鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

富士ゼロックス・スーパー杯報道

2009年03月01日 | Weblog
興梠ボレーに岡ちゃん絶賛/ゼロックス杯

前半6分、豪快なボレーで先制点を決める興梠(右から2人目)(共同)
<ゼロックススーパー杯:鹿島3-0G大阪>◇28日◇国立
 鹿島FW興梠慎三(22)が、日本代表の岡田武史監督(52)の眼前で代表定着を猛アピールした。史上初のリーグ3連覇を目指す鹿島がG大阪に3-0で完勝し、10年ぶりに大会を制した。興梠は前半6分に豪快な左足ボレーシュートで先制ゴールを奪うなど、全3得点に絡む大活躍。2月11日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦では代表メンバーから落選したが、自慢のスピードをいかしたプレーで、視察した岡田監督に存在感を見せつけた。

 高い身体能力が鮮やかな先制点を生みだした。前半6分だ。左CKをDF岩政が相手DFと競り、こぼれたボールに興梠が鋭く反応する。体を宙に投げ出しながら豪快な左足ボレー弾を突き刺した。「運良くこぼれてきただけです」と控えめだったが、3万6880人の観衆を完全に魅了した。

 自慢のスピードでG大阪DF陣を切り裂いた。「相手DFは速くないのを知っていたので、ボールを持ったら行こうと思った」。同14分にFWマルキーニョスの追加点の起点に。そして圧巻は同39分。縦パスに反応してペナルティーエリア内に走り込むと、一瞬のスピードで並走するDF山口を振り切り、MF野沢のゴールをアシストした。

 1月29日のアジア杯最終予選バーレーン戦後、日本代表から外された。代表に残るために何をするか-。考えた末に「岡田監督もドリブルとかスピードとか、僕の持ち味を評価してくれていると思うので、それを研きたい。他のプレーをしても(代表に)呼んでくれないと思う」と割り切った。そんなスピードへのこだわりを貫いたプレーに対し、日本代表の岡田監督は「どう見ても素晴らしいでしょ。点も取ったし、(持ち味も)出たんじゃないですか」と絶賛した。

 注目の新人FW大迫の存在も刺激になっている。「あのような選手が入ると競争が激しくなるし、プレッシャーがある。いいことだと思う」。競争を前向きにとらえるところも、鹿島の鈴木満強化部長が「試合を重ねて自信がついたことが大きい」と話すように心身が充実している証拠だ。

 それでも当然、満足はしていない。「まだ調子は悪いです。結果が出たのはうれしいけど、もっと自分でドリブルでいってゴールを決めたい」。妥協なき視線の先にはリーグ3連覇、アジア制覇、そして代表の座がある。
【菅家大輔】
 [2009年3月1日8時49分 紙面から]

鹿島、4度目V!興梠大爆発/ゼロックス杯
2009.3.1 05:04

前半6分、豪快なボレーシュートを放つ興梠(中央)。貴重な先制弾となった
 サッカー・富士ゼロックス・スーパー杯(28日、国立競技場)国内サッカーシーズンの開幕を告げる大会で、昨季J1王者の鹿島が、天皇杯覇者のG大阪に3-0と圧勝。10年ぶり4度目の優勝を果たし、賞金3000万円を獲得した。日本代表FW興梠(こうろき)慎三(22)が全得点に絡む1ゴール1アシストの活躍で、観戦した代表の岡田武史監督(52)に得点源としての存在感をアピール。鹿島に入団した超高校級FW大迫勇也(18)は後半44分から出場し、公式戦デビューを飾った。

 圧巻の『興梠デー』だ。幕開けは前半6分。ゴール前で、DF岩政が相手と競り合ったヘディングのこぼれ球に左足を一閃。この日、チーム初シュートとなるダイレクトボレー弾を、いきなりネットに突き刺した。

 「マサさんが取り合いしたのが運良く来た。ラッキーゴール。当てるだけでした」

 その8分後の14分には、2トップを組む相棒マルキーニョスの2点目の起点に。そして39分、ダニーロのドリブルを受けて、右サイドからゴール前のMF野沢へ、ちょこんとラストパス。「運良くハマってくれた」と、見事に3点目をアシストした。

 相手のG大阪は急造の3バックで臨んできたとはいえ、昨季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)王者でクラブW杯3位。昨季リーグ戦では2試合スコアレスドローの宿敵だ。そんな難敵を相手に活躍を見せ、「ゴールしてホッとしているというのが正直なところ」と笑顔を見せた。

 昨年、日本代表に念願の初招集。だが、ここまで4試合で得点「0」。2月11日のW杯アジア最終予選・豪州戦ではベンチ入りすら逃した。「不調です」と悔しさをかみ殺してきたが、この日はスタンドで見つめた岡田監督も「素晴らしかった。持ち味を出したね。点も獲ったし」と絶賛。日本のエースへ、興梠が名乗りを挙げた格好だ。

 この日の鹿島ベンチには、黄金ルーキー大迫を始めFWの控え3人がズラリ並んだ。「今のポジションを取られないように頑張りたい」と、興梠自身も目の色を変えざるをえない。若手の突き上げで激化するチーム内の競争が、目標とするリーグ史上初の3連覇と全タイトル制覇へ絶好の仕上がりを生んでいる。“大迫効果”の中で、鹿島が最高の形で今季のスタートを切った。
(丸山汎)


先制!起点!アシスト!興梠が圧勝呼んだ

<鹿島・G大阪>前半6分、先制ゴールを決める鹿島・興梠慎三
Photo By スポニチ

 “新野人”が代表復帰をアピールする1発を決めた。シーズン開幕を告げるフジゼロックス杯は28日に国立競技場で行われ、鹿島はFW興梠慎三(22)の先制ゴールなどでG大阪に3―0と快勝。興梠はアシストもマークするなど3点すべてに絡んで鹿島の10年ぶり4度目の同杯制覇に貢献し、観戦した日本代表の岡田武史監督(52)からも高い評価を受けた。

 豪快に宙に舞った。前半6分、左CKから岩政がヘディングしたこぼれ球に、興梠が反応する。左足のジャンピングボレーから繰り出された1発が、ネットを揺らした。

 「ボレー?全然得意じゃないです。ごっつあん(ゴール)です。僕のところにボールが来たので当てるだけでした」

 試合後は控えめだったが、このダイナミックなプレーこそ最大の魅力だ。高い身体能力とスピード。前半14分にはゴール前で相手と競り合い、マルキーニョスの2点目を呼んだ。同39分にはスピードでG大阪の日本代表DF高木を置き去りにしてからの右クロスで、野沢の3点目をアシスト。「(相手が)速くないのは分かっていたので、ボールをもらったら仕掛けようと思っていた」。ワイルドな風ぼうもあいまって“新野人”と呼ばれるスピードを見せつけた。

 今オフは積極的に自主トレを行った。例年、地元の宮崎に帰郷すると昼と夜が逆転した生活を送っていたが、1月の日本代表合宿に招集されたため、友人とのフットサルで汗を流すなど気持ちと体を緩めることはなかった。サッカーに集中した効果は今季最初の公式戦で表れ、G大阪が3バックを採用した前半は好きなようにサイドのスペースを切り刻んだ。相手DF山口に「4バックの方が強いですよ」と話しかける余裕すらあった。

 「興梠?素晴らしかった。持ち味?出てたんじゃないかな、点も取ったし」。視察した日本代表の岡田監督も賛辞を惜しまなかったが、興梠はどん欲だった。「前半はやりたいことができたけど、後半は何もできなかった。自分で抜いてドリブルしてゴールしたい」。昨秋に初招集された代表では4試合出場も得点はゼロ。1月のアジア杯予選後は代表落ちしており、自分の武器で決めた得点でアピールしたかった。

 新人FW大迫が加入したことで刺激も受けている。「ポジション争いも激しいと思うけど、このままいい調子でいけると思う」。7日のJ開幕戦の浦和戦でのゴールと代表復帰を、興梠は狙っている。

[ 2009年03月01日 ]


<鹿島・G大阪>後半、接触プレーをめぐり、G大阪・山崎雅人(右)に詰め寄る鹿島GK曽ケ端準  Photo By スポニチ


<鹿島・G大阪>前半39分、ゴールを決めて喜ぶ鹿島・野沢拓也  Photo By スポニチ


<鹿島・G大阪>前半39分、G大阪・GK藤ケ谷陽介(左)をかわし、3点目のゴールを決める鹿島・野沢拓也  Photo By 共同


<鹿島・G大阪>前半14分、ゴールを決めた鹿島・マルキーニョス(背中)は興梠慎三と抱き合って喜ぶ  Photo By スポニチ


<鹿島・G大阪>前半14分、2点目を決めガッツポーズの鹿島・マルキーニョス(右)。左から2人目はうなだれるG大阪・GK藤ケ谷陽介  Photo By 共同


<鹿島・G大阪>前半14分、ゴールを決めてガッツポーズの鹿島・マルキーニョス  Photo By スポニチ


<鹿島・G大阪>前半、G大阪・安田理大(右)のボールを奪う鹿島・内田篤人  Photo By スポニチ


<鹿島・G大阪>前半6分、先制点を決め、青木剛(15)と喜ぶ鹿島・興梠慎三。左はG大阪・遠藤保仁  Photo By 共同

興梠1ゴール1アシスト!大迫の壁になる…富士ゼロックス・スーパー杯

前半6分、豪快なボレーシュートで先制ゴールを決めた鹿島・興梠(右はG大阪・山口、左は青木)
 ◆富士ゼロックス・スーパー杯 鹿島3-0G大阪(28日、東京・国立競技場) J王者の鹿島が日本代表FW興梠(こうろき)慎三(22)の活躍で、天皇杯覇者のG大阪を3―0で下し、10年ぶり4度目の優勝を果たした。興梠は前半6分、左足ボレーで先制点を挙げると、その後も1アシストなど全得点に絡む活躍。この日、後半ロスタイムから出場し公式戦デビューを飾った超大物ルーキーFW大迫勇也(18)の壁になり、ポジションを明け渡さない決意を明かした。

 意地が左足に込められた。前半6分の左CK。DF岩政が競り合ったボールが、ゴール前フリーのFW興梠の前にこぼれてきた。「ラッキーだった。あとは当てるだけ」弾むボールの頂点をたたくように左足ボレー。至近距離からゴール右のネットを大きく揺らした。今季初得点。寒空に向かって拳を突き上げた。

 危機感があった。超大物ルーキーFW大迫が新加入。クラブ幹部が「興梠でもうかうかしてられない」と指摘するなど、ポジション争いが激化した。加えて、今年1月から一向にコンディションが上がらず「ボールが足につかない」という絶不調状態。「ポジションは保証されていない」と不安ばかりが募った。

 キャンプ中から、大迫の活躍が大きく報じられる記事を目にし「プロは甘くねぇってとこを見せないとね」と奮い立った。プロ2年目(06年)には、FW柳沢敦(現京都)が君臨。「まさに壁だった」という存在を、数分という出場時間の中で結果を出し続け、4年間をかけて08年夏にFW田代からポジションを奪取。日本代表まで上り詰めた。この日も1年目の大迫に「今のポジションを渡すことはできない」意地で結果を出した。

 前半14分には左サイドの突破から、FWマルキーニョスのゴールにつなげた。同39分には右サイドを突破し、MF野沢の得点をアシスト。全3得点に絡んだ。「今度は僕が大迫の壁になる番。鹿島は主力が壁になってきたチームだからね。大迫の成長にもつながるし」顔はいたずらっぽく笑っていたが、常勝軍団の2トップを張る意地が垣間見えた。

 視察に訪れた日本代表の岡田監督からも「どう見たかって? 素晴らしいよ」と賛辞を贈られた。試合中には、G大阪の急造3バックについて、相手DF山口に「ガンバって3バックはダメですね。4バックのほうがいいですね」とアドバイスする余裕も見せた興梠。大迫の壁となり、エースへの階段を上り、鹿島を史上初のリーグ3連覇に導く。

(2009年3月1日06時01分 スポーツ報知)

興梠絶好調の影に好パスを出すダニーロの存在があることを忘れてはならぬ。

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5 コメント

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Unknown (柏の地から)
2009-03-01 14:21:47
昨日は確かにG大阪の不調もありましたが全体を通して素晴らしい試合だったと思います

個人的に興梠くんの活躍がすごく嬉しいです

来週の開幕戦・浦和戦でも昨日のような試合をみたいです
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コメントありがとうございます。 (原理主義者)
2009-03-01 16:32:55
ダニーロが健在ならば、昨日のような試合になるでしょうね。
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ありがとうございます (ダニファン)
2009-03-01 17:54:30
原理主義者さん、こんにちは!
私はダニーロのファンです。

原理主義者さんはいつもダニーロを見てくださっていてありがとうございます。

昨年のチームアシスト王に対し批判の声が多いのでいつも嫌な思いをしています。
ダメーロ等々言われたり…

でも、先日の水戸戦でのサイドチェンジに代表される視野の広いプレー、
それから、オリベも評価する真摯に練習に打ち込む姿を皆さんにもっともっと見てもらいたいものですよね。

ちなみに、昨年は読売戦・日産戦・ホーム大分戦・アウエー神戸戦とダニーロがいなければ勝てなかった試合は数知れずです。

つらつらと書いてしまいましたが、
いずれにしても原理主義者さんがダニーロのことを書いてくれると凄く嬉しいので、衝動的にコメントをさせていただきました。

ありがとうございます。
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コメントありがとうございます。 (原理主義者)
2009-03-01 18:21:00
07シーズンは日本サッカーに馴染めず苦労していましたからね。
また、開幕無勝利の戦犯に挙げられているような気がします。
ダニーロはスルーパスを狙っているので、スピードのある興梠とよく合いますね。
スタメンが田代から興梠に替わったこともダニーロにとっては良かったように思います。
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Unknown (Unknown)
2009-03-01 19:00:58
原理主義さん初めまして。
いつも拝見させていただいています。

昨日は国立で観戦しました!
快勝は嬉しいものですね。
茨城まで行くことは時間と金銭面により難しいのですが遠い地から応援してます!
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