた茨城県の観光イベントに参加し、「まだ映像は見てないけど、(小笠原に)祝福メールを送っておきました。正直、うれしい。勝てばよかったんですけどね」と喜んだ。「僕らも頑張らないと」とナビスコ杯決勝(11月3日)での10冠達成を誓っていた。

小笠原が移籍後初得点、日本人5人目…セリエA
 ◆セリエA第7節 メッシーナ2―2エンポリ(21日、サン・フィリッポ) 【メッシーナ(イタリア)22日】メッシーナMF小笠原満男(27)が、セリエAで日本人5人目となる初ゴールを決めた。21日、ホームのエンポリ戦に守備的MFとして2試合ぶりにフル出場。1―1で迎えた後半5分に左足で移籍後初得点を決めた。試合は2―2で引き分けた。
 待ちに待った瞬間に、右拳を高々と突き上げた。1―1で迎えた後半5分、DFのクリアミスでゴール前に上がった浮き球に、小笠原は誰よりも早く反応した。落下点にタイミングよく走り込むと、左足を強振。ジャストミートしたボールは飛び出したGKの足元を抜け、無人のゴール左隅に突き刺さった。
 「うれしかった。やっぱり点を取るっていうことは大事だと思う」日本人5人目、出場3戦目でついにセリエA初ゴール。貴重な勝ち越し点を挙げた背番号16の上に、祝福に駆け寄ったチームメートが次々と重なり合った。
 ゴールを決めたのが小笠原なら、起点となったたのも本人だった。センターサークル内でDF3人を引きつけてからDFゾロにパスを預けると、前線へダッシュ。FWディナポリのポストプレーからの折り返しを受けると、今度は右サイドのスペースに向かって頭でパス。走り込んだMFアルバレスのクロスが、DFのクリアミスを誘った。
 前半18、19分と連続してボールを奪われ、あわや失点という場面もあった。「自分のイージーなパスミスがあったんで、それは良くなかった」と反省した通り、22日付の「ガゼッタ・デロ・スポルト」、「コリエレ・デロ・スポルト」紙ではともに6点(10点満点)、「ガゼッタ・デル・スッド」紙では5・5点の評価にとどまった。
 先発は、あくまでMFコルドバとコッポラの出場停止で回ってきたもの。ジョルダーノ監督が「次は選手が戻ってくる」と語ったように、25日のパレルモ戦(アウエー)ではベンチスタートとなる可能性が高い。
 それでも小笠原は「これが第一歩だし、どんどんいいプレーをして、勝てるようにできればいい。もっといいものが出せると思う」と前向き。レギュラー奪取に向け、アピールを続ける。

物見遊山も結果を出したことは褒め称えよう。
ただ、勝利に結びつかないのは勝ち運の無さか?
残念である。

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2 コメント

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DHA効果 (いけ)
2006-10-22 20:27:40
さすが、得意なパターンでのゴール。満男は使う側より使われる側なのかもしれない。動きの中から飛び出したり、ミドルを打ったり。そのままもっともっと攻撃を磨いて!魚食べた効果が早速でたかな。
Unknown (なま)
2006-10-22 20:30:42
ビスマルク在籍時の満男は光ってたもんね。

運動量も豊富でなあ…

良いボランチになって還ってこいよ。

魚を食べて。